No2コースチングバルブを分解
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アイドリング回転数が1400回転以下に下がらなくなった白コスモ・・以前に赤コスモでも似たような事がありましたが今回はNo2コースチングバルブに原因がある事がハッキリしています。
アイドリング時にNo2コースチングバルブのDCバルブに接続される部分(画像の一番上のパイプ)のホースを外して指を当てると吸い付きます、つまりエアを吸っているわけです。
正常ならアイドリング時には、ここからのエアの吸い込みはありません。
ソレノイドに通電したままになっているとエアを吸い込みますが(アイドリング時は通電が切れるのが正常)通電状況は正常でした。
ソレノイドの部分を工具でコンコン叩くとエアの吸い込みは収まります、No2コースチングバルブ自体に問題があるのは間違いありません。
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ソレノイドを外すと中はこんな感じ。
ニードルがソレノイドへの電源のオン、オフで上下に動いてDCバルブへの通路(画像の穴の部分)を開いたり閉じたりするだけの単純な構造です。
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これがニードル。
先端のテーパー状の部分がバルブ内の穴の開閉をするわけですね。
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ニードルをバラすとソレノイドの中から金属片が出て来ました。
これが引っ掛かったのか?でもこんな破片で動きが悪くなるとは思えないのですが・・。
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それにしても、この金属片は何処から?
金属片は原型を留めていないのでソレノイドの中を覗いても分かりません、まぁソレノイド自体に異常は無さそうなのでいいのですが。
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金属片を取り除いてNo2コースチングバルブを元通りに組み付けます(といってもソレノイドがネジ3本で留まっているだけですが)
作動を確認するためバッテリーに繋いでみると、カチン!とソレノイドの作動音がします。
が・・電源を抜いてもニードルが戻る着座音がしない・・DCバルブ接続口を口で吹いて見ると案の定、通気します(つまりエアを吸うわけですね)
ソレノイドを外して見ると・・やはりニードルが引っ込んだままになっています、電源が切れているのに・・。
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ニードルがスムーズに動く事は確認済みです。
なのにニードルが引っ込んだまま戻らない・・ニードルを引っ張ってみると、少し吸い付いているような感じがします。
ここでピンときました、もしかして・・。
ニードルを砂鉄に付けてみると・・。
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ああ~やっぱり・・。
ニードルが長年の使用で磁気を帯びているようです。
針に磁石を何度もこすり付けると針が磁気を帯びますよね、あれと同じでニードルが磁気を帯びてその磁気で吸い付いてしまいソレノイドの電源を切ってもニードルが戻らなくなっていたのです。
原因は分かりましたが、さてどうしよう・・ゆっくり考えます(笑)
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