2018年09月12日
北海道のニュース見ていると、他人事とは全く思えず、もし真冬の極寒・吹雪という悪天候で大きな地震が起きて、大規模停電になったらと思うとゾッとするし、想定を遥かに超えた状態になりかねない。
火力発電は、ベース電源の一つには成りうるが、止まってしまうと立ち上げに時間がかかるという欠点や、10年から20年後に地球環境に影響する二酸化炭素の排出についても未解決である。一方で、原子力発電は、出力調整が短時間で出来るために、ベース電源として使われてきたが、使用済み核燃料の処理方法や福島の事故から万が一の事故を考えると、クリアすべき課題が大きい。
そこで、火力発電を分散型の電力供給システムにするという案も挙がっているが、大規模発電のほうが効率はよく、温暖化に対する負荷についてもバランス良く検討する必要がある。
温暖化の話を持ち出すと、反温暖化論者が参入してきて、鶏と卵の議論へ導かれるが、複雑系の将来予測なので、原因と結果を科学的に証明することは容易ではない。だからこそ、関係する科学者も絶対的な結論は出さずに、含みを残した物言いと成り、それに対して反温暖化論者が食いつくという構造だ。だから、温暖化は原発事故と違って起因・責任が不明確なために、実際にその被害にあっても証明ができないため、なかなか対策が進まない。
さて、話をもとに戻す。それでは、どのシステムが良いかという話になるが、電気の安定供給という点に視点を於けば、実際のところ原子力以外はどのシステムでも欠点があり、その欠点の克服には時間とコストが掛かるとしか言いようがない。
それじゃ、自己防衛するしかないとなるが、まずは重要な暖房は電気に頼ることが今の時点で間違いであり、雪国で使われているFFストーブ然り、つまりは達磨ストーブや薪ストーブが良いね、ということになる。これは、都市過密エリアから離れれば出来るかもしれないが、札幌のような環境では簡単なことではない。
となると、参考になる方法は、冬山登山の方法ではないかと思う。ある程度の装備を準備すれば、防寒も出来るし、暖を取ることも出来る。暖を取ることが出来れば、雪があるので水も確保することも可能だ。
とは言え、この対策も高齢者ともなれば難しくなる。そこは行政や地域でバックアップして、助け合うしかないのかもしれない。また、災害の際のサバイバルを学習する教育やサバイバルを訓練する環境を社会で構築しないと、今後は気象変動と大地変動に適応できずに、大なり小なり被害を受けることになるだろう。
いずれにしても、原始的な方法が最も強靭な解決策になることは間違いない。あとはこれをベースに同現代生活に合わせるかということだけだ。
《追記》
私の対策?、それはe-POWERをベースに考えていますよ。あっ!、これって電気に頼っているシステムだった。矛盾しているね、でも、これも一つの方法だよね。
Posted at 2018/09/12 18:33:24 | |
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