フロントスピーカー、アネックス

昨夏から１月にかけて、フロントスピーカーを交換・改良してきたのであるが、実は内張が上手く収まっていなかった。

丸いスピーカーなのに、なぜかグリルはおむすび型で、バッフルをつけて、少し飛び出した分、収まりが付いていなかった。

バッフルの効果で、素では良い音になったのに、いざ内張を嵌めると高音も低音も、何かごそごそし始め、後から増設した４インチのリアスピーカーに負けていた。

実は、本来ならば上図のように、ピッタリ収まっているはずの内張が、

下図の様にバッフルの分だけ１０ｍｍ位浮いてしまっていた。

当然スナップは固定されておらず、内張がバフバフの状態なので、低音はスポイルされ、高音もプラスチックのグリルの奥から音を出していて、本来の音が届いていない状況であった。

つくばのドナーからドアの内張を１セット、レスキューしてきたのを機に、改良作戦を始動した。

と言っても、内張の造形も当然おむすび型で、丸いスピーカーの出っ張りを吸収するのは、結構面倒な作業であった。

パーチクルボードに、バッフルに合わせたけがきを入れるのも、三次元の微妙な線引きになる。

カッターで丁寧に、かつ、化粧ビニールに傷を入れぬよう、丹念に根気よく切れ目を入れていく。

難しい作業をこなしながら思うのは、

そもそもなぜ、グリルが最初から丸くないのか？？
思えば、リアスピーカーの開口部も、ぷよぷよ型だし・・・？？

マツダが、とは言いたくないが、カーデザインへの不信が沸々と沸いてくる！！

仕上げにスピーカーグリルをはめ込み、音を出してみると・・・！！

低音はバッフルの効果がそのまま出て、やっとドア全体から音が出るようになり、あふれるほど増強された！

高音はツィーターから直接耳に届くようになり、クリアー感が断然違う！！

当然の事ながら、すっかり別の音響環境が得られた。

ここまで結局１年間、結構な手間であったが、成果は上々！！

音源がＦＭだけでは寂しいような気になってきた。