目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
黒い液体と白い粉を混ぜて純正パーツのジェットブラックに似た仕上がりが得られる塗料を自作しました ( ̄▽ ̄)
特徴は、
★ 低コスト → スプレー式の約1/4~1/6程度
★ 水性 → 臭くないので室内作業可能、取り扱いが楽
★ 筆・ハケ塗り可能 → 養生が楽
★ ピカピカ → ウレタン被膜で艶やかな仕上がり
★ 色調自在 → 調合で自分好みにできる
材料を買ってきて自分で調合します。
塗装の手順も何回か試行錯誤を重ね、ほぼほぼ満足できる方法にたどり着きました。
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2
塗料の作製から。 材料は
①水性着色ウレタンニス ブラック (和信)
②水性アクリル塗料 ブラック (アトムハウスペイント)
③マイカ粉 パール銀 (吉祥)
④マイカ粉 金 (koneko)
①のウレタンニスは黒がやや薄いので黒味を増すために②を混ぜる。
③④のマイカ粉はウレタンニス200mlに対し小さじ半分くらいにした。
少しずつ混ぜて自分好みのキラメキ具合に調整する。
これら材料をビー玉と一緒に広口ポリビンに入れてシャカシャカとよ~く混ぜる。
3
4
今回の下地処理は#600でのサンドペーパー処理とシリコンオフによる脱脂だけにした。
本塗りは普通にハケで塗る。
塗料の粘度調整を完璧にして、良いハケを使えば仕上がりのハケ目はかなり目立たなくすることはできるようだ。
しかし、ハケ目を完全になくすことは素人には相当難しい事がわかった。
そこで考え方を変え、ヘアーライン調のような綺麗なハケ目を積極的につけることにした。
まず普通のハケで全体に塗料を拡げる。
少し乾燥が進んだ後、まだ水気があるうちにウレタンスポンジハケで表面をならす。
このタイミングが重要で、仕上がりのハケ目具合に大きく影響する。試行錯誤するしかない。
硬化後、#1000サンドペーパーで水研ぎし、脱脂してから、重ね塗りをする。
必要なだけこの重ね塗りをする。
今回は2,3回で良い色調が得られた。
一番上だけ無色のウレタンニスにしてもよいかもしれない。
5
鏡面ぽさを目指す場合は、最後の上塗りが終わって完全に硬化(理想は1週間)してから研磨作業に進む。
#1000→#2000のサンドペーパーで水研ぎした後、コンパウンドでひたすら磨く。
今回は#3000→#7500→#9800と順番に使い、最後に超微粒子コンパウンド(WILSON)で仕上げた。
丁寧に研磨すれば#3000のコンパウンドがけまででかなり綺麗な表面になり、顔が映るくらいになる。
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艶出し研磨後の状態。
比較として、スプレーのブラックマイカで塗装したものを示す。
ハケ目があること、色調が微妙に異なっていること以外はほぼほぼ似たような見た目となっている。
マイカ粉によるキラキラ感がうまく再現できた。
ハケ目も模様として見ればそれほどおかしくないと思うがどうだろうか。
それにしても写真をうまく撮るのは難しい。
7
鏡面状態の比較写真であります。
新聞紙の上に塗装済み品を垂直に立てた状態で撮影した。
映りこみの状態はさすがに鏡面ポリカには及ばないが、スプレー塗装のものと比べても遜色はないと思う。
ハケ目の状態にもよるが、肉眼だとスプレー塗装品よりも鏡像が綺麗に見えるものもあった。
が、やっぱり写真をうまく撮るのは難しい。。
8
もう一つ別角度からの比較写真。
ハケ塗でも磨けばこのくらいにはなる。
9
塗装品を車両へ実装後の写真。
とぉ~くから見たら大丈夫だ。
近くで見るとハケ目がわかるが、こういうデザインなんだと堂々としていればよい。
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スプレー缶は手軽で良いのですが臭くて養生が大変なのと、特にメタリックカラー品は少々お高く、クリアーやプラサフも必要になってくるのでコスパが。。
とにかくお金をかけずにというビンボー精神から思いついた今回の作業ですが、適当に材料を混ぜたら意外とあっさり出来てしまいました。
材料を変えたらオリジナルな塗装がいろいろ楽しめそうです。
ただ、耐久性、耐候性については未確認です。
雨と紫外線と寒暖差にどこまで耐えられるかわかりません。
少なくとも1年はもって欲しいと願ってます。
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