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HIうどんの"アテくん" [マツダ アテンザスポーツワゴン]

整備手帳

作業日:2022年1月15日

ヘルパーから6KGアシストに換装(フロント)

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

初級

作業時間 3時間以内
1
昨年最後の阿讃サーキット走行を、念願の50秒切りに向けて交換しときたかったのだが、あまりの寒さ故に断念していた。

そして、めでたく50秒を切る事が出来たが、まさかのドラシャブロー(ヽ´ω`)

めでたく年末年始は、御飾りの不動車になっていました。。

アシストは暇な正月に交換するつもりだったがそれも叶わず、やっと動く車に戻ったので、交換作業に入ります。
2
その前に、なんでこんなん必要なのか?のお話。

そんなん知っとるわー!!

的な人は、今回は(も?)なっげぇ~ので以下スルーしてくだせぇw

ワタシのアテは、と言うかスポーツワゴンの4WD仕様車とMSアテンザを除く初代アテンザは、皆様もご存知の通り、ローパワーで重量のあるFF。

フロントタイヤは減速と操舵と駆動を一手に担っており、いついかなる場合でもトラクションが掛かる様にしたい。

ブレーキングとコーナーリングは、バンプ(縮み側)ストロークが必要で、スタビやスプリングレートを硬くする事である程度(他にも沢山ある)は増やせ、解決します。

そして加速時はリバウンド(伸び)ストロークが必要になり、硬いスプリング単体で組むと足りなくなるので、トラクションが抜けて簡単に空転してしまいます。

現に、阿讃の1コーナーはかなりの上り坂なので、ローパワーなアテですらギリギリなラインで攻めると、トラクションが抜け気味になり、アンダーでビビって踏めない事もあります。

他のコーナーは殆どが下りなのでそんなに問題無いのですが、M字コーナーからは1速に入る為、M字脱出からコークスクリューに続く区間はトラクションが抜けてロスしがちでした。

なら、デフでも入れたらエエやん?って思うでしょうが、ローパワーに拍車が掛かる上に、特にFFは曲がらなくなるので現状スペックのアテだと、ボトムスピードは下げないとイカンし、コーナー立ち上がりで踏むと更にアンダーが出やすくなるので、タイヤを酷使して無理に向きを変えないと曲がらない車になってしまう。

軽くてソコソコのパワーがあり、ホイールベースが短い車両ならば、走らせ方やセッティング次第でこのデメリットは打ち消せるが、アテは全くの真逆なので、少ないパワーというか、少ない駆動力をいかに有効にしていくか?になる訳です。

タイヤもヘタに消耗させたく無いしね(^^;


ソコで、コーナーC.P~立ち上がりにかけてトラクションの抜け易い内側のタイヤを少しでも踏ん張らすにはどうしたら良いかを考えます。

①ロール量を減らす

②内側のタイヤを路面に押し付ける有効ストローク量を増やす

③よりグリップ力の高いタイヤに換える

④ボトムスピードを下げ、横方向より縦方向にグリップ力を使う

⑤ブレーキは早めで、コンパクトに向きを変え、出来るだけ直線を多く取る

⑥立ち上がり時に空転させない様にコントロール(ガマンw)する


まだまだ他にもあると思いますが、

①は、硬いバネやスタビに換える。

②が、今回のお題です。

③は、お金次第で可能だが、そのグリップ力が故にパワーも喰われ、そもそも立ち上がりが遅くなる事も。(本末転倒w)
そうなると①や②のみならず、車全体を見直す必要があるね(笑)

④⑤⑥は走り方ですが、③と同じくトレードオフの関係にあり、車の仕上がり方で調整が必要ですね。


と、言う訳で、②の有効なストローク確保を。

ただ、ストロークを確保するだけならヘルパーで良いのだが、ロールや加速時にストロークしても、路面に押し付ける事は出来ていない。

加速する→メインスプリングが伸び切りヘルパーのみ→トラクションが抜ける→激しく空転→加速しない→トラクションが戻る→再び加速→メインが伸びヘルパーのみ→トラクション抜けるの繰り返しで、かなりジャダっている感じ。

