オイルプレッシャーゲージの交換

写真上は交換前、下は交換後です。
新車1年目に今は無き上野のバイク街で衝動買いしたハーレー純正のオイルプレッシャーゲージ。以来20年以上付けていますが、実は動かなくなってから彼此8年近く放置してました。昨年メーターカバーが割れて来たので自作アクリル板と交換した際に補修しようと試みましたが、針が完全に死んでおり、そのままそっ閉じしてました(^^;;

純正品を新品購入すると2万円近く値が張るので、オークションを漁っていたところ汎用品の新品が2000円台で出てたので即決。サイズが多少合わなくても無理矢理つける覚悟で思い切って落札しました。

経年の振動で下の受け皿の鉄板がひん曲がってしまい、大元のステーごと外さないとムリそうです。
残念ながらロッカーアームカバーのボルトがあと数センチで干渉するためシート外してタンクのボルトを外してタンクを少し持ち上げて外します。

モンキーでオイルを通すホースに接続するボルトを外して新しいのに繋ぎ変えて動作テストです。エンジンに連動して針も動いてバッチリでした。

ひん曲がってしまったステーを取り外すのにかなり苦戦しました。曲がった部分を元に戻そうとするも車載工具のモンキーではサイズが足りず、サイズのデカいモーターレンチでは引っ掛かりがなく滑って力が入らず途方に暮れました。

滑らない様にギザギザしたもので挟めればいいのですが、肝心のネジザウルスz も小さ過ぎてムリです。
何か手はあるはず！考えろ、考えるんだ！炭治郎！ww

そうだ！あれなら！

実家の庭の端に20年くらい使われてなさげで完全放置されていた超巨大モーターレンチでバッチリ挟めました！
どれくらい大きいかというと…

ギャグみたいな大きさですw
対比で純正のモンキー置いてみました。
重さも10キロ以上はあるので挟んで1回打ち付けるだけでひん曲がりも直り無事ステーを外せました。

それにしてもこんな馬鹿でかいレンチが何故ここに？
絶対にホームセンターでは売ってない業務用レベルの工具です。まさに今日のこの日のために出番を数十年待ってたかの様です。工具の力って本当に凄いＺ

一難去ってまた一難
ステーのサイズが直径にして1ミリほど足りずゲージの淵まで差し込む事が出来ません。必然的にネジが届きません。さて困った(＞＜)

それならばとホームセンターでM5の少し長いナットとボルトを調達し両端から繋ぎ合わせる作戦で強引に挟み込み成功！
実はここまで行くのに片側のナットを強く締め過ぎて中折れしましたが、諦めず残りのねじ山で何とかリカバリーさせましたw

クロムメッキのステーが経年でひん曲がるくらいエンジンの振動があるので、耐久性が心配ですが一旦付けてみることにします。

念のため太い針金に耐熱テープを巻いてロッカーアーム側ステーとゲージのボルトの根元を絡め、万一下側のステーが外れてしまっても落ちない様に補強してみました

という訳で8年ぶりにオイルプレッシャーゲージが復活しました。10キロ程度の試運転しましたが、機能面でも強度的にも問題なさそうです。というか久々過ぎて正常値を忘れてしまいました(^^;;

ほとんど乗らなくなった時期にオイルがドロドロになり過ぎて詰まって動かなくなったと心配していたので取り敢えずそうでは無い事が確認できてよかったです。
久々に測ってみてアイドリング時に30psi弱、走行時には下がりますが、これからは定期的にチェックして感覚を養いたいと思います。（油温計も欲しくなってきたw）