今までの「なんちゃって電気自動車」のプリウスPHVから、今度は「ホンモノのピュアEV」であるベンツEQAが我が家に到着しました・・・
「役目」を終えた電動アマガエルのプリウスPHVと交代です・・・
50年以上住んだ東京から、あこがれの房総半島最南端(ホントに地の果てで、すぐ前が太平洋の外洋!)の南房総白浜に移住して2年半、その間停電対策の「走る発電機」として大活躍してくれた「電動アマガエル」のプリウスPHVは、実によく働いてくれました・・・
おととしの台風19号による「房総大停電」では、3日間フルに発電して家に電力を供給してくれて、おかげで冷蔵庫と浄化槽、室内照明はいつもと変わらずに・・・もっとも、テレビとネットと電話はすべて中継局のバッテリーが1日目でダウンしてしまったため、それはどうにもならず・・・マジに音信不通の陸の孤島で、夜になるとあたりは真っ暗け~・・・
3日間で使ったガソリンはたったの18リッターでしたから、信じられない「エコ」なクルマ?発電機?でした・・・HVモードでも東京往復でリッター35キロは楽に走るウソのような・・・
そんな「申し分のないエコカー」なのに、今さらなぜに「完全EV」などに入れ替えたのかと言うと、それは去年の春に太陽光発電がようやく本格的に稼働して、今度は逆に「電気余り」になったから・・・
というのは、このプリウスは、PHVでしかないので所詮はバッテリーは飾り物程度、往復60km分のごくわずかな蓄電量・・・
となると、日照時間の長い夏場は家の蓄電池とプリウスの両方に充電してもまだ余ってしまうわけ・・・東京電力には売電しないとこういうことに?・・・
でもこれは想定した上で自家消費を選択して太陽光を導入したんですね・・・なので、クルマのEV化は東京からの移住前に新居の設計に入れてありました・・・
ただ、竣工時点ではまだ太陽光発電で設備もまともなEVもまだなかったために、その時点で最適だったプリウスPHVを、いわば「ツナギ」の「クルマ」と「自家発電機」の両方で活躍してもらってたと・・・
それが、去年太陽光設備が稼働してからは、「自家発電」の部分はソーラーパネルと家の蓄電池が受け持ち、PHVの部分だけが「サブ蓄電池」として余剰電力を「吸収」してくれて来たものの、今年になって世界中から一斉に本格的なEVが発売され始め、これらが家の蓄電容量の何倍も「吸収力」があるために、「世代交代」させることとになったというわけで・・・
で、やっと本題のEQAのこと・・・
こんなわけで、プリウスPHVの代替車は夏前には入れたいと思っていました。
ところが、航続距離の長い、すなわち蓄電容量が大きい第二世代型のEVがなかな発売されず、今年に入ってようやくまともなものが各社から出始めたものの、まだ生産台数が少なくて、欲しくても手に入らない状態に・・・
実は本命はEQS(SクラスのEV版)だったんですが、それはまだ来年夏以降の発売のために、とりあえずは発売されたばかりのEQAで行こうと思ったものの、今まで付き合いのある東京の販売会社も、タマがないのでどうしようもないと・・・
第一陣はすでの完売、第2陣も夏以降でそれも成約済みで、そのあとの冬になっての納車ならという惨状・・・
でも、余り電力を今年こそはどうにかして何とかしたいの一念で探し回ったところ、運よく地元千葉(灯台もと暗し!)のシュテルンで新車のキャンセルが出たために、即断即決したというものです・・・
なので、今回は今までのなじみのディーラーでの値引きや、内装や装備の指定もできず笑・・・
いわゆる在庫即納車なんですが、在庫と言っても価格交渉中にドイツ本国から大洗港に着くというバリバリ新車で、これを逃したら次の生産分を冬まで待つしかないという離れ業でした・・・
結果、新型新車にもかかわらず、契約捺印から10日で納車になるという奇跡的な事態に・・・
この直前に、元・地元の東京門前仲町の深川不動さんのおみくじが大吉だったのはこれか~?・・・
納車も自走ではなく、オドロキのトラック積載で到着・・・午前中に袖ヶ浦で登録したあと、白浜まで爆走してきたのだそうな・・・その方が早かったらしく・・・
納車時の走行距離は11キロでした・・・
これがうちでは歴代9台目のベンツで、EVはもちろんこれが最初・・・ベンツ自体でも、EQCに次いで2台目のEVという「ハシリ」モノ・・・
