ついに…きた、この日が。
もはや私の趣味になりつつあるトヨタレンタカーで借りての試乗です。
GRアクア、CH-Rときてついに今日、
一番乗りたかった86に乗ってきました。
私の住まいの近隣だとトヨタレンタカーは2店舗あるのですが、事前に電話で問い合わせて高い方のグレードを用意してくれるとこで予約。
カラーは指定できないので出会うまでのお楽しみです。
基本料金10260円(6時間パック)
免責保証1620円
マイル割引-850円
合計11030円
決して安くはない値段(~_~;)
今回も元を取る勢いで走り倒しますよ。
愛車ピクシススペースで到着し、周りを見渡す。
レンタル用のヴィッツやらプリウスが溢れる中に明らかに違う佇まいの車が一台。
彼はそこにいました。
( ◠‿◠ )( ◠‿◠ )やっば( ◠‿◠ )( ◠‿◠ )
後期型
GTグレード
ダークグレーメタリック
6AT
です。
撮影は公園の駐車場です。
私は車は白が一番好きなのですがこういう車には暗色の方がいいかもと思ってしまいました。
ナンバーが86になってるのもまた乙ですなぁ。
走行がすでに6万キロいっており、レンタカーとしてはご老体です。
では外観をチェック!
◆フロント◆
なんて悪い目つきしてやがんだ。
惚れてまうやろ。
雲がこれほど映り込むボンネット面積。
低くて平らなのが伺えます。
◆サイド◆
やはりクーペのボディラインは美しい。
昨今の車ではなかなかもう見れないシルエットです。
もし買うならオーストラリア仕様の巨大ウイング付けたいと思ってましたがウイングレスもいいなと思ってしまいました。
◆リア◆
なんだろうな、もう、言葉にできない格好良さ。
GTグレード以上にはマフラーカッターが標準装備されており、見た目だけならば社外品を付けずとも迫力あります。
音は録音し忘れたのですが、この純正マフラーがアイドリング時にボロロロ〜といい音してるんですよ!
◆足元◆
215/45R17
後期型のGTグレード純正ホイールです。
デザインは前期型よりゴツめですね。
86って純正ホイール18インチじゃなかったですっけ?私の記憶違いですかね。
ハウスは私の手で指4本が入りました。
これは車高も落とし甲斐がありますねぇ。
◆トランク◆
私の感覚ですが高さも奥行きも十分あります。
奥行き感の参考として私の腕時計を一番奥に置いてみました。
旅行バッグや買い物なんかも余裕で乗るかと。
てか、「トランク」って言葉がなんかもう懐かしいですよね。
私が幼い頃は両親ともにセダンに乗ってたので「これトランクに入れといてー」って頼まれたものです。
鍵をさす穴が付いててね…(笑)
続いて内装に参りましょう。
◆運転席側◆
ドアでけぇ!
ステップ部分のシルバープレートがいいアクセントですね(^∇^)
ATなのでパドルシフトも付いてます。
タコメーターが中央にあるのは言わずもがな、右の操作ディスプレイには水温、油温、電圧メーターが出せるのが胸アツ。
Defiなどの外付け追加メーターは視覚的なアクセサリにもなりますが、これがあるなら私はいらないですね(~_~;)
GT以上のグレードにはペダルプレートが装備されてます。
重みは程良かったです!
◆シート◆
軽に普段乗ってる私からすればこいつの包まれる感は異次元。
レカロに変える方も多いようですが純正のでも十分かと。
着座位置の低さはGRアクア以上でした。
シートに座ったまま地面触れるんですもん。
低すぎィ!
ちなみにシート調整は2通りできて
このレバーは高さを調整
こっちはリクライニング調整です。
◆後部座席◆
クーペに実用性を求める方なんていないでしょうけど一応後部座席もあり、86は仕様では「四人乗り」となっています。
前席シートを前までやればこれくらいの足を入れる幅はできますが
シートを下げると
うん
後部座席の人には体操座りで乗ってもらうことになりそうです。
◆センターコンソール◆
このデザインが好き嫌い分かれてるようですが私は良いと思いました。
赤字で表示されてるのがいいですよね、夜の車内が映えます。
シフトレバーはやや左に押しつつ前後させると動きます。
MT風に見えるのもいいですね(笑)
下のボタンは走行モード切り替えボタンです。
スポーツモードにすると積極的にエンジンの高回転域を使って動いてくれます。
当然ですがアクアとCH-Rにはあったエコモードなんてのはありません(~_~;)
サイドブレーキはやはりこの形ですね!
