1人でブレーキのエア抜き
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
エアの入り具合とフルードの汚れ具合が気になったのでエア抜きをしてみました。本来2人でやる作業のようですがワンマンブリーダーなる道具を使い1人でやってみました。結論としては1人で作業可能でエアが少し抜けました。
ちなみに以前ブレーキエア抜きはディーラーにやってもらっています。そこから半年、1万キロ走行しました。作業前の時点で特に違和感はありません。
◾️準備するもの
・ブレーキフルード(DOT3)
・ブリーダーボトル(ワンマンブリーダー)
・漏斗、じょうご等
・10mmのメガネレンチ(フロント用)
・7mmのメガネレンチ(リア用)
・パーツクリーナー、水等
★注意点
・リアのブリーダープラグは「7mm」です。
ちなみに1.2Lのマーチ標準車は8mmのようです。
・ブリーダープラグがドラムに少しめり込むような配置になっているのである程度角度が付いているレンチが良いと思います。角度のついてないレンチではプラグが回し難かったです。
・作業終了時にブリーダープラグからホースを抜くと、抜けたフルードがビシャッと出てきます。事前に洗い流す準備をしておきましょう。
・この作業は整備マニュアルに準拠した手順では行っていません。
◾️エア抜きの順番について
整備マニュアルには左後→右前→右後→左前の順でやるよう記載されていますが、今回は無視してリア左右→フロント左右で作業しました。
駐車場に傾斜があるので4輪同時にジャッキアップができません...
ちなみに、上記の事情のためタイヤを外さず作業できないか考えてみましたが、ブリーダープラグの位置的に困難そうでした。特にリアが厳しそうです。
◾️作業手順
・ジャッキアップしタイヤを外す。
・エンジンオフ状態でブレーキペダルを数回、ゆっくりと踏める限り奥まで踏み込む。
・ブリーダープラグにメガネレンチをかけてブリーダーボトルのホースを繋ぐ。
・ブリーダープラグをゆっくり緩めていくとフルードが出始めるので、フルードが出始めたところで止める。
・その状態で数回、ブレーキペダルを4-5回ゆっくりと奥まで踏み込む。
・ブリーダーボトルのホースに気泡が出ているか確認し、なければプラグを閉める。
・残りのブレーキも同様。フロント・リア共に作業方法は一緒です。
2
リアの作業です。ボトルはブレーキ配管に引っ掛けました。ホース繋いでるとこは撮り忘れました
3
フロントの作業です。
いい感じの場所がなかったのでディスクに引っ掛けました。
作業する側にハンドルを全切りすると作業しやすいですが、直進状態でもべつに大丈夫です。
ちなみに、ジャッキアップしていればエンジンかけなくてもハンドルを好きに回せます。ただしACCかIG ONしていないとハンドルロックがかかります。
ハンドルロックがかかったらACC ONで解除されます。
4
4輪分のエア抜きでこのくらいフルードが出ました。
結構黄色いですね。タンクに入っているフルードよりも黄色い気がします。新品フルードは無色透明です。
あわよくば全部交換してしまおうかと思いましたが、めちゃくちゃ時間がかかりそうなのでやめました。
今回の作業では4輪合計でピーナツ半粒ほどの気泡が出てきました。作業後はブレーキの効き始めが今までより若干手前となり、同じように踏んだ場合でも初期制動を強く感じるようになりました。
どのくらいフルードが抜けるか分からなかったので補充用のブレーキフルードを用意しましたが、もともとタンクのMAXよりさらに多くのフルードが入っていたので別に補充する必要はありませんでした。
作業前の時点でフルードの注ぎ口から液面が見えるほど入っている場合、作業後もMAXの少し下くらいまでフルードが残るので補充なしで作業できると思います。
結論としては意味のある作業でした。1万キロ走行でも多少のエア混入とフルードの劣化がある事が分かったので、2万キロに1回はやった方が良さそうな感じでした。
また、1人でも作業は可能でしたが肝心のエアの抜け具合を見ることが出来ないため(どうしても見たいw)
次回やるときは友人に手伝ってもらい2人で作業してみます。
それにしても、マーチのブレーキタッチはほんとに剛性感がないですねえ
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク