ガソリンタンク漏れ点検・補修トライ

12ヶ月点検の際、ガソリン漏れしているとの指摘を受け・・・当面ガソリン給油時は満タンはやめておいた方が良い！とのアドバイス？もありました。（怖っ！！）　概算見積もりの金額を聞いてゾッとしました。タンクAssy＠485,000 Frステアリング周り分解、クーラントホース脱着、組付後のアライメント調整などの作業工賃まで入れると60〜70諭吉ほどを覚悟せねばならないそうな！　そこでまずは現状を自分の目で確認しました。

右Frタイヤを外し、タンク側面を点検すると、確かにガソリン漏れの痕跡と、それなりにガソリン臭が確認できました。
では、一体どのような構造で、どこが割れている？のかについてはよくわからず・・・ネット上のガソリン漏れ事例を調査すると、結構あるんですね！　FH（Fire Hazard＝車両火災＝最悪の事態！)の危険もあるのにリコールにはなっていないようです。樹脂製燃料タンク（HDPE製）は真空成形された高密度ポリエチレンタンクにノズル形状のパイプを超音波？溶接しているようです。（樹脂タンク修理の専門業者もあるとの事。）

ネット情報から、おそらくこのノズル状の溶着部分に亀裂が発生して漏れているものと推定します。　漏れ箇所を特定するため、フェンダーインナーライナーを外しました。　給油口からアルミ製フィラーパイプがストラット横を通ってタンクへと繋がっています。

ボディに空いている貫通穴の隙間から覗いてみました。　接続部の周辺から漏れていることが判明しました。やはり溶着部が割れているようです。（写真はパイプ周辺を軽く脱脂洗浄した後のものです。）

内部の状況は分かったものの・・・この狭い隙間からどうやって補修すれば良いのか？？？　思案しましたが、ポリ系にも接合できそうなシール剤を入手してチャレンジすることにしました。　普通なら、コーキングガンにセットして、ノズルを延長すれば届くと考えたのですが、このシール剤の特性状、硬めのペーストなので・・・断念して　とりあえず手持ちのアルミバーを加工して長いヘラ状のものを準備し塗布することにしました。

アルミバーの先端に布をくくりつけて再度脱脂洗浄剤でシール塗布エリアを綺麗にした後、いよいよシール剤を塗りました。数回に分けて全周の約8割がカバーできました。　乾燥するまでは約1週間くらいそのまま安静にしておきました。