2019年05月01日
平成の最後に関西を旅する機会があり、世界遺産の姫路城やその帰途には久能山東照宮などを巡ってきました。様々な名言や遺訓がある中で、日頃から人として私が大切にしたい思う、座右の銘とも云える2つの名言・遺訓があります。とは言え、暗記しているわけではありませんが(笑)。
その1つ目は、宮沢賢治の詩です。
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテヰル
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジヨウニ入レズニ
ヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ陰ノ
小サナ萱ブキノ小屋ニヰテ
東ニ病気ノコドモアレバ
行ツテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ
行ツテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ
行ツテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクワヤソシヨウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒデリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボウトヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニ
ワタシハ
ナリタイ
もう一つは、徳川家康の遺訓です。
人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし。急ぐべからず。
不自由を常と思えば不足なし。こころに望みおこらば困窮したる時を思い出すべし。
堪忍は無事長久の基、いかりは敵と思え。
勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる。
おのれを責めて人をせむるな。
及ばざるは過ぎたるよりまされり。
当然、私は聖人君子ではないので、不平不満を漏らし、日々反省すべきことばかりです。焦りや怒りの矛先は社会や組織といった構造的な問題に対して疑問に思うことが大切であり、決して対個人に向けたところで得することはないと、昭和、平成を生きて感じています。
その思いを令和の時代にも抱き続け、行動し続けていきたいと改めて誓います。
Posted at 2019/05/01 01:52:20 | |
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時代 | 日記