さてここからは乗ってみての感想。
みんカラには86オーナー様はもちろん、往年の車
乗りの方々もいるので、試乗ごときでガキが偉そうに語んじゃねぇって怒られそうなのですが、ガキがガキなりに感じた目の肥えてないピュアなコメントですので温かく読み流してください。
むしろ僕が試乗ではまだ気付けなかった魅力を教えていただけたらなと思います。
走行中条件
・エアコンはオフ
・ノーマル走行モード
・パドルシフトでのエンブレも活用
走行ルートは郊外メインで高低差があるとこを選んでいきました。
◆パワー(ペダル感)◆
2000ccのNAエンジン…とても爽快でした。
よく通る道で傾斜がキツい長い坂がありまして、ピクシスなら4千回転かそれ以上の悲鳴を上げてようやく60km…なのですが86はなんのその。
踏み込めばシフトダウンの少しのショックの後、勇ましい音を奏でながらオラオラァーと駆け上がってくれました。
軽しか乗ったことない私からすれば「官能的」の言葉そのものでした。
3千回転あたりから不思議と聞こえてくる勇ましいエンジン音の正体。
これが室外への音は抑え、室内に響かすという「
サウンドクリエイター」という86特有のギミックの一つだそうです。
否定的な意見も多いようですが、厳しくなる改造規制と周りへの配慮も過剰に求められる今の時代にでも運転を楽しめるようにと、これを開発してくれたトヨタには脱帽です。
GRアクアとCH-Rで少しキツく感じたブレーキの効きは86ではそこまででした。
◆ハンドリング◆
単なるコーナー、これが楽しい。
単なる信号右折、これも楽しい。
なんだこれは、楽しいぞ。
一体なんなんだ。
教習車のコンフォートとピクシスしか乗ったことない私には説明ができません。
低重心とFR駆動からくるものなのか、ハンドルをきった時の挙動が全然違うんです。
地面に吸いつきながらサーッっと駆けるんですよ。
86のサイトかなんかで
「一度コーナーを抜ければ分かる」
とありましたが、これか…これのことか…
◆乗り心地◆
スポーティカーですのである程度の硬さは当然ですし、実際乗ってみても全然私の許容範囲でした。
ただ、緊張してたのか、シート位置がマッチしてなかったのか、単に慣れてないからか、乗り終えた時にめっちゃ腰が痛かったです(笑)
◆燃費◆
さて、私AKKYとしては燃費はいかなる車にも外せない要素でして、こちらもきっちり計算いたしました。
86は燃費を気にする人が買う車ではないんですけどね。
86はハイオク仕様でカタログ燃費は
トヨタサイトによると12.4km/Lです。
今回の私の試乗距離は221.4km
ガソリンメーターは1目盛り分減りました
そしてガソリン給油量(=消費量)は
221.4 ÷ 13.32 = 16.6km/L
またやってしまいました。
カタログ値超えです。
今回の走行条件が良かっただけでエアコン使用して都心走ればカタログ値以下になるでしょうかね…
しかしたった1目盛り分のハイオク給油で2千円はなかなかですね(~_~;)
ピクシスならレギュラー2千円でメーターの2/3は入りますから。
ハイオクの宿命ですね。
86は刺激的なガチ走行したい人、ホンモノの作り、細部までのクオリティを求める人には物足りないのかもしれません。
しかし休日にワインディングを流したり、日常走行で普通に走れればいいといった人には最高の相棒になりうると思います。
新車で買えるホットな車は他にもいくつかありますが、この「クーペ」という形は車にさして興味がない人でもつい目がいってしまう美しさがあります。
実際、私の試乗時にもすれ違うお父さんドライバーや歩行者からの視線は感じました(笑)
価格と維持費の面から次車の候補にはなりませんが、買えば300万はする車を1万で体験できたのはとても良い経験になりました。
絵になるねぇ(*⁰▿⁰*)
皆さんもお近くのトヨタレンタカーでよろしければ。