• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

さまさま@愛知の"青色アイ" [三菱 アイ]

整備手帳

作業日:2023年1月29日

エンジンルーム内吸気の結果は

他の整備手帳を見る 他の整備手帳を見る

目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 12時間以上
1
寒い日が続きます。
目指せ、吸気温度30℃と題して…いませんが、細々とやってきた工作。
排熱を利用しない手はないと、エンジンルーム内で吸気させるようにしました。

データロガーでロギングした結果を列記しますと。
まず、エアクリーナ部で、エンジンルームを仕切る板の設置。
熱気が逃げないようにトランスミッションの上からマフラーまで囲い込む作戦。

青くベタ塗りした領域が、シリンダヘッド上とエアクリーナ位置の温度差。
この落差が小さいほど、うまく熱気を吸っていると考えます。

停車中(車速0km/h)はヘッド上の温度とかなり近いことが分かります。
今回のエンジンルーム内吸気工作の前に、同じ位置で計測した結果は、これほど近い値にはならなかったので、吸気によりヘッド上の空気を引き寄せていると考えてよいでしょう。

走行中は10~20℃の低下。
床下に負圧が発生して、熱気が吸い出されているのかも知れません。
マフラー前の空間に、スパッツでも設置すると激変する可能性はあります。

エンジン停止後 温度は反転し、エアクリーナ位置の方が10℃ぐらい高い値になりました。
これはセパレータ(間仕切り)による囲い込みの影響でしょう。
2
次に、エアクリーナ近くだけセパレータを残し、マフラー側を撤去した場合。
停車中の温度上昇が、フルに比べ、5°ほど低くなっています。

走行中は、フルと同じような値です。

エンジン停止後の反転も同じ傾向です。
3
そしてセパレータのない状態。
この計測は、高熱源の近いヘッド側と空間が広いトランスミッション側では、当然大きな差があると考え、熱電対を追加計測しました。
4
結果ですが、セパレータ有りと比べ、停車中の温度差が明確に出ています。
面白いことに、エアクリーナを挟んだ対向位置で計測した値は、停車中は同等、走行中にトランスミッション側がやや低い。
差こそあれ驚くほどの違いではありませんでした。

ここまで見てきて、吸気温度アップなら当然セパレータありでしょう、となるわけですが。。
5
各部の温度計測結果はそれとして、実際に吸気温度が上がっていることの方が大事。
これまで保存してきた大量のログから、気温・発進・停止・走行時間などの環境や走行パターンが似たものをピックアップしました。
エンジン始動時からの温度上昇を整理してみます。

(1)ノーマル
 始動から5分ほどで上昇を始め、10分後に+5℃となり、以降横ばい。

(2)暖気吸入(エキマニ外周から導入)
 わずかではあるが、始動直後から上昇。
 ノーマルよりやや早く+5℃になるが、その後は+7℃ほどで横ばい。

(3)始動から5分ほどで上昇を始め、ノーマルより若干早く+5℃。
 徐々に上昇し、12分ほどで+10℃。
 その後も少しづつ上昇し、16分で横ばい。
 セパレータによって、若干の差が見られる。 この結果では半分装着が良さそう。
6
「まとめ」になるような、ならないような。
・エンジン始動から5分までは、冷え切った吸気系パーツに熱を奪われているようだ。
 使用パターンが短距離主体であれば、工作のメリットはない。

・短時間で高温になるエキマニからの導入は即効で効くが、Φ20程度では役不足。
  Φ50もあれば、かなり違う結果になるはず。
 ただし、熱源が高温なだけに、温度が上がり過ぎた場合の対処を考える必要あり。

・エンジンルーム内吸気は、計測誤差を差っ引いてもそれなりの効果がある。

気温が上昇するとどうなるかは押さえておきたいので、当面、エンジンルーム内吸気を続けてみます。(吸気音が耳障りですが)
セパレータは迷うところですが、有無に大差がないことと、停止後にヘッド上の温度が急上昇することから、安全を見て無し。

燃費に関しては、水温や排ガス濃度などの影響が大きいと思うので、効果は期待できないし 期待もしません。
もしかすると、ヒータ水路遮蔽改造とセットで、ドンと改善するかも知れませんけど。
https://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/2245286/3877946/note.aspx
春先から秋口のエンジンフィールが良いという経験から、少しでも良いフィーリングが得られれば、、そんな工作でした。

長距離や極端な負荷状態変化などでどうなるか見たい気もしますが、膨大な時間がかかりますね。
誰の役にも立たない興味半分でやってますので、苦痛になるようなことは考えないことにします。

関連パーツレビュー

イイね!0件




関連コンテンツ

関連整備ピックアップ

大容量インタークーラー

難易度:

燃費向上計画・スロットルスペーサーVer3.0

難易度:

VVC取り付け。その一下準備(^^)

難易度:

エアフィルター交換

難易度:

キタコ・ビッグファンネル(50φ) 追加

難易度:

エアフィルター交換

難易度:

関連リンク

この記事へのコメント

2023年2月5日 18:09
進化していますね~~。
ノーマルのアイが隣にあって乗り比べた時、劇的な違いに嬉しくなるでしょうね。
すばらしい。
コメントへの返答
2023年2月5日 21:38
いゃいゃ、コータロさんのサスペンション考察と試行には及びません。
何にしても、計測室が家にない一般人は、毎回異なる値に翻弄されながら、自分なりの答えを出さなくてはならないので、大半が無駄な労力になりますね。

プロフィール

「[整備] #XLR125R タペット調整(5.40万km) https://minkara.carview.co.jp/userid/274638/car/1477100/7836910/note.aspx
何シテル?   06/17 22:26
オートバイ旅行が好きな会社員です。(もうじきパートにしてもらいます) しょっちゅう車のパーツを外しているせいで、ご近所や友達には『車好き』で通っています。 ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

リンク・クリップ

[三菱 アイ] 【備忘録:93982km】ツイーターのコンデンサ交換 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/05/07 20:28:05
ホンダ・ビート、登り勾配でのトルクの細り対策(まとめ、その2) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/11/13 08:01:45
吸気管切り替え① 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/02/19 23:24:08

愛車一覧

三菱 アイ 青色アイ (三菱 アイ)
残念ながら生産終了してしまって、新車を購入することはできませんでしたが、程度の良い200 ...
ホンダ モンキー オランウータン (ホンダ モンキー)
1972型で、オリジナルカラーはオレンジっぽいメタリックでした。 30年前は3台あったの ...
ホンダ XLR125R XL (ホンダ XLR125R)
前のオーナーさんがレースに使っていました。 タンクは凹み、シートは裂けのポンコツを譲って ...
ホンダ TLM50 エムちゃん (ホンダ TLM50)
トライアルなどできもしないのに、デザインがとても美しくて購入してしまいました。 それもず ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation