吸気温アップの夢捨てきれず
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
エキマニから高温の空気を導入し、インタークーラをカバーすることで、吸気温は10℃ほどアップするようになりました。
現在1月、気温0~5℃で吸気温度は、15℃ほど。
理想とされる40℃には遠く及びません。
終了したつもりの工作ですが、もう一つ確認したいことが残っているので、冬の間に試してみます。
それはエンジンルーム内の剥き出しエアクリーナ。
真夏に60~70℃に達するだろうことから、エンジンルーム内に吸気口を配するなど、考えたくないことです。
また、この手のパーツは総じて吸気音がうるさくなるようです。
個人の好みはそれとして、周囲に配慮すれば、使いたくない製品です。
使いたくないパーツではありますが、手軽に効果が確認できるので、重い腰を上げて試してみます。
2
BLITZやWirusWinの製品は、洗うことができる点は良いですが、ちょっとサイズが大きめ。
あと今後の小細工を考えると、エンドキャップが金属であることもネック。
ネット上で探し回ったところ、希望に合いそうな製品が見つかりました。
送料込み約1500円前後で大陸から届きます。
乾式、エンドキャップ:ラバー、洗浄して繰り返し使用OK。
まぁ、吸気温アップの効果が得られない可能性もあるので、お試しとあきらめがつく価格ですね。
3
写真上でエンジンルーム内にレイアウト。
フリーソフトJWcadを利用しました。
寸法を基準に写真を配置できるので便利です。
なぜエンドキャップがゴム製を選ぶか、お気づきの方もおられるかと。
4
まずは基礎データを取っておきます。
赤◯:これまで熱電対で計測していたのと同じ、シリンダヘッド上。
水◯(点線):OBD-Ⅱから得た、吸気温度。たぶんMAPセンサ情報。
黄◯:今回エアクリーナを配置する予定位置の熱電対。
緑点線:エンジンルーム間仕切り
エンジンルームの間仕切りは、エキマニ・マフラーそれにヘッド上を囲えば、暖気を効率的に吸い込めるだろうとの考え。
5
ダンボールで形状を決めます。
ブラケットなど固定部品は使わなくても、しっかりと保持される形状。
お馴染み?のお風呂マットを切り取ります。
風呂→作業時に床に敷く→部品へと再々利用。
さすがにマフラーに接触させてはマズイので、20mmほど離しています。
(長期では、輻射熱で炭化するかも?)
6
お風呂マットをエンジンルーム内に配置。
7
まず、間仕切りなしで計測結果。
注目点はシリンダヘッド上との温度差。
エンジン始動から走行開始し、約5分後に5℃。
それ以降は、10℃と見事にリンクしています。
この差が小さいほど、エンジンルームの熱気をうまく吸入できていると判断します。
外気温はほぼ横ばいになるはずですが、センサをドアヒンジ部に配置したのがまずかったですね。
8
間仕切りを装着しての計測結果。
エンジン始動から走行開始し、約5分後に10℃弱。
それ以降は、15℃の差。
なんと予想に反して、囲った方が温度が下がってしまいました。
有り無し2日のデータを見ましたが、差は同じでした。
これが難しいところ。
エンジンとマフラーの間の空間が負圧になっていて、熱気を吸い出してしまったと考えています。
間仕切りのマフラー前をカットしていくと、ある長さで正圧/負圧が反転するような気もしますが、気が遠くなる作業なのでやりたくありません
ゎ。
エンジンルーム内換気のためにバンパに穴を開けるのもそうですし、吸気ダクトの口を車体の前に置くのも同じ。
間違いなく正圧or負圧が発生していることを確認できなければ、逆効果にも気づかないこともあるわけでして。
購入をためらっていたデータロガーでしたが、持っていなかったら あらぬ方向に向かっていたでしょう。
ただし、ここにエアクリーナを設置すると、影響の度合いは別にして、吸気による空気の流れは変わるはずです。
間仕切りは効果なしと言い切れない…
そんなことを踏まえつつ、部品の加工を始めます。
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