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山モトGPの愛車 [マツダ ロードスター]

パーツレビュー

2018年7月1日

BE FREE ストレートマフラー  

評価:
5
BE FREE ストレートマフラー
【再々レビュー】(2018/07/01)

3度目の再レビューになります。

それだけ、このマフラーが気に入っているということです。
が、それだけではなく、理にかなった(偶然にも)選択だったと思えるので、今更ですが走り屋系のロドスタ乗りに捧げるべく、愛を込めて再々レビューしたいと思います。

マツダの開発陣が、どうして高回転高出力型のエンジンとしては不利な、ロングストロークのエンジンを選択したのか?
そこには、中低速トルクを重視した、
「誰でも扱い易いエンジン」
という縛りが、最初からあったのだと思います。
その選択の時点で、オートバイのような高回転型のエンジンは、幻想でしかなくなってしまったのです。

それを思い知らされる出来事が、最近ありました。

あるショップの試乗会に行ったときのことです。試乗車はRFでカムやエキマニも含め、定番のチューンがされている個体でした。
弾けるような高回転のトルク感を、期待していたのですが、期待とは裏腹に、かなり残念な印象に終わってしまったのです。

その印象から導きだされた答えは、ロングストロークとは、そういうものなのだと言うことでした。

ロドスタのエンジンがショートストロークならいざ知らず、生まれつき持っているロングストロークの素性では、カムだエキマニだとあがいてみても、簡単な中低速のトルクの増強に比べて、どうしても高回転のトルクの伸び代は、限られてきてしまうものです。

元々、真面目な(命題に対して本当に誠実で真面目だと思います)マツダの開発陣が緻密にチューニングを行い、スポーツエンジンらしく仕立てられたエンジン。

そのバランスに対して、さらに手を入れ、そのコストに見合う結果を出そうと言うのですから、まさにチューニングショップ泣かせのエンジンと、言えるかもしれませんネ。

さらに、加速走行騒音規制を意識して作られた車検対応マフラーでは、高回転での抜けという点で、原理的にスポーツマフラーには勝てません。エキマニをやってもカムをやっても、それらの効果をスポイルしているのが、車検対応マフラーという事になるのです。

それに実感として気付かされたのは、ノーマルマフラーのままでECUを交換した時です。太り過ぎた中速トルクと、点火時期が早まったことでの中速のレスポンスアップは、スポーツエンジンとしては、あり得ないフィーリングをもたらしました。まるでジーゼルみたい。

スポーツエンジンをスポーツ足らしめているのは、そのトルクの出方、人間が扱う時の過渡特性が、非常に重要な要素になるのだと思います。

例えばアルファのエンジンは、昔からロングストロークでした。しかし、高回転を伸ばすためにいち早くDOHC化して、中低速のトルクの過渡特性を考慮しながら、高回転まで回すことのできるエンジンを目指したのです。

そして、アルファのエンジンで忘れてはならないのが、ツインスパーク。要するに点火系の強化だったんですねぇ。
さらに付け加えたいのは、高回転で抜けの良いマフラーという事になるでしょうか。アルファの音がよいと言われるのは、抜けの良いマフラーのお陰ですよねぇ。

という事で、目指すべきはアルファの手法とした時に、最もコスパが高いのは、ECUのチューンと点火系の強化、そして高回転で出来るだけ抜けの良いマフラーという結論になるのです。


さて、ようやくここからがBE FREEのインプレになります。お待ちどうさまぁ。でした。

まず、アイドリングは静かなものです。100dbチョッと下回るくらいかな。

1500回転から有効なトルクが出ていて、6速でも巡行が可能です。そして、4速以下でその回転から踏み込んでいくと2000回転から力強さが増していき3000、4000とそのトルクは盛り上がり続け、5000回転からはシューンという音とともにレッドゾーンまで一気に回り切ります。

物語性がたっぷりあって、気分が高揚しますよぉ〜。

おかげで、30kmで走っている枯葉マークの軽トラを追い抜くのは、2速で一瞬で済ますことができるようになりました。

その時もスポーツカーらしい程よい(始めの頃より、印象が変わっております)排気音のお陰で、クラックションなど鳴らして、注意を促さなくても、気づいてくれるので安心ですね。

最近はこの排気音に対して、全く違和感を感じなくなっております。慣れもあるでしょうが、全開で負荷をかける時ならいざ知らず、日常使いでは、そんなシュチュエーションはあまりないですからねぇ。

中速のパーシャルなら、こちらの方がアルファより静かなんじゃないでしょうか。

で、今のこの仕様、ざっくりいえば、パーツレビューにあるように、吸気と点火系の強化とECU、そしてこのBE FREE。

これだけでアルファをイメージさせる、スポーツエンジンになります。

それ以上のチューンは、コスパを考えると全くお勧めできません。

仮にカムやエキマニに大金をかけてやったとしても、点火系の強化を忘れたり、車検対応の静かなマフラーでは、エンジン自体の素性から言って、その効果に疑問を持たざるおえません。
おそらく今の私の仕様より、フィーリング、パワーともに、それを大きく越えられる保証はないと思います。

初めは、お安いし試しにと装着したBE FREEですが、今は大変気に入っております。
ヤフオクでサクラムマフラーに一瞬入札してみたのですが、今のマイロドのエンジン特性は捨てがたいと思い直し、取りやめました。ウフッ。

冷やかしてごめんなさいねぇ。

しつこいようですけど、ロドスタのエンジンをスポーツ足らしめるのは、高回転で抜けの良いマフラーですからねぇ。中回転で抜けが良くってもダメですからぁ。

長い文章でしたが、ご精読ありがとうございました。この報告を参考に、皆様のロドスタライフがより充実したものになれば幸いです。




購入価格26,000 円
レビュー履歴最新 (2019/01/25)のレビューを見る
4 回目 (2018/07/24)のレビューを見る
2 回目 (2018/06/24)のレビューを見る
1 回目 (2018/06/18)のレビューを見る

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イイね!0件




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この記事へのコメント

2020年11月30日 22:14
初めまして。
分かり易いレビューありがとうございます♪
コメントへの返答
2020年12月1日 8:44
そんなぁ・・・(〃▽〃)ポッ
お褒めの言葉をいただきありがとうございます。
最近レビューもしてませんし、サボってますが、私のNDも4年目を迎え色々と変化が表れてきたので、また再開しようとちょっとだけ思ってますよぉ。

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