AL4メンテナンス 【後編】

バルブブロック再装着時は、ギア歯の引っ掛け位置に注意。
手前から２番目にトリガーが引っかかるようにする。(ニュートラル時の場合)

下の写真はマニュアルバルブの位置。
切り欠きのある部分に設定する。
コレをミスるとマニュアルシフトが効かなくなります。

キレイに掃除したマグネット兄弟。

これからも仕事よろしく。

洗浄したフロントカバー。

枠のパッキンを交換して新しくします。

さて、水が溜まっていたレゾネータ。

手で振るだけでは水が全部出てこないし、水が溜まってるということは、内部に汚れがあるだろうとのことでバラすことにした。

予想通り汚い。

バラせば仕組みも解る。

しかし、結構汚くなってんなー。

これ、枠のシーリング除去すんの大変そ。

レゾネータはとりあえず置いといて、今回第２の命題である、マルファンクションスイッチ(シフト切替スイッチ)の交換に挑みます。

シフト系統は赤枠内の部分。

左の赤丸部分がマルファンクションスイッチ。
右はコネクタ格納ボックス。

あー、ごちゃごちゃしてんな。
めっちゃ面倒くさそ。

とりあえずコネクタ側から。

ゴールドのネジ頭が見えるんで、２箇所とも外す。

これでコネクタボックスが外れる。

いきなりですが、レゾネータ復活。
シーリング全て取り除き、キレイにして、再組立て。
コーキングを使って完全再生。

実は、上のコネクタボックスで解らないことだらけで挫けたんで、一旦気持ちを切り替えるために(約40分)コッチの作業してましたw

よーやくコネクタの交換方法が解って、新しいものと入れ替え。

向きが解らなくならないよう、ハーネスカラーで覚えておく。

スイッチ側。

シフトリンケージを外す。
何故かネジを緩めただけでは外れず、抜くと簡単に分離。
ん～不思議。

新しく交換するマルファンクションスイッチのメーカーは"NTY"。

NTYはポーランドのAJS PARTSというメーカーのブランド名です。
https://www.ajsparts.pl/

コイツは41.55EUR。

ちなみに、他のメーカーもいくつかあります。

ESEN SKV　17SKV410
AUTOMOTOR FRANCE　PES2927
FISPA　5930401
QUATTRO FRENI　QF00T00019
SIDAT　5930401
VEMO　V46-72-0182
ZZVF　ZV2279CP

ご参考まで。

スイッチ交換後、位置の調整にテスターを使う。

スイッチハウジングから出ている２箇所の端子を使って抵抗値を読んで位置調整。

説明書こうと思ったけどやめた。
上手く文字に出来ません。

この作業したい方はメールで問い合わせください。

全部戻して、ATFを抜き、約４L交換。

テストランしてみたが、メチャクチャ静かになってシフトもスムーズ。最高。
ブレーキの効きが悪くなったか？？？と錯覚するくらいのパワーアップ感がありました。

とりあえずメンドーな作業をGW中に終らせられて良かった～。