240同時点火方式へ その1・下準備編
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
2010年辺りから、海外ではボッシュLH2.4ジェトロニックECUで動くボルボ(高年式の240、740、940)を同時点火方式に改造する動きが始まってて、そのためのチップ販売やノウハウがフォーラムで議論されている。イグニッションコントロールユニットから点火信号を拾って、直接コイルに送る事でデスビを介さず点火コントロールする訳ですが、通常のポイント&デスビ方式より正確な点火タイミングが取れる事でパワーや燃費の向上、デスビ周りの消耗によるトラブルを回避できると言うわけです。また、排気側にも点火される事で、不完全燃焼状態のガスが完全燃焼され、NOXなど有害ガスの低減も…と言う話もあります(本当か分からんけど)。
こんなに聞く限り魅力的なカスタムですが、じゃあ日本でそう言うカスタムしたよと言う話は…自分の知る限りゼロ。そもそも、2010年代はFRボルボ自体もう生産されてないし、中古車も国内はほとんど絶滅危惧みたいな状態だし。そんな環境でわざわざDIYで点火方式の変更まで踏み込む人なんて…まあやらない方が普通ですねw
自分は海外から情報と材料を集めながら、なんとか同時点火方式を試してみたいと思います。もしかしたら失敗して頓挫するかもしれないし、上手くいくと嬉しい。牛の歩みですが、機会と時間を見つけて進めたいと思います。
早めに記録しておかないと色々忘れてしまいそうなので、状況が進み次第、随時アップしておきます。腰の重い性格なので、少しずつ更新する予定です😅
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ある程度パーツが揃ってきたので紹介します。同時点火用のチップボード、イグニッションコントロールユニット、イグニッションモジュール(イグナイター)、点火コイル、そして配線ですね。
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チップボードはスウェーデンのBuchka engineeringと言う会社が開発したボードで、海外通販で購入しました。イグニッションコントロールユニットの中に配置して点火信号を取り出します。
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イグニッションコントロールユニットはEZ116Kと呼ばれるユニットで、ボッシュのLH2.4ジェトロニックのECUに対応する物です。番号末尾3ケタが9XXで終わるECUならおそらく大丈夫かと。
もちろん自分の車両に対応したユニットが必要で、前もって要確認です。今回は改めてヤフオクで、現車の物と同じユニットを入手しました。
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チップからの信号を受けて、点火コイルに信号を送るイグニッションモジュール(イグナイター)。同時点火方式に対応したモジュールが新たに必要です。今回ははユーノスロードスターのNA6型用のモジュールを流用する事にします。
※余談ですが、イグナイター本体よりも右側にある専用のカプラーを入手する方が手間が掛かりました😅
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点火コイルも純正の円筒型コイルから、同時点火用に変更する必要があります。Buchka社の勧めもあり、今回はボッシュのコイルを使用します。
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配線はエーモンの自動車用配線を揃えました。ユニットない配線用の0.2sqから電源用の2.0sqまで、太さで色を変えて用意しております。
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ICUは横から7本のトルクスネジで固定されているので、全て外すと簡単に内部にアクセスできます。そして写真はいきなりICU基板とチップの配線が終わってます😅笑。
基板からチップへの配線は4本。2本は基板から直接配線を取り、もう2本は抵抗やICの足から配線するので、やや集中力が必要です。といっても15分ほどで終了。HPに掲載されているインストラクションの通りにやればいいのです。ここではまだチップからイグニッションモジュールへの配線は取り付けていません。
信号線なので30AWG相当の非常に細い線でも大丈夫と開発者の人が仰っていたので、今回は24AWG相当の0.2sq線を使用しています。中学生以来の電子工作でしたが、それなりにちゃんと出来ました。あの時やってて良かった😂
次回は、イグナイタとコイルを設置するブラケットを作製する予定にしています。
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