先月の末頃にPCの調子が非常に悪くなり、動作が非常に遅くなったりネットに全然繋がらない状態が続いて、色々やっても改善せず、、PCも古いのでもうダメかと思いましたがブラウザを替えたらあっさり直りました^^;
最初、ダメ元と思ってPC内部の基盤の埃をエアで吹き飛ばして綺麗にしてみたりしたんですが果たしてそれが功を奏したのか分かりませんが壊れていたDVDドライブが直ったり、今までよりサクサク動作するようになってとても調子が良くなりました、私はPCはド素人なのでどうも良くわかりません、今までとても調子が悪かったのに今度は嘘みたいにとても調子が良い・・何なんでしょうね、まぁ調子が良くなったからいいか・・^^;
4月に入って北海道もようやく春の兆しが見えてきました、もう初乗り出来そうですが、その前にちょっとした作業をしました、何をしたかというと・・警告灯を新設したのです。
警告灯を新設?どういう事かといいますと・・。
コスモAPには画像のようにメーターパネルに四角い警告灯が付いています、左側はセーフティパネルのマスターランプ・・セーフティーパネルは天井に付いているので警告灯が点灯しても分かりにくいので警告灯が点灯するとマスターランプも同時に点灯して警告するようになっています。
セーフティーパネルのマスターランプの右隣の警告灯は排気温度警告灯です、といってもコスモAPは触媒が付いていないのでトランクのフロアにセンサーが付いていて排気管の異常高温でトランクフロアの温度が上がった時に警告するようになっています、まぁ便宜上ここでは排気温度警告灯と書きますが・・^^;
それで排気温度警告灯の右側なんですが・・ここはメクラになっています、昭和52年7月以降のコスモAPはここに冷却水の量の警告灯が付くんですが、それ以前のコスモAPは警告灯はなくメクラになっているのです。
空いているのはちょっと寂しいな・・なんて思ったわけではないんですが空いているならここに何か警告灯を付けたらどうか?と思い立ちました、冬の間はコスモに乗れないので色々な事を考えていたら、ふとそんな事を思い付いたのです^^;
では何の警告灯を付けるか?コスモAPはセーフティーパネルがあるので、これ以上警告するものがないくらい多くの警告灯が付いています。
そこで思ったのが・・エンジンのコントロールユニットの警告灯でした、コスモAPは40年前の車ではありますが排気ガス対策のためにコントロールユニットで様々な制御を行なっています、このコントロールユニットの保護ヒューズが切れたり、過大な電流が流れると安全回路が作動するようになっています、そうなると本来の調子ではなくなります。
安全回路が作動するのは制御しているソレノイドや配線のショートが起こった場合ですが私の白コスモも10年ほど前にその状態になった事があります、この時は初めて経験する事例だったので原因が分かるまでちょっと難儀しました。
それで・・安全回路が作動したり保護ヒューズ切れを起こすとコントロールユニットのP端子という端子から電気が出力される構造になっています、これを利用してコントロールユニットの保護ヒューズ切れや安全回路が作動した事を知らせる警告灯を付けようと思い立ちました。
P端子出力があるとチョークが保持出来なくなるのですぐに分かる事ではあるんですが、チョークは水温が上がっている時は保持出来ないのが正常ですし水温スイッチが故障してもチョークは保持出来なくなります(白コスモは実際に水温スイッチが断線していてチョークが保持出来ません^^;)なのでチョークの保持だけでコントロールユニットの状態を判断するのは正しくありませんがP端子出力を利用した警告灯なら確実にコントロールユニットの不具合を警告出来ます。
それにP端子出力の有無をテスターで調べるには助手席の奥からコントロールユニットを引っ張り出さなければいけません、これだけでも結構な手間ですが警告灯があれば一目瞭然です。
回路図を見ながら考えて見ます、まずP端子出力があるのはどういう時か?
1・・・コントロールユニットの安全保護回路が作動した時。
2・・・保護ヒューズが切れた時。
3・・・IGキーONでエンジンが始動していない時。
4・・・エンジン始動後、チョークを全引きした時。
整備解説書には色々と細かい事が書いてありますが要約すると、こういう事です。
IGキーONで警告灯が点灯し、エンジン始動で消灯、異常時に点灯するというのが警告灯の基本作動ですから、そうするにはどうしたら良いか考えて見ます。
P端子出力はIGキーONの時に有り、エンジンが始動すると無し、そして安全回路の作動と保護ヒューズ切れの場合は出力有り・・これだけ見ればP端子出力の条件は、まさに上記の警告灯の作動条件とピッタリです、ただ一つ問題があります、それはエンジン始動後にチョークを全引きした時もP端子出力が有る事です、すると単純にP端子の出力が有る時だけ警告灯を点灯させるような回路だとエンジン始動後チョークを全引きした時も警告灯が点灯してしまう事になります。
そこでこんな回路を考えました、5極リレーを2個使い(No2リレーは4極でいいのですが今回は消費電力の少ないエーモンのコンパクト5極リレーを使用しました)チョークを引くとコントロールユニットのNo9端子にチョークスイッチからの入力が有る事を利用してチョークを引いた時にNo1リレーでP端子からの出力を切り替えてNo2リレーを作動させない事でチョークを引いた時に警告灯が点灯しないようにしました。
ただ・・実はリレーが1個だけでもこの回路で同じ作動になります、でも私はリレーを2個使った回路にしました、なぜ1個で済むリレーを2個にして複雑な回路にするのか・・。
この回路だとP端子出力で電球を点灯させる事になります、整備解説書ではコントロールユニットの出力点検に電球を使ってはいけない、やむを得ず電球を使う時は3.4W以上の電球は使ってはいけないと書いてあります。
単純に解釈すれば3.4Wの電球が点検に使えるならP端子出力で3.4Wの電球を直接点灯させても大丈夫であろうと思われます、実際にこの回路でやってみましたが保護ヒューズの溶断や安全回路の作動は起こらず警告灯は正常に作動しました、なのでこの回路のようにP端子出力で3.4W球を使うなら多分大丈夫だと思います。
ただ・・いくら昔のコンピューターとはいえ電子機器には違いないので本来と違う使い方をするのは望ましい事ではありません、なのでリスクを減らす為にもP端子出力の電流を出来るだけ抑えてコントロールユニット内に流れる電流をなるべく少なくしたいものです、そこで電球を消費電力の少ないLEDにする手もあります、ただこれも実際にやってみましたがLEDは明る過ぎるのとクランキング時のバッテリー電圧の変動でチカチカ点滅して目障りなので、やはり電球にしたほうが他の警告灯とのバランスも取れてしっくりきます。
そこでリレーを2個使った回路にしました、このリレーはエーモンのコンパクトリレーなんですがコイルを作動させる為の消費電流は46ミリアンペアとの事ですので0.046アンペアですね、なのでリレーを作動させるP端子出力は0.046アンペアで済みます、リレー1個の回路で3.4W球を使うとするとP端子出力は約0.28アンペアですからリレーを2個使った回路ならP端子出力はリレー1個の回路の1/6程度で済みます、なのでリレーを2個使った回路にしたわけです。
では白コスモに警告灯を付けてみます、約半年ぶりの対面です(^^)
室内に乗り込み、ダッシュボードに掛けていた毛布を取ります。
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青コスモと全く同じです、笑ってしまいそうなくらい同じ割れ方をしてます、もう免疫があるので(笑)大してショックはありませんでした、あぁ割れたのか、くらいですね^^;
警告灯は無事に作動しました、まぁこの警告灯が点灯する事は滅多にないとは思いますが点灯したら回り道無しで即コントロールユニットの点検に入れますし、ソレノイドのショートを見付けるのも各ソレノイドの端子を抜いて走ってみて警告灯が消える端子を探せばいいので修理の際も非常に楽になります、P端子はリレーを作動させる極僅かな電流しか取り出していないのでコントロールユニットには多分悪影響はないと思いますが一応暫くは様子見してみます。
青コスモにも取り付けました(^^)
これからは、いよいよ旧車シーズン到来です、今年もコスモでたくさんドライブしたいですね、昨年は謎のキャブの詰まりがありましたが今年はどうかな~いずれにせよ今年もコスモで大いに楽しみたいと思います(^o^)
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2017/04/11 00:43:46