旅立ちました。

昨日、豪雨の中引っ越し業者さんと共に、トマ太郎が我が家を出て行きました。

マシちゃんに続き、これで二人とも家から出て行き、夫婦二人となりました。

正直・・・・・・・・・

めっちゃ楽（笑。　子供いると色々めんどくさいけど、二人だと適当で良いので、

凄く楽。

って書くと、ダメな親だなって思われますが、それなりに考えて育てたんですよ。

そういうことで、少しだけ子供を育てるってことを書きます。

これは男の子に限定されますけどね・・・・・とりあえず。

彼が生まれた頃は、正直、仕事的にも収入的にもシンドイ頃でしたんで、

「どうしたら、彼にこの責任（会社）がいかないようにしたらいいか？」を考えていたのを覚えています。

とりあえず、僕は仕事を頑張り、彼の未来が明るくなることだけを考え過ごしてきました。

ただ、うちの子たちには一つだけ強制的な約束をさせています。　二人とも高校までは必ず運動系の部活に入り、最後までやりなさいと言っていて、僕はそれだけは守らせました。

自分もそうですが、シンドイ事は誰もイヤですが、競争する闘争心、友人たちと一緒にやり抜く感覚ってのはこの年代でしか出来ません。

これって絶対に社会に出て変わってくると思っています。最後に踏ん張りどころで。

って言いましても、僕は全く彼らの部活の事は知りませんが・・・・（汗。

話は戻って中学に入り、彼の成績を見て思ったのが、

こいつは「理解は早いが、応用が利かないタイプ」だなって。

そうなると学校の成績をとりあえず良くした方がいいと夫婦で決め、

進学系ではなく、学校のカリキュラムに合わせた塾に入れました。

そして高校進学ですが公立は考えず、私学で付属大学の無いところを選ばせました。

そこで競争心を養って欲しかったのが理由です。

選んだのが僕の母校の進学コースでした。

これは親も勧めましたが、彼も行ってよかったと言っています。

高校に入っても同じことの繰り返しで、学校の成績を上げるために個別の塾に行かせました。

この頃から社会に出てからの話を結構していき、どの道を進むべきか？に多くの時間を使ったように思います。

彼の優しい性格は営業等には向かないと思ったのと、転勤等も負担が大きくなると思い、機械系のエンジニアを目指すように薦めました。

彼も僕の言うことを守って育ってきたため、その道へ進むために理系を選択。

苦手だったそうですが、物理は僕も教えることが出来たのでちょっとは貢献できたって思っています。

そして大学進学。

ここでも、高校進学と同じで推薦を狙っていました。

彼が狙っていたのは京都の2大学で

頑張ればギリギリ行けたD大学と少し偏差値の下がるR大学

色んな方々の話を聞いていたら、勉強がしたいならD大学で、就職を優先するなら
R大学だと言われたので、迷わずR大学を目指すことに。

ここの指定校推薦枠は5名なのですが、1年間10回の試験を受けて合格に至る点数以下の場合はその枠が0名になるという結構狭き門でした。

始めは100名位いたのが最終的に10名ほどに。

ここで、うちの子は人生で一番頑張ったと本人がいうくらいに勉強していました。

そして指定枠を取り、進学するわけですが結局彼だけでした。

大学に入り、バイトをするようになり彼の人当たりの良さに磨きがかかったようです。

2回生になり、インターンで就職先に行くわけですが、一つだけアドバイスをしました。

「出来るだけ初めにしっかり選び、2年連続でその会社へ行く方が良いよ」って。

彼も親の言う通り、2社だけ受けて、2回生、3回生を同じ会社に行き、

最終的にその会社を選んだわけですが、彼らが就職活動をしている時期は

コロナ感染の真っ最中。

本当に大変だと思いますが、彼は就職解禁日に内定したのでやってきたことに
間違いはないんだなぁって思ったのと、相手様から
親の僕にまで連絡を頂いた。「是非、我が社に息子さんを迎えたい」と。

簡単に書きましたが、彼はそんなに大きな挫折をせずにここまで来ました。

それは親である僕らがある程度の道筋を立てて、彼がそのことを理解し、

頑張った成果だと思っています。

全ての人がうまいこといくとは思いませんが、子供の最初の先生ってのは親なわけで、ある程度の道筋は決めてやったほうが、今の子には良いのかなって思って育てました。

ここからは助言は出来ますが、会社の上司様や先輩方からいろんなアドバイスを
貰って頑張ってほしいと思っています。

そんな彼は今日、結局卒業式に出て卒業して社会人になります。

本当にちゃんと育ててホッとしています。