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潟の"オパオパ号" [三菱 アイ]

整備手帳

作業日:2023年2月25日

虹を翔る覇者、カラフルなシフトインジケーター埋め込み

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目的 チューニング・カスタム
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 6時間以内
1
(例:Dレンジでの発光状態、被写体が暗くてピントが合ってくれません)

夜間車に乗り込んだ際、シフトレバー周辺が暗く、乗り慣れていない人はシフトレバー操作に戸惑ってしまいます。それを解決すべく過去にインジケーター照明を埋め込む改造をしましたが、やはり光だけだと意味不明ということで、家人の評価は芳しくありませんでした。

今回、三度目の正直として、現在のポジションが一目で分かるよう、さらなる改良を加えました。

(参考)過去2回分の整備手帳:
https://minkara.carview.co.jp/userid/2788065/car/2386197/7190012/note.aspx

https://minkara.carview.co.jp/userid/2788065/car/2386197/7202345/note.aspx
2
まずは現在のシフトパネル状態をリセットすべく、加工済みのLEDレンズ、カラーフィルム、アセテートテープ類を全て除去します。

そしてポジション「3」と「2」位置にもハンドドリルで3mmの下穴を開け、それを含む6箇所の穴を7mmまで拡大します。

エーモンの穴開け工具、クラフトリーマ1461を使用してみましたが、本工具は約5mm位置から刃が始まるため、いたずらに空回りするだけでした。このままでは穴を拡大することは出来ません。
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そこで電動ドリルで5mmの穴を開け、そしてクラフトリーマを使用しました。今度は大丈夫でした。

ここで今回用意したのがアルファベット・ビーズというアイテムです。薄いグレーのそれは光が透過します。表面に予め英字が刻まれているのが選定理由です。

それの直径が約7mmということで、現物合わせしながら穴径を拡大して行きます。裏からリーマを使用することにより穴がテーパー状になるため、シフトカバーの裏面からビーズを入れても表側へ通り抜けず、いい感じです。
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6箇所、全て同様に穴を穿ちました。その際ビーズがシフトパネルからわずかにはみ出るように穴径を微調整しました。

上からP・R・N・D・S・Lとはめ込みました。数字のビーズがないため、3はスポーツモードということでSを、2はローギアということでLを代用しました。
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続いてポジションに応じた色が発光するよう、4色のセロファンを組み合わせ、1箇所ずつそれをセロテープで貼付して行きます。
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そのとき突然、何故か往年のヘヴィ・メタル関連書籍が出現しました。その界隈ではおなじみ、伊藤政則氏、大貫憲章氏、和田誠氏らの著書が積み重なっております。その中にBURRN!誌の元編集長、酒井康氏の「虹色の音詞」がありました。

それを見た影響ではないですが、全体を虹色に光らせることにしました。
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工作後、太陽にかざしてみました。上から虹色の並び、赤・橙・黄・緑・青・紫に並んでおります。藍は「青は藍より出でて藍より青し」ということで、青に吸収されてしまったようです。

こうしてパネル側の準備が完了しました。
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続いてベース側の作業をします。エーモンのLEDを2箇所追加し、全てのポジションを光らせます。前回電源をACCラインへ割り込みさせましたが、今回はイルミネーションラインへと割り込み先を変更しました。

このLEDは半田箇所がむき出しのため、ケーブルがもげやすいので注意が必要です。私の場合、今回3箇所もげてしまい、いずれも半田ごてで修正しました。

http://minkara.carview.co.jp/userid/2788065/car/2386197/12202540/parts.aspx
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糸入りガムテープでLED取り付け部を補強し、アセテートテープで非選択ポジションを遮光し、シフトパネルを取り付け動作確認しましたところ、狙い通りの光り方をするようになりました。

そして耐久試験ということで、何度もシフト操作を繰り返しましたところ、なんと全てのポジションが光るようになってしまいました。何らかのトラブル発生です。
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シフトパネルを外し各部を観察しましたところ、シフトゲートカバーのリブ部に開けた穴が左右各2箇所破断し、挿した縫い針が外れ、シェードが機能しなくなっておりました。リブ部には思いのほか負荷がかかっていたようです。
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想定外の事態に戸惑いつつも善後策を講じます。リブはもう使用出来ません。考えることしばし、リブの代わりに空スプレーのノズルを使用することを思いつきました。

パーツクリーナー付属のプラスチックの細いノズル(ストロー、未使用)を用意し、縫い針を挿入しましたところ、径がぴったりでしたので、適当な長さに切断し、瞬間接着剤でリブ部に接着しました。接着剤がこの素材にマッチしているか不明ですが、まずはこれで様子見です。

ということで、時間の都合で初日の作業はここまでで強制終了です。
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日をあらため、ノズルを確認しますとしっかり接着されておりました。これで再チャレンジ出来ます。今回、光り方の仕様変更をし、非選択ポジションも完全には遮光せず、適度に光量を減衰させ光らせることにしました。

そのために身近で使えそうな材料を探しましたところ、テープライターでおなじみ、キングジム社のテプラカートリッジ(灰色)が目に留まりました。

テープを指でつまみ引き出し、台紙を剥離しないまま光にかざしたところ、ほど良く光が透過しました。これは使えそうです。

はじめそれを単体で縫い針にセロテープて固定し、シフト操作し動作確認しましたところ、フニャフニャ過ぎて上手く行きませんでした。

そこでテープの片側エッジを、幅を狭くしたアセテートテープで補強し再度動作確認しましたところ、強度アップし上手く行きました。
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前回作業の際、遮光用テープをシフトカバー内に収めたのですが、それだとテープがしわくちゃになり、さらに縫い針にストレスがかかり破損の原因となりましたので、今回はテープをカバーの外へ逃がすことにしました。

テープがスムーズに出入り出来るよう、デザインナイフでカバーの一部を削り、逃げを作ります。写真の刃の箇所です。この作業はポジション「P」側と「2 Hold」側の両方実施しました。
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そして試点灯してみました。すると光り方に何か違和感を覚えました。よく見ると手前側の補強アセテートテープ貼付位置が外側になっておりました。ちょうどLEDの真上に当たります。そのため遮光され、光量が大幅に低下しておりました。単純なポカミスです。

早速シフトゲートカバー側にアセテートテープが来るよう位置を修正しましたところ、本来想定していた光り方になりました。
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シフトカバーを取り付け発光状態を確認し、センターコンソールとシフトノブを取り付けて作業完了となりました。
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夕方、イルミネーションをONにし、発光状態を確認してみました。この写真では上手く伝わらないと思いますが、実際の視認では選択ポジションは明るく発光し、非選択ポジションは引き立て役のごとく控えめに発光しております。これで家人も納得でしょう。
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本改造後のシフトノブを握るイメージは、伝説のバンド、レインボーの「ライジング(邦題:虹を翔る覇者)」のジャケットの如しです。これでリッチー・ブラックモアもシフト操作に戸惑うことはないでしょう。

こうして夜の運転が一段と楽しくなりました。名曲スターゲイザーを聴きながらハイウェイスターとなり、ブラックナイトを疾走し、そしてスピードキングの座につく…という妄想をするのでありました。

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この記事へのコメント

2023年2月25日 20:19
すばらしい!
コメントへの返答
2023年2月25日 20:38
ありがとうございます。先駆者、さまさまさまのアイデアをアレンジさせていただき、ようやく納得いく物が出来ました。本当に感謝しております。

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