タワーバーとエンジンカバーの干渉防止策

GT系インプレッサのe-boxer車は、エンジン車とは異なる専用品番のSTIフレキシブルタワーバーが設定されています。

それは、e-boxer車にしか付いていないエンジンカバーと、STIフレキシブルタワーバーを装着すると干渉の恐れがあるためだと理解しています。


私は欲張って、そもそも設定にないコレクタカバーとガソリンエンジン車用のSTIフレキシブルタワーバーの両方を付けたので、写真の通り、エンジンカバー（コレクタカバー）とタワーバーのクリアランスは結構攻めた状態になっています。

もしも私が設計者なら、製造誤差・取付け誤差を考慮して、ゼッタイに設定しないくらいの隙間です。

先日、コレクタカバーの裏面をメンテした際、
https://minkara.carview.co.jp/userid/2801344/car/2402950/7322375/note.aspx
車両のセンターと、タワーバーのセンター、コレクタカバーのセンターを合わせて、コレクタカバーブラケットを微調整しました。

その結果、タワーバーの左右の、下方へキックしている位置にてタワーバーとコレクタカバーが当たりそうなのと、タワーバー中央のSTIのラバーカバーとコレクタカバーの中央当たりが最小隙間になりそうです。

ここでいつもの
EPDM（エチレン・プロピレン・ジエンゴム）です。
耐侯性、耐光性、耐老性、耐オゾン性、耐熱性に比較的優れた性質を示し、耐寒性や耐水性もあり、使用温度範囲(℃)：-60～150です。

これをクッション代わりにして、タワーバーとコレクタカバーが直接当たることを避けます。

両面テープは、信頼の３M製。
こちらも耐熱性(-20～150℃まで)のある強力タイプ。

適当な大きさにカットします。

干渉しそうな箇所に貼ります。

タワーバーの裏側に。（D席側）

こちらにも（助手席側）。

センタ部分はそもそもSTIのラバーカバーがタワーバーに付いているので、対策は見送りました。

貼り付けたあと、下記のようなところを走行して、干渉チェック。

・高速道（東北道(120km/h区間を含む)、中央道、圏央道、北関東道など）
・市街地（渋滞、アイドリング状態を含む）
・アップヒル、ダウンヒル（熱海箱根峠線、伊豆/箱根/芦ノ湖スカイライン、御殿場箱根線）

対策後、延べ1130km位走りましたが、
コレクタカバーやタワーバー側に
干渉による擦れ・キズ・破損は無し。

EPDMゴム・両面テープの剥がれ・欠損も無しでした。

今後も定期的に干渉チェックしながら、
ドライブを楽しみたいと思います。

設定されていないコレクタカバーの取付けや、タワーバーとの干渉対策方法はメーカやディーラが推奨しているものではありません。
また本整備手帳は、私個人の実施例であり、この方法を実施すればうまくいくと保証するものではありません。

実施される場合は、自己責任でお願い致します。