ドラシャブローの原因はここにもあるのかも知れない。

なので、メインが伸びてからもしっかり路面に押し付けれる様に、とりあえず6KGをチョイス。

ホント言うと8KG辺りが欲しかったが、ま、そのうちに。


ちなみに、Aと言うスプリングとBと言うスプリングを組み合わせる場合、合成レートは低くなります。

計算式は、

合成レート=(A × B) ÷ (A + B)

で、

ワタシの場合、Aを16KG(メイン)、Bは6KG(アシスト)に代入すると、

(16×6)÷(16+6)=4.36KGになります。

なんか、柔いよね(笑)

6KGが縮んでしまうと残りは16KGだけど、16KGが伸びて、残りは6KGじゃナイからね(笑)

で、6KGアシストのストロークは41ミリで、1ミリ縮ますのに6KG必要なので、41ミリ縮ますには246KGの荷重が必要です。

とはいえ、6KGって言うのは近似値なので、カタログでは密着荷重が260KGとあるので、実際のレートは6.34KGだろうか?。

ま、今回は無視して、6KGって事で(笑)


で、246KG越えた辺りで、アシストが潰されて死亡(線間密着)、ただの27ミリのスペーサーになるわけです(笑)

そしてただのスペーサーとメインの16KGになるので、そこからは16KGのレートで立ち上がってくるって訳です。

バンプストロークとは、ダンパーの全ストロークから1Gで沈み込んだ分を引いた残りで、

リバウンドストロークはその1G状態で沈み込んだ分そのものになります。


そして、ヘルパーやアシストを入れ、プリテンション無しの場合はメインのスプリングが縮むストロークと合わさるので1G状態では沈み過ぎてしまう為、必要なバンプストロークが確保出来ない場合があります。

なので、ある程度プリを掛け(スプリングを縮め)てバンプストロークを確保し、リバウンドストロークとのバランスを取った上で、全調式の下(ロアアーム)側を調整して車高を調整する。


そのアシストスプリングが活きるのは、旋回時の内輪や加速時にトラクションが抜ける時で、つまりサスに掛かる荷重が1Gより下がり、更に246KG以下になった時、
まだ合成レートの4.36KG分のストロークが残っているのでその分トラクションが掛けれますよって事。

メイン(16KG)だけだと、凄く少ないですからね。。

と、は、いえ、トラクションが抜けた時(1G以下)に少しでも路面に押し付けれる方が良い訳だが、あまり硬いアシスト(テンダー)にすると、加速時にふわふわしたり、姿勢変化が大きくなったりするのも事実。

こればかりは実際に走ってみなければわからない。


ちなみに、コーナーに入って以前より内輪側が伸びるって事は、ロールしやすくなるんちゃうの?って思うかもだが、基本的にロールの抑制はメインのスプリングの硬さとスタビの硬さで抑制するので、ストロークの比率を変えてさえいなければ変わらないハズである。


ただ、加速時のフロントの浮き上がり量は確実に増えるので、ダンパーの方で抑制するか、それでも不満ならもう少し柔らかいアシストにした方が良いかも?

もしくは、リアのスプリングレートを下げたり、減衰力を変える必要もあるかもだし、そのどちも必要かも知れない。


ま、なんにせよ確固たるデーターが無い場合、自分で試すしかなく、今日買って付けた物が、全く使え無いって事もフツーにあります。

それでも、タイムが上がれば良いが、全然上がらなければ骨折り損のくたびれ儲け。


マサに沼にハマった状態である。


んが、それがけっこう楽しかったりする(笑)
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で、入れ換えました。

ワタシの場合、バンプ、リバウンドストロークの比率は決まっているので、とりあえず下側はいじりません。

後は、プリを掛けて行き、同じ車高になるように調整します。

なお、プリを掛けるのは車体に付けてからの方がラクなので、とりあえず取り付けます。
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で、車体に取り付けました。

で、プリを掛けて行くのですが、、

計算では、赤矢印間を元の間隔より16ミリ位短くするとほぼ同じか、少し高くなる。

ハズ。

ちなみに、オレンジ矢印の所にトーションレリーズベアリング(スラストベアリング)を入れています。

基本的にはストラット以外は必要無いと思われがちですが、アテは、ハンドル切る時に多少動くし、そもそもコイルスプリングである以上、縮む時に突っ張る様に縮むので、スプリングの上と下では捻れが生じる為、スラストベアリングか、テフロンシート等を入れて滑らし逃がす訳です。

