「ヘッドライト用H4カプラーの不具合」「正しい結線の決戦」3巻
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ここからは「なぜ修理してもらったのにすぐに接触不良をおこしてしまったのか」を調べる事に致します!( ー̀ωー́ )!
これは車屋さんが実際にヘッドライト修理に使用したAMP製の「エレクトロタップ」(防水タイプではない)物です。
使用されているエレクトロタップは、上の水色の丸部分には「0.5」と記入されており、下の青色の丸部分には「0.85」と記入されております。
この意味は、「0.5~0.85」スケアの配線の太さの範囲ならば使用しても良いと言う意味となります。
配線には0.2などのように細い物や2.0のように太い物がありますが、このようなサイズの配線にはこのエレクトロタップは使用してはいけません。( •̀ㅁ•́;
2
これはエレクトロタップのカバーを開いた状態です。
エレクトロタップは黄色の丸部分のアルミ素材の二つの割れ目に配線と配線をセットして「プライヤー」で挟めば簡単に短時間で結線する事が出来るとても便利な物です。
3
エレクトロタップは昔に比べてとてもいろいろな物のタイプが増えて来ておりますが、ほとんどが同じ仕組みになります。
画像は例ですが、このように緑色の配線と黄色の配線を結線した場合、黒色の矢印の部分をプライヤーで挟み込めば1分以内に結線する事が出来ます。
4
これは4年11ヵ月の間、何度も何度も接触不良を起こしてついにヘッドライトが点灯しなくなった一番の原因の部分の結線部分です。
青色の配線は車両のハーネスの物ですが、太さは1.25もあります。
0.5から0.85の配線の太さしか使用してはいけない物に1.25の配線を強引に使用していたのです。(•́-•̀٥)
この接続部分を取り外してみると………
5
右側の青色の丸部分は私が配線の被膜を取った方ですが、被膜にしっかり覆われていたので折り曲げてもまったく折れません。
左側は赤色の丸部分が接続されていた実際の部分ですが、導線に負担がかかり、導線が16本中、5本切れていました。(•́ω•̀ ٥)
しかもエレクトロタップが防水ではないので、導線がもろくなり、他の折れていない部分も簡単に折れそうになって腐食しておりました。
6
普段、私は電気作業の中ではほとんど使用する事はありませんが、まだ完全防水型「トラストタップ」をしていれば導線の腐食はこのようになっていなかったと思います。
こちらの物はエレクトロタップの接続部分に防水ゼリーがセットされた物になります。
エレクトロタップは実際に「ETC」や「ディライト」などの取り付けにほとんど使用されているとても便利な物ですが、今回のように防水ではないエレクトロタップをエンジンルーム内で使用したり、使用範囲内以外の配線を強引に使用すると必ず不具合が起こってしまうので、このような作業をするお店はあまりおすすめ出来ません………|д・)
7
車屋さんが修理した原因が全て分かりましたので、ここからが全て私の修理方法となります!!!( ๑>ω•́ )۶
これはどの車にも言える事だと思いますが、ヘッドライトのバルブ交換をする時、あまりにもバッテリーがヘッドライトバルブの裏側に近いとカプラーを抜くのが大変であったり、狭すぎてバルブを落としたりしてしまう事などがあると思います。
Y31セドリック、グロリア、シーマはバッテリーが右側にあります。
二つの赤い丸のポイントがヘッドライトバルブを交換出来るスペースですが、左側が簡単に出来ます。
ですが右側はとても狭いです。
この狭さだと、今回のトラブルなどが起こった場合、チェックやカプラー交換も一度バッテリーを下ろさないといけないので、バルブ交換、点検をもっとしやすいように新たに狭い右側のみH4カプラーの本体配線から約100mm部分をカプラーで取り外しが簡単に出来る方法をする事に致しました!( ´罒`*)✧
8
今回使用する「矢崎総業 防水カプラー」の4極になります。
水がかかりやすい部分でも腐食せず、オス、メスの合わせ具合がとてもしっかりした素晴らしいカプラーです!(ㅅ´ ˘ `)♡
4巻へ続く………。
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