山梨へ引っ越してきていちばん感じたのは「道路が悪い」ということだった。
未舗装路が多いということではなく、道路を補修した箇所の仕上がりがとても悪いのだ。
段差やアンチュレーション(うねり)が多く、足回りのかたいガオガオ君に乗っていると、「ドスン」「ぐわん」と不快極まりないのだ。
なんでみんな文句言わないんだろう、これで満足なのかしら、とずっと思っていたのだが、国産車に乗って、みんな何も言わない理由がわかった気がした。
国産車といっても、スポーツカーやスポーティーカーではなくって、フツーのセダンというかファミリーカーね。
たしか、このテのフツーの国産ファミリーカーに乗るのは自動車評論家のK君が持って来たプリウス以来のことだ。
八ヶ岳横断道をちょっと走ったのだが、ガオガオ君ではあれほど気になった段差やうねりをほとんど感じなかった。
ガオガオ君で「ドスン」のところは「スタッ」、「ぐわんぐわん」のところは「何もありませんでしたけど」という感じなのである。
国産のファミリーカーはそういえばそうだったと思い出し、感心することしきりだった。
でもね、そのかわりサスペンションもステアリングも反応が悪くて、どこへ行くのかよくわからかったし、ロールも大きくてひっくり返りそうだった。
まっ、ファミリーカーにそんなこと求めるのは間違っているってことはわかっているし、これもしばらく乗っていれば慣れるんだろうけど、どっちを取るかと言われたら、「ドスン」「ぐわん」でも、シャープな操縦性のクルマを選ぶなぁ。
このトレードオフを解消するためには、やっぱり道路を綺麗に舗装してもらうしかないようだ。
でも……そんなこと言っても、きっと「はぁ、はじめて言われたんですけど。あなたのクルマが壊れているんじゃないですか?」とか言われそうだなぁ。
というわけで、ドスン・ぐわんに我慢することにした。
Posted at 2017/08/28 20:34:30 |
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