サブウーファー 微かに聴こえる「ボボボボ…」気まぐれノイズ対策 (RCA交換・アース線増設)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
冬の終わりかけか春辺りからでしょうか。
ずっと気になっていた、気まぐれで発生するウーファーの
「ボボボボ…」
という微かに聴こえるノイズ。
音楽を暫く鳴らしていると、曲が切り替わる辺りの無音状態で微かに「ボボボボ…」という音がある事に気づき、それから曲を流していても微かに「ボボボボ…」と聞こえてくるのが気になっていました。
ウーファーのノイズといっても様々な原因がありますが、ググっても抜本的な原因解明や対策方法が見つからずいました。
例えばノイズキャンセラーを取り付けるなんていう方法もありましたが、それだとカットされまくって肝心な低音を出すパワーまでも奪われて貧弱になります。
これでは根本的な解決になりません。
ノイズの種類は様々ですが、よくある『オルタネーターノイズ』はエンジンを切っても「ボボボボ…」と鳴り続けていたので関係無さそうです。
また、RCA線が近すぎる訳ではありませんでしたが、もう少し離してみるのもありです。
そんな情報が少ない中で調べ尽くし、ようやく解決の糸口が見えそうになったので、可能な限りの対策をやっていく事にしました。
結論づけた対策内容は、
『RCAケーブル自体をオーディオメーカー製新品へ交換・配置変更』
『アースポイントの増設』
です。
↓↓使用しているサブウーファー↓↓
【 PIONEER / carrozzeria TS-WX11A (パーツレビュー) 】
https://minkara.carview.co.jp/userid/3046310/car/3308035/12013783/parts.aspx
2
RCAケーブルとは、音声や映像の信号を伝送するためのケーブルです。
CDプレーヤー等の音楽再生機器とアンプとの接続や、DVDプレーヤー等の映像再生機器とテレビとの接続に使われることが多く、オーディオケーブルやビデオケーブルと呼ばれる事もあります。
HDMIケーブルの普及に伴い、RCAケーブルが映像の分野で使われることは減りましたが、オーディオの分野では基本の規格として多くの製品に採用されてるのが特徴。
尚、RCAプラグはピンプラグと呼ばれることもありますが、それぞれ同じものを指します。
主にオーディオ機器に使用するのが2色端子のRCAケーブルです。多くの製品はケーブルの先端が赤と白に色分けされており、赤は右、白は左の2本のケーブルでステレオ音声の信号を送ります。
(ちなみに映像信号用だと黄色を用いた3色端子または1色端子になります)
さて、今回用意したのは、JVCケンウッド(かつてのヴィクター社)製のRCAケーブル。
音響機器メーカー製品ともあって品質はバッチリ。
3mを購入しましたが、プレオの座席下に置くサブウーファーであれば2mで十分だったかもしれません。
【 JVCケンウッド / オーディオコード (ピンプラグ用) CN-182G 】(パーツレビュー)
https://minkara.carview.co.jp/userid/3046310/car/3308035/12505180/parts.aspx
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ウーファーに繋がっているRCAケーブルがこちら。
装着位置は、三列あるうちの一番したの赤と白。
3~4年ほど前にアプガレでサブウーファーを購入した時に一緒につけた、メーカー不明の中古RCAケーブルです。
そう思うと寿命なのかもしれません…
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とりあえずこれは外しました。
裏側でうまい感じに通してあるので、それを辿りながらケーブルの配線を外していきます。
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新旧ご対面。
左が購入した時につけた、よく分からんメーカーの中古RCAケーブル。
右が今回購入した、JVCケンウッド(かつてのヴィクター社)製のRCAケーブル。
端子だけみても明らかに質が違います。
新しい方は、勿論ですがロスが少ない金メッキの端子です。
また、ケーブルも曲げた時の感触が左と右では大違いでした。
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芯線までは実物を見ることは出来ませんでしたが、新しいパッケージにはきちんと
″高純度99.996%OFC(無酸素銅)コード使用″
と素材が記されています。
電線の種類も色々ありまして、それぞれ使う機材や目的、電力許容度などによって使い分けます。ホムセンの資材館などの電材切り売りコーナーで見かけるアレです。
音質向上でオーディオによく用いられるのは
『OFC(無酸素銅)』
と呼ばれるもので、銅の純度が99.96%以上と高く、不純物のなかでも酸素を積極的に除いた高純度な銅です。
銅は基本的に音域バランスに優れ、自然な描写力を持っているのが特徴。
そこに純度の高さや構造の違いによるプラスの要素が加わります。
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余談はここまでとして、新しいケーブルをデッキ裏に通していきます。
今回はグローブボックスの裏からエアコン送風口の真横付近を経由し、オーディオデッキ裏からまで通す方法でいきます。
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RCA端子をデッキに差し込みます。
『carrozzeria FH-4400』は三列あるうちの一番下です。
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助手席下までは、内張りの下を通しています。
その為、下部ウェザーストリップを摘んで外し、リアウォッシャーホースと並走して通したRCA端子を摘出し、取り外します。
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続いて同様に新しいRCAケーブルを通していきます。
今回3mを買ったのですが、2mでもギリいけたような気もします。
これをエバポレーターボックスの下辺りから内装裏に通し、座席下あたりまで持っていきます。
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ここまで引いてこれました。
今回はノイズ対策として、電源(黄色・青/白)とはもうワンクッション離した位置に通します。
座席に固定するボルト穴の外側ルートが電源類、内側ルートの狭い空間をRCAケーブルが通っています。
通したら、ウーファーのRCA端子と接続して、これでRCAケーブルの配線は完了です!
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続いて、アースポイントの増設を行います。
ジョイフル本田で少し大きめな丸型端子をバラ売り購入し、こんな電線を作ってみました。こちらが増設する0.75sqのアース線となります。
内張りの中で分岐端子に接続したいので、見た目をスマートにする為に内張りに少し穴を開け、そこからギボシ端子を差し込んで座席を固定するボルト付近に丸型端子だけが出ているようなスマートな見た目にしておきます。
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アース線を適当な位置でカットし、ウーファー側をメス、アース線側をオスにしてギボシ端子を取り付けます。
Y型端子で二股に分岐させ、一方を先程の増設分のアース線のオスギボシと接続し、頭だけ出した丸型端子は座席を固定しているボルトに共締めします。
また、もう一方のアース線も分岐したY字端子のギボシ端子と接続しておきます。
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内張りの内側をリアウォッシャーホースと並走する形で通していき、ECUの下まで引いていきます。
ECUを固定している台座があるので、台座に留まっているプラス穴付き六角フランジボルトに共締めします。
ウェザーストリップや内張りを元に戻したら完成です!
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動作確認をして、ノイズ等の異常は確認されなかったのでパネル等も戻します。
これで作業終了です!\( 'ω')/
やっとまた快適なカーオーディオ空間に戻りました👍
次やる事があるとするならば…、助手席ドアのウェザーストリップ下部から座席下までの配線をもう少し自然な取り回しにしたいですね。
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