つまり、多くの日本人がノーテンキなのだと私は思う・・・。
日本人全員がそうかと言うと、必ずしもそうではない。
とりあえず、案じている人は居るがそれでも行動を起こす人は極少ない。
政治不信、政治家不信と言われるようになって久しいが、ではどうするべきかを考えてしかるべき行動をすべきではないか?
私はその現状を見ると「滅びの始まり」を感じざるを得ない。
「自分が安穏と暮らして行ければそれで良い。出来れば家族も不幸にならないならそれで良い。」
そんな漠然とした思いで日々を過ごし、将来の日本のことなどあまり真剣には考えない・・・。せめて「心配だ」と言うぐらいが関の山で、何もしないで晩年を迎え、やがて自分の生き死にに直面して、それどこではなくなり、見事なまでに何もせずに死んで行くのだ・・・。
行動を起こさないそこの貴方!君のことだよ!!(不特定多数に対して)
「最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、 変化できる者である。」
これはかの有名なチャールズ・ダーウインの語った言葉として知られていますが、当たっていると私は思います。
人類も、その他の生物も、全ての地球に暮らす生物は地球環境の中だけで生存が可能な生き物です。
環境とは自然環境だけではありません、自分以外のすべてが環境であると理解しなくてはなりません。
また他人にとって自分は環境の一因子であることも知らねばならないのです。
すでに安全に生きて行ける既得権を得た者は普通変化を望まなくなるものだが、そうした保守的な環境を維持しようとする社会的な趨勢の中では閉塞感を持つ人も多く、それはたぶんフリーターでいるしかない様な満たされない若者がその代表だろう・・・。
そんな、正規社員になれない青年が溢れるような社会でも知らぬ振り?パートタイマーとアルバイトで会社を成立させるしかない様な企業構造はどうして出来た?仕方ないで済ませるの?自分さえ無事に生きて行ければそれで良いの?この先日本はどうなってしまうの?
そんな事言ったって自分一人では何も出来ないじゃない・・・。そんなこと俺のやるべきことじゃないんじゃない?第一どうやったら変えて行けるかアイディアも無いし、既存の政党に与してゆくのも面倒だしそれで変えられるかも疑問だ・・・。
その為に税金払っているのだし政治家と官僚、公務員が何とかしなくちゃいけないのじゃないのかね?・・・・。
公務員は公僕でしかないから彼らに期待してはいけない、そもそもそういう役割は彼らのものじゃない・・・。
選挙で選ばれた代議員の集まる議会が決定権を持つから、元を辿ってゆくと選挙で議員を選ぶという行為が、日本や地方自治体の方向を決めていることになる。
今の日本はそういう仕組みなのだから、それを使って変えて行くしか無く、他に合法的な選択肢は無い。
そして本題はここからだ・・・私は問題を感じた時は解決策まで考える、そうしなければグチばかり言う奴で解決しようという行動が伴わない人間ということになるからだ・・・。
私が思っていることは、議院内閣制を代表とする代議員制の政治形態はもう古いのじゃないか?ということだ。
ずいぶん前にも別のBlogに書いたことだが、直接政治を困難にした理由は現在の通信環境を考えればほぼ解消されたと考えて良いとは言えないだろうか?
通信による選挙はもちろんだが、議決さえ市民が直接投票できる通信環境がすでに整いつつあるのではないかと思える。SNSでイイネをつけるように法律を全員で決議するのが良いだろう。
私がそう言えば、セキュリティーの問題について疑問の声が上がるのは簡単に予想できるが、そう言う方は、銀行のWeb振り込み決済などが現実のものになっているレベルを考えてみて欲しい。
銀行でのWeb決済がほぼ安全に履行できる環境というのは、選挙のために小学校の体育館へ出向いて選挙することに比べどれだけ不確実な行為であろうか?
同等とはさすがに現在では言えないかもしれないが、Web経由の直接投票の確度を格段に上げて実施することを前提にしたセキュリティーを考えることは決して不可能ではないはずで、賢明な方法はすぐに構築できるはずだ。
むしろ問題になるのは、そういう方式を取り入れるために通過しなくてはならない法律の変更作業ではないだろうか?
結果的に代議員をなくそうという法案が当事者の代議員に依って可決される可能性は低いと予想されるからです。
職業的代議員がいる限り、または代議員であることを自己の利益と考える輩も多いだろうから、それが議会で承認される可能性は限りなく低いのではないだろうか?(その程度の奴らが議員になっているのは予想がつくからだが・・・。)
ではそれを変えることは出来ないだろうか?・・・いや方法はあるはずだ。段階的な方法で変えて行けると思うのだ。
その方法は、現職の議員が辞めさせられるのでは、さすがに抵抗は非常に大きいだろうから成立後25年の後に発効するような方法で法律を変えに行くことが良いと思う。
公職選挙法などの詳しい法律についての知識は今の私には無いから、問題はもっと多岐に亘るかもしれないが、要するに、現行法の中で将来の議決の仕組みを変えて行くことが必要だということに尽きます。
つまり、先ずは選挙に行って然るべく思う誰かに一票を入れねばならない。そして他方、こうした可能性を訴える運動も展開せねばならない・・・。
SNSやWebバンキングの実情を見ればそれが可能性の高いものであることは誰にでも想像が可能でしょう?
もちろん「成り済まし」をどうやって防ぐかは、大きな課題ですが、銀行のWeb決済が成立していることをお考えいただくなら、決して不可能ではないことが解るはずです。
民主主義の多数決以外にもっと優れた方法があるのなら、それを検討すべきだが、もし現在あり得る方法で多数決が最も理に適っていると言うのであれば、直接投票で、全てを決定する方法があり得ることを知っていただきたいと思う者であります。
日本が未来にも存続するために、全ての環境に対して適応しなくてはなりません。
ダーウインの語った言葉は我々日本という国と民族がこの地球で生き残るためにも当てはまると思うのです。
GHQの草案に基づいた日本国憲法をかたくなに守ろうとする行為はダーウインの言う「変化できる者」とは対極的なことであり、硬直し進化できない存在であるように思えます。
現状に甘んじる者は滅び行くべき者と言うことも可能なような気がします。
未来により良い日本を私は残したいのです。