![2010年 車中泊旅行記 (7日目・1/9)宮崎 2010年 車中泊旅行記 (7日目・1/9)宮崎](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/046/915/839/46915839/p1m.jpg?ct=b64b512522e8)
2010.11.8(月)
6時45分起床。昨夜は精神的・肉体的疲労がピークに達していたせいか熟睡し、気持ち良く目覚めることが出来た。
前夜心細く走った末に辿り着いたこの駐車場であるが、夜が明けてみると、ここは秘境ではなくただの田舎であった。川沿いには椎原平家まつりと書かれたのぼりが林立していた。
のんびり着替えを済ませ、食料をつまみながら行動開始。爽やかな青空の下、周辺をぶらぶらしてみる。
ここ椎葉村は、源平合戦・壇ノ浦の戦いで敗れた平家が落ち延びた地として有名である。と、そこに早速平家ゆかりの物件が現れた。
石段を登ったところにあった厳島神社である。これは日本三景のひとつ・広島県の宮島のあの厳島神社から勧進したものということである。目に鮮やかな紅色の社殿であった。
見物を終え石段を下りると、幹線道路のほうから賑やかな声が聞こえてきた。近づいてみると、小学生数名のあいさつの声だった。それは今まで聞いたことのない独特の節回しであった。
どうやら通過する車両に向かって発しているようだ。そのあいさつの文句は忘れたが、上級生の一人が何やらしゃべると下級生が一斉に復唱する。
平家落人の末裔なのかは不明だが、全員紅白帽を「紅」側にかぶり、無表情に発声している。
その光景があまりに衝撃的だったので、動画撮影しようと思い、何気なく接近してみると、同じようにあいさつをしてくれると思いきや、念仏を唱えるかのような小声で「おはようございます」と、つぶやき声で通り過ぎ去っていった。
よそ者に対する警戒心なのか、撮影失敗。私は決して源氏方の追討者ではないのだが、不審者扱いされたようだ。…確かに我ながら不審だ(苦笑)。
やがてやや離れた場所から再び独特なあいさつの声が聞こえてきた。後世にこの文化を継承すべく記録しておきたかったのだが…残念。
気を取り直し、今度は国指定重要文化財・那須家住宅(鶴富屋敷)に行ってみた。すると開館時間は9時からとのこと。
今はまだ8時。開館まで一時間もあるのに…どうしよう。ここはパスして次へ向かうか、いや見なければ後悔するだろう。そこで開館まで村内の別の観光スポットへ向かい、時間をつぶし再訪することにした。
Posted at 2023/04/28 16:59:38 | |
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