ミクニTM24フラットキャブレター装着計画

思いつきでまたポッケのキャブレターを変えてテストしてみようと思いました。

購入したのはキタコから販売されているミクニTM24フラットキャブレターキットです。

もちろんポッケ用などありませんのでこれはTDR50/80用のキットです。

最初はキャブレター単体で買ってインシュレーター(マニホールドとキャブレターをつなぐゴムのジョイント)は別で揃えようと思ったのですが、積み上げていくとキットで買った方が安上がりかなと思ってこのキットを購入しました。

左がTM24で右がVM20。

多少高さがありますが大きさはそれほど変わりません。
とくに重量については正確には測ってませんがTM24のほうが軽い感じがします。

付属のインシュレーターですが、このように穴ピッチがポッケ等に使うマニホールドと同じ51mmなのでそのままポッケ用のマニホールドにつきます。

ただしポッケ等のVM20用のマニホールドの内径は22φなのでこのままでは段つきになってしまうためリューターで内径を広げて24φにします。

テーパー状になった穴の頂点の部分を削るだけなのでリューターがなくてもヤスリでも加工できます。

次はスロットワイヤー。当然ですがインナーワイヤーの出っ張りが長くならないとスロットルが閉じなくなります。
キットにはその専用ワイヤーが付属しています。

ポッケの純正スロットルワイヤーと比較すると5mmインナーワイヤーが長いです。

VM20にはポッケ純正ワイヤーがそのまま使えていますので、TM24とどのくらい違うか実測で計測します。

キャブレターのトップキャップのアウターワイヤー座面からバルブ全閉時のスロットルバルブのインナーワイヤーの先端コマの座面までの寸法を比較すると、VM20は48mmでTM24は50.5mmでした。
(このVM20はトップキャップがすでに2mm詰めてあります)

その差は2.5mmですので、TM24のトップキャップのアウターワイヤー座面をドリルで座グリ加工して3mm〜5mm程度深くすればポッケ純正のワイヤーのままで使えます。
この部分の肉厚は10mm以上あるので5mmまでなら強度的にもまったく問題ありません。

最後に気になったのはスロー(パイロット)アジャストスクリューの位置。
これは購入前にチェックし忘れていました。

ポッケは右側にアップチャンバーが通っているため、チョークノブやアイドリングのアジャストやスローのアジャストは左側からじゃないと調整できないのです。

ですが写真のようにこのTM24キャブレターはスローアジャストスクリューが車体につけたとき右側なのです。

これはやばいかも？

その確認をするため暗くなってしまいましたがとりあえずフィッティングテストをしました。

見てのように既存のマニホールドにそのままついて問題ありません。

問題のスローエアスクリューですが、見てのようになんということでしょう、ちょうどガソリンタンクとチャンバー(につくサイドカバー)の隙間からドライバーがバッチリ入る絶妙な位置に！

これならテスト走行中にロングドライバー持っていればいつでも調整できます。

以上のように今のところ装着に大きな問題はないように感じます。

とりあえずこのまま計画を進めてみましょう。