アレグリさんアルトターボRS、おそらく今年最後のスーパースペシャルK2フロントパイプ製作、取り付け。

先日スーパーオートバックス千葉長沼で行われたパワーチェック大会で「ノーマルタービン100馬力超え」をあっきーさんがやり遂げて感動と興奮の冷めやらぬ中、みん友のアレグリさんからK2テクニカに新たな作業依頼が舞い込んで来ました。

それがこちら。
自分も使用しているJワークスのフロントパイプですが42.7φでは無くなんと極太の50φバージョン⁉︎

早速その仕上がりと構造チェック。
　
ここでビックリしたのが入り口側フランジ部分。
外径50φなのでおそらくパイプ内径は47〜48㎜。
それなのに42.7㎜のフランジ部品が溶接されて穴径が小さく絞り込まれています。
キャタライザー側の吐出口が43㎜程度とは言え、これでは50φパイプの意味が有りません。

おそらくこれは同社製の42.7φフロントパイプのフランジ部品を50φパイプと共有させている為なのか？

今回はこのフランジ部品をパイプ内径に近づけてスムージング加工して50φ極太パイプの能力を100%引き出してやります。
まずは入り口側フランジ内径を45.5㎜程度まで広げて削り込み、溶接痕を滑らかに仕上げます。

次は出口サイド。
フジツボ、SWKと違いパイプエンドを絞らず50φパイプの断面に直接45φのパイプとフランジを直付け。
ただしパイプ内径が太い為削り込み道具やフラップホイールが当たり易く適度なテーパー加工出来ました。

仕上げはいつものようにビチョビチョに濡らしたバンテージをキッツキツに巻き上げて完成なのですが、ここでバンテージの巻き方に違和感をを感じた方が居たら鋭い感性の持ち主。

実際装着すれば分かりますがアルトはフロントパイプとドライブシャフトブーツのクリアランスが非常にタイトな構造になっており、50φパイプにいつも通りバンテージを巻くと、最悪遠心力で膨らんだブーツがバンテージに引っかかって大惨事に。

そーならないように新たなバンテージの巻き方を披露致します。
今回、フロントパイプ後方は粗く細く仕上がるように巻き、前方に巻き進むほど細かく太く仕上げると言うK2オリジナルテクニック「プログレッシブバンテージ巻き」で仕上げました。♪(´ε｀ )

そしてあっきーさんと同様にパイプ装着時にも前後フランジ部分に最新除電グッズK2G-BBB(ケツゲボーボーボー)を装着。
除電、雑音除去、排気効率向上に良い仕事をしてくれる(はず)です🎵