カーオーディオの調整&確認用音源を作ってみる

去年辺りから色々な方の車のオーディオを聴かせて頂く機会が増えたのですが、その中で自分なりに思うことがあります。

何かと言うと楽器の音はその楽器の音でしっかり鳴って欲しいという事。
人それぞれ価値観や考え方があると思いますが、自分はHifiだとか如何にスピーカーを感じさせずにリアルに鳴らせるか？といった事を頭に置いてオーディオを組んできたつもりです。
ピアノが好きだからか、正直言っちゃうとピアノがピアノの音じゃ無いのは我慢出来んw

なのでそう言ったオーディオ志向の方向けに面白そうなオーディオ調整用というか確認？の音源を作ってみました。

ピアノソロの音源なのですが、まず元の音源がどう言った音なのかハッキリさせるためにちょっと良いヘッドフォン等で聞いた方がいいと思います。
おすすめは↑のsony mdr-cd900stというモニターヘッドフォン。
色んなスタジオで使われているので基準としては充分でしょう。
他のでもいいですし、安いもしか持ってなくて買うの勿体ないって方は電気屋のヘッドフォンコーナーかミニコンポコーナーで聞いてみてくださいw

実際自分の車でどういう風に鳴ればいいかと言うと、音楽室でピアノが上手い子に弾いて貰って、自分はその子の椅子一個分斜め右後ろに椅子を置いて聴いている(シフトノブ辺りに座って弾いている)感じです。
わかりにくいですねw

楽器はYamahaのC7という定価300万ぐらいのピアノで、エフェクト等一切掛けていない素のピアノの音です。

https://youtu.be/Z6eot3iKQeA?si=1Lm2SH2S-CqV-J68

ショパン op.25-1 エオリアンハープ
かなり有名なショパンの練習曲です。
アルペジオを多様していて動きが早く、音域が広いです。
しっかり定位していると音が左右に動き回りますw

https://youtu.be/98VSL-W9g8k?si=pOZl1TkqfKeavHJ0

お次もショパンからノクターンの中で1番有名であろう曲です。
多分１回は聞いた事あると思います。

https://youtu.be/fUP4B_oXvbg?si=Z8vH9UnqxRRbCbcX

またまたショパンから幻想即興曲。
これも有名ですよね。
エオリアンハープ同様動き回るのと、半音ずつ下がってくる部分とかもあってその位置の動きがちゃんと再現されているか見るのにいいと思います。

死ぬまでには弾けるようになりたいなぁ...w

https://youtu.be/twuOASbz49I?si=0luX5ryjOwYWGEAo

ここでまさかのアニソン。
gate of steinerは熱い曲ですよね。

https://youtu.be/4EHI_Jg0xl0?si=9wx2yPbvptR5zUKt

これって聞いた事はあるけど誰の曲なんだろう？
女子十二楽坊のアルバムにカバーが入っていて曲名はしってましたw

楽器はFender Rhodesというエレクトリックピアノです。
グランドピアノと違ってギターの様にピックアップで音を拾ってアンプで増幅するので高音から低音までセンターに定位します。
普通はコーラスとかのエフェクトを掛けるのですが、ストレートの音もなかなかいいでしょ？

https://youtu.be/Cz8Dvnfar4c?si=lFHg5efjllh_bZOG

ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女。

楽器はまたC7に戻ります。

https://youtu.be/oTRxponWlfI?si=jmdlxkYXcSt6BpWm

最後は同じくドビュッシーから月の光。

どうですか？
スピーカーの存在感なく、全ての音の場所がしっかりわかり、低音高音関係無しにダッシュボードの上でちゃんとピアノを弾いてくれて居ますか？
それ以前にちゃんとピアノの音ですか？

はっきりいって音源自体はびっくりするほどリアルなので、しっかり調整があうとマジで目の前にピアノ置いて弾いて貰っている感覚になりますw

特定のスピーカーが目立つ場合はレベルかクロスオーバー調整、音一つ一つの位置がはっきりわからず固まって聞こえるならタイムアライメント調整、低音は足元で高音はダッシュボードから聞こえる場合はレベルとクロスオーバー調整を「ピアノの音が鳴っている」から「ピアノを弾いている」になるまで繰り返して見てください。
だめならインストール含めもう一度見直して見てください。
取り付け方法や各スピーカーユニットの向きやバッフルの処理など全て含めてインストールです。

バッチリ決まると、サラオレインだろうがJpopだろうがdubstepだろうがアニソンだろうがクラシックだろうがhiphop...
とにかく冗談抜きに何でもオールマイティに聴ける車になります。

カーオーディオ好きの皆さんにもぜひこの感動を味わって欲しいのでついつい音源作って記事を書いちゃいました^^;w
良ければこれを参考に頑張ってみてください。