国産車でなくてなぜにベンツ?という理由は、ベンツが「世界一の実用車」だから・・・新車から5年間は日本中のどこで壊れてもトラックのお迎えが来て、何があってもすべてタダ、整備費用も5年間はタダ!ですから・・・帰りの交通費やホテル代も出ます・・・
この「メルセデス・ケア」はガソリン車では3年間なんですが、EVは5年間で、しかも最初の1年は提携カードで日本全国の充電スタンドのどこでも充電料金が無料・・・
ね、「実用車」でしょう?・・・
コストだけでなく手間やリスクを考えると、国産車が逆に「高すぎる」と思えてしまって・・・質的な違いもありますけどね・・・
走りや使い勝手については、プリウスPHVでの「なんちゃって電気自動車」ですでに検証済みだったんですが、やはり大きく違うのは「電費」・・・
前のプリウスが10km/kwhなのが、今度のEQAだとその半分の5km/kwhくらい・・・ガソリン車だとリッター5キロって感じで・・・SUVで重いからしょうがない?・・・2.2トンもあることだし・・・
やっぱりプリウスの燃費?は世界一かも・・・実際、HVモードでは東京-白浜下道往復300kmで、オドロキのリッター35キロ!は当たり前でしたから・・・
でも、最初から電力は余っているので電費の悪さはどうでもよく、それよりも電気仕掛けのオモシロさが勝っているので、ここらはどうにか・・・
もっとも、太陽光設備にベンツ一台分は楽にかかっているので、経費的には大赤字なんですけど、「いつでも自分ちで満タンにできるぞ~」という精神的なラクさは何モノにも代えがたく・・・
でも、「電気自動車というわりには、「新しモノ感」が全くないのは、ちょいと淋しい感じで・・・
それをイチバン思うのは、ボンネットを開けてエンジンルーム?を見た時・・・
なんと、360CCエンジンみたいのが鎮座してるんです!・・・画像はちょっとわかりにくいかもですが、ムカシの軽自動車みたいなんですね・・それに、エンジン・クーラントらしきピンクの液体の入ったタンクまで・・・
実は、これはエアコンの室外機と冷却水・・・内燃機関のエンジンがないEVでは、暖房も冷房も電気仕掛けなので、家庭のエアコンのシステムを持ってくるのは一番簡単なのですが、そのついでに動力用のリチウムイオン蓄電池の冷却をやってるわけで・・・
プリウスの場合は、蓄電容量が小さいために、空冷で済ましていた(リア座席に吸気口がありました)が、EQAは容量がその10倍なのでこれが必要というわけです・・・
とはいえ、国産・輸入を含め、EVの蓄電池の水冷システムはまだ少数派なので、まだ珍しい部類です・・・
それから、もうひとつの「トホホ」・・・
最高時速が160km/hまでなんです!・・・
国産普通車は180km/hで、うちの軽のコペンすら140でリミッター作動・・・本来ならリミッターなしの青天井?なのが輸入車なのに?・・・いままでのベンツと違う?・・・
まあ、これはまだ「ハシリ」の「初物」なので仕方がないと・・・
実際、従来のガソリン車と同じ「最高速野放し」にすると、バッテリーがすぐにカラになるのは見えているので、「航続距離勝負」の現状ではこれも致し方ありませんね・・・
ちなみに、プリウスPHVでは強制的にHVモードに切り替わり。エンジンが始動するようになってました・・・バッテリーだけでなく、モーターの寿命もあり・・・
いずれにしても、冒頭での既述のように、「即納・即戦力」という要素を最優先しために、どっちかというと「内容不問」のクルマ・・・だから、細かいことは気にしない・・・と自分自身を説得してます・・・「走る蓄電池」でいい、ということももうひとつの大きな要素・・・
それに、来年本命のEQSが発売されるまでの「新たなツナギ」ですから~( ´∀` )
あ~、新しい仕掛けの「MBUX」については、またブログに上げますね~・・・これもヘンタイが涙を流して喜びそうなヘンなモノ・・・ガソリン車にも同じものが付いてますんで、ご存じの方も多いと思いますが、お楽しみに~・・・
追記:
待ちに待った本命のEQSがやっと日本で発売され、すぐにオーダーを入れても待ちぼうけ・・・
千葉のディーラーの不始末から半年以上待たされて届いたものの・・・
続きはEQSの部で〜👻