2017年02月05日
いつか自分も救われる・・か?
仕事の帰り道。正直言って疲れてもうご飯食べて寝たかったんです。
でも、交差点のそばでボンネットを開けてバッテリーケーブルを手にしている人の姿が。
どうやらバッテリー上がりのクルマを、通りがかった人が救助しようとしているように見えました。
「ああ、助けてくれる人がいてよかったね」
とやりすごそうとした・・けど、胸に引っかかるものを感じて近くにクルマを停めて、声をかけてみました。
黒い軽自動車に乗るオバサンのクルマのバッテリーが上がってしまい、通りかかったオジサンの軽自動車でケーブルを繋いでエンジンを掛けようとしている状態だった。
オジサンはクルマへの知識は「ある程度」あるようで、バッテリーの端子同士をケーブルで繋いでオバサン号のエンジンを始動させました。
「じゃ、よかったね~解決ださ~」
で済ませては俺が来た意味がありません。
クルマからテスターを持ってきて電圧を測ると、発電量がまるでない。
この展開は何度も経験しているので、見るべきところは・・そう!ファンベルト!
案の定、ベルトがぶっちぎれてオルタネーター(発電機ね)もウォーターポンプも稼働していない状態。
オバサンへは「バッテリーを交換してもすぐに上がってしまう。発電機のベルトが切れているし、バッテリーの電圧が残っている状態で走れたとしてもオーバーヒートしてしまう。レッカーを呼んで整備工場へ行くべきです」と伝えました。
仕事帰りとあって会社の制服のままだったので「○○○(社名)の人が来てくれてよかった~」とオバサンは大変喜んでいた模様。
連絡を受けたのか、駆けつけたオバサンの旦那さんにも何度も頭を下げられました。
家に帰るともう20時。せっかく仕事を早めに切り上げたのに、何をやっているのやら。
ぶっちゃけ去年の1月・・忘れもしない、結婚式の前日の夜にも同じようにベルトが切れて走行不能になって交差点を塞いでいた軽自動車のオバサンを救助しているんですよ。
人間なら擦り傷やちょっとした病なら寝ているうちに治っていきますが、クルマってのは機械ですから自己治癒能力はありません。
どこにダメージが及んでいるか、プロでも気付ない場合もあるんです。
プロでさえ分からないんだから・・ベルトがヒャラヒャラ・キュルキュル鳴いている、走行中に音がする、加速が良くない気がする・・など、ちょっとでも異変を感じたらまず点検に出すべきです。
修理で高い金額を請求されるのが嫌だ!と思ってしまうんでしょうか。
もし・・走行中にエンジンが急停止したら?パワステもブレーキの倍力装置も効かず、周りを巻き込む事故に繋がりかねません。事故にならなくとも、レッカー費用や故障によって目的地へ着けない事による時間的損害を考慮すると点検費用なんてものは安いと思いますよ。
・・さて、先日近くのお山に雪上走行を堪能しに行ったんですが。
そこでもスタックしていた黒いセダンを救助しましてね。
1円の利益にもならないし見返りなんて求めていませんが、クルマ関連の人助けばかりしている俺には・・日頃の行いの良さを讃えて良い事が起き・・
ないだろうけど。
日頃から愛車の状態は、自分の体調を管理するような気持ちで維持してほしいものです。
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Posted at
2017/02/05 01:53:46
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