デジタルプロセッサーの取付DEQ-1000Aその1 構想編
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1:構想編
2018年10月、車両を購入した時点では、C3を含む輸入車やマツダコネクトのマツダ車など、ナビを含むオーディオが外付け・取り換えできないタイプの車両が増えています。
現状C3はインパネ中央の操作パネルに車両制御が組み込まれており、これを取り除くことができない。またそもそもオーディオユニットを入れる場所が設けられていない。
入力ソースもラジオとUSB、Bluetooth、しかなく、おまけに我がC3はAndroidAutoに未対応です。
市販外付けナビ等では、デジタルプロセッサ利用の音質改善も可能と聞く。しかし我がC3ではソースユニットの入れ替えさえ不能である。
そんな車両の高音質化に、外部プロセッサーは大きなメリットがあると聞きますが当時導入をするには機器単体で10万(オーディソン等)、PCを接続して調整するとなればプロ
SHOP頼みする事となり、インストールと調整に15~20万は避けられない。
それより何より、情報のないC3の配線を取り出して実行してくれそうな勇気あるSHOPはなさそうです。(やってくれる店なんて、あってもいくらかかるか分からない。)
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上記現状での制約を鑑みて、ドアのデッドニング、インナーバッフル追加、スピーカーユニットの入れ替え、露出ツイーターの取付を実施しました。
詳細は整備手帳「フォーカルスピーカー取付準備」をご参照ください。
この改造の結果スピーカーユニットの性能向上がしっかり分かる様になりました。やっぱいいユニットはイイ。
また、内蔵アンプの有効利用という点でリア用のアンプをウーファー用のネットワークを付けてバイアンプ駆動する手段も外付け機器を増やさないので良かったと思います。
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また、デッドニングしたけれども、「サイドエアバッグの圧力センサーに影響を与える」可能性があるとの噂でドア内部の発泡PPシートが取り除けなかったので、低音の
ビリ付きを完全に排除できなかったのは、掛かった手間を考えると残念でした。この周波数特性の改善が次のテーマとなりました。
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また、ツイーターの露出セッティングは、実行するまでは”弄りアピール強くて嫌な感じ”と思っていました。しかしセッティングしてみるとツイーターはやはり耳に正対するのが
最も簡単で最もクオリティを出せるセッティングなのでした。少なくともC3はダッシュにツイーターを埋めてあっただけでも良かったと思います。音像もダッシュボード上に定位
しています。
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カーオーディオに限らず、オーディオによる音質向上の要素は大まかに3つ、音源・アンプ・スピーカー。(配線は上記3要素より影響が軽微なのでここでは省く。)
私の考えるこれら要素の重要度はスピーカー5、ソース3アンプ2と思っている。それぞれの要素にはユニットの性能とともにセッティングや配線、利用環境の整備
等も含まれた総合的な割合と考えてください。
また、機器の価格とセッティング費用の配分もスピーカーと音源、アンプとではそれぞれ異なります。
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我がC3の場合、音源:USBメモリ格納音源、車載ラジオ、Bluetooth接続のスマホ(すべて車両のインターフェイスを利用する予定。ハンドルのボリュームや選曲機能を利用したい為。)
アンプ:基本車載オーディオのアンプを利用。但し、リア用のスピーカーを使わなくして、リア用のアンプを配線繋ぎ替えでドアウーファーを駆動。フロントアンプはツイーターを駆動
するバイアンプ構成にした。
スピーカー:ウーファー+ツイーターユニットを入れ替え、ドアのデッドニングを行い。インナーバッフルを使用してユニットの性能を活かす。ツイーターは純正位置の上に露出セッテ
ィング。ツイーター以外は見かけ上の内装に変更なし。
ここまでの段階を2018年11月までに完了しておりました。
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ここまでの制約ポイント
制約1:音源はハンドルリモコン操作を捨てるほど悪くはないので、車両のインターフェイスを使う事にした。欲を言えば、もう一息クリアさが欲しい。
制約2:配線に関する情報が少なく、アンプは車載アンプを使う方法が妥当。欲を言えばアンプ増設したいが、そのためにはスピーカー出力を取り出して
再度増設アンプに入力するなど大掛かりとなる。
制約3:デッドニングで取り切れなかった低音域のビビりなどはイコライザーなどを使うしかないが現状の構成では対応手段がない。
外付けナビやオーディオには、dspチップを利用した音響特性補正機能やツイーターとの距離補正機能が導入されている。その効果は不自然なこもり
音や低温のビビりを抑え、ダッシュボード中央でボーカルが定位するようになる。導入には高額な費用が掛かる。
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2018年12月、パイオニアから単体プロセッサ発売の情報をゲット。
パイオニア製のナビやオーディオ向けに用意された比較的簡易なdspユニットと4チャンネルの50wアンプを小型筐体に詰めて、車載オーディオハーネスに割り
込ませるだけで配線完了となる簡易さ。それでいて31バンドイコライザーやハイ/ローカットのデジタルクロスオーバーネットワーク、タイムアライメント機能など、
10万円以下でおよそ望まれるものはほぼ揃えた機能構成。これを定価2万8000円で売られてしまっては、もう買うしかありません。久しぶりに本当の価格破壊と感じました。
オーディソンやFocalのプロセッサーを羨ましく思いながらも、システム導入の費用全体が高額すぎると諦めていました。
導入後の効果に何を期待するか
・オートキャリブレーション (ホワイトノイズとスマホマイクを利用した音響特性の自動補正)
・タイムアライメント (ボーカルのセンター定位。音像の凝縮)
・50W×4chの外部アンプによるスピーカー駆動力アップ
そして、2:準備編に続く
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