シートタイプは構造上効果が薄い為、スプリングの上下に2枚ずつ入れた方が良い。しかし錆びる事が無いので、基本的にメンテフリー。

対してベアリングタイプは素晴らしい効果があるので1ヶ所で良いが、錆びや異物の混入に弱い為、対策が必要。

その為、雨水や砂利などが付きにくい一番上が良いと思います。
5
サイズの関係でアイバッハのを買いましたが、探せばもっと安い物もあります。

ちなみに錆びや砂埃を避ける為に耐水性の高いグリスをべったり塗りました。


コイツを付けた後は、発進や減速時にハンドルが少し取られていたのがほぼ無くなりました。

モチロン、ハンドル切った時に、
バイン!ってなる事は無いですよ。


興味がある人はググってみて(^^)
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ジャッキから降ろし、少し動かしてなじませた1G状態。

カンペキに線間密着してますね。

車高の方は、狙い通りの+2~3ミリなので、これでしばらく様子をみます。


ちなみに、ナゼ下側に付けたかと言うと、アシストが活躍する時は伸びる時なので、メインの上にあるより下にあった方が、レスポンスが良いと思うので、今回はこの様にしました。

他の理由として、スプリング同士を繋ぐカップリングスペーサーの内径とダンパーのダストブーツ(ジャバラの)外径がほぼ同じな為、上側に入れたら上下運動で擦り切れ、黒いイカリングが沢山出来てしまうと言う懸念があったのもある。

まあ、実際に走ってみて、アカンと思ったら上に入れ換えてみようと思う。

あと、各スプリングメーカーの特性違いとして、スイフト製などの巻き数が少なく高反発な素材を使っているスプリングは、軽量でレスポンスが良い。

釣り竿で言うと、高弾性のカーボン製で、感度が良くシャキッとした造りって感じ(^^)


対して、ハイパコ製などの巻き数が多いスプリングは、しなやかで粘りがあり、安定する方向でヘタリは少ないらしい。

例えるならば、低弾性厚巻きカーボンやグラス製のロッドと言った所か。とても折れにくく、安心感がある。


ちなみにアイバッハは、その中間辺りらしい。

おっと、また話がそれてしまった(^^;
今回はメインではなく、アシストの話なのでまたの機会に(笑)
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と、言う訳で試乗と言う夜中の炭水化物補給を。。。

うっ!売り切れっ(`ロ´;)

しまった。今日は土曜日だった( ´-ω-)
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ならばと、カレーを(´- `*)

仁鶴師匠、いただきます(^∧^)

えっ?相変わらず食うばっかりじゃなくて、走った感想はって?


言うなれば、ホイールスピンしても、滑るだけではなく、スピンしながらでもグイグイ前に出ている感じ。

まあ、一般道ではこれ以上はアレなんで、そのうち阿讃で(^^)

とりあえず、ドラシャの慣らしもまだあるので、釣りにでも行っとこうかなー。

では(^o^)

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この記事へのコメント

2022年1月17日 18:57
お疲れ様です(^^)

何時も勉強させてもらってます!
しかし、今回は なかなかに難しかったです(^^;

二鶴師匠いいですね (^^)
初めて見ましたが、これは かなりレアな自販機なんじゃないですか??
コメントへの返答
2022年1月17日 20:26
けーちゃんさん、こんばんわ(^^)

いつもより更に長文なのに、読んで頂いてありがとうございますm(_ _)m

説明がヘタなのに、詰め込んで書くのでヨケーに理解しづらいですね(笑)

仁鶴師匠(w)やうどんの自販機は、コンビニや道の駅が無かった昭和後期に、いかがわしい自販機たちと共に夜の郊外を賑わしていたものです(´- `*)

って、関係無い話ばかりですいません。。

そのうち整備手帳なのにソレらしい事はナニも書いて無いですコノ人。って通報されそうですね(笑)

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