PerformanceCaliperその4

洗ったっきり放置のキャリパーを組みます。
フロリダに注文していたシールは予定より２週間早く届きました。海外通販アメリカに限ります。

というか、日本では売ってないものが多く、彼の国の自動車文化の奥深さを感じます。価格も全般に安め。しっかり市場ができているということでしょう。

それに対して日本では、ブレーキキャリパーのオーバーホールを自分でする人はあまりいないということでしょう。車検制度の有無も関係ありでしょうね。

シールをフルードに浸します。グリスの類は使いません。

シリコングリスならいいのでしょうが、ゴム製品にグリスは基本的にアウトなはずです。

現にこのキャリパーのダストブーツは金グリスの付いてたところが見事に劣化していました。

ピストンホールの溝に組み込みます。サイズはぴったりです。ですからいれるには少しコツが必要です。

ピストンにダストブーツを取り付けます。やはりフルードを塗っておきます。

ピストンからつけないと、後からこの溝につけるのは至難のわざになります。

ピストンを手で挿入したら、あとはクランプで締め込みます。スルスル入ります。

あとはブーツをキャリパー側にしっかり挿し込みます。

ピストンが１２個もあるとなかなか面倒です。

ピストンが多くなっても油圧は１系統ですので、劇的に制動力が上がるわけではありません。ローターが大きくなるのは効くようでくが。
ピストンの増加で上がるのは操作性やタッチと言われています。１ピストンからこんなに増えれば、さぞ繊細なブレーキタッチになることでしょう。