最初の愛車
変な話ではありますが、個人的に家族関係や環境は車選びをする上で本当に、良くも悪くも影響します。
ざっくり言ったら永たの家は外から見たら普通ですが、内側から見るとかなりヤバい家でした。
その家に生まれた以上、永たも強く影響を受けるように強制されました。
父は幼い頃から永たに言いました。
「一番以外に価値は無い。結果を出せない人間は駄目な人間だ。永たは私の遺伝子から出来ている訳だから、出来ない筈は無いな?」
ペーパーテストでは100点ばかり要求され、80点を下回ると暴力を振るわれました。
父の仕事は教員で全て自分が正しいと言ってました。
そんな父が絶賛したスポーツカーが
日産が世界に誇る名機 スカイラインGT-Rでした。
何で永たの家庭の話が、FD3Sに結びつくのか?
永たは現在はおっさんで、田舎出身です。
まあ、父がそう言う教育方針ですから、幼少期より友達の選別をされたり、本当に欲しいプレゼントなんて貰った事も一度も与えて貰えないが、永たの現状でした。
田舎って怖いんですよ。
みんなと違う、みんな持っている物を持ってない、そいつは排除しないとって考え方があるんですわ。
永たは情けないですが、高校生になるまで友達多分居ないんじゃないかな…。
ちゃんとした家族すらいなぇし…。
永たも進学で家にから脱獄出来る可能性がある折に、永たの夢が叶いそうになりました!
同居してたじいちゃんが進学するんだからとBNR34 GT-Rを勧めてくれたんです。
永たは舞い上がりましたよ〜!
だって人生で今まで、こんな話なかったですもん!
結果を言ってしまうとBNR34 GT-Rは来ませんでした。
じいちゃんが倒れて、緊急入院、しばらくしてじいちゃんは亡くなりました。
父がじいちゃんの想いを?
無いです。
父は言いました。
「祖父が言った話は、私は一切関与してないだから、それを叶える筋合いは私には無い。」
「と言ったても、お前も車が絶対に必要になるのは知っている。私が費用をみてやるから選べ。100万円以内で。」
永た
「ボロボロでもいいです、100万円で買えるGT-Rがいいです。差額が出たら、足らない分は、働いて返します。」
父
「お前は勘違いをしている。お前の勉学の為に私は投資をしている。故に車の税金関係は私が全て負担してやる。お前は維持費やガソリン代を自分で捻出しろ。」
永た
「ありがとう。」
父
「だから、誰がスカイラインGT-Rを良しとすると言った?私は100万円以内で選べと言ったが、税金関係は2000cc未満でないと面倒みないぞ。」
永た
「そんな…。なら、バイトでも何でもして必ず費用を捻出して払います!税金や費用全てを自分で何とかします!だから…。」
父は私を殴り、立ち上がれば蹴り、殴り、蹴り言いました。
父
「何度も言わせるな。私は勉学の為に、お前に投資しているのだ、誰がアルバイトを許可すると言った?」
永た
「必ずバイトして払います…だから。」
父
「大学では最低限、教員の単位の小学校・中学・高校の単位全てを取れ。無論、卒業単位の評価は優評価、良評価、可評価の3つあるが私が優評価して認めないのは、お前が理解している筈だ?にも関わらず、必要以上にバイトをして時間を無駄に使うつもるか?」
永た
「そんなの聞いてないよ!」
父
「何故、当たり前の話を逐一言わねばならない?私は一番の評価のみしか意味がないと、ずっとお前に教えて来た筈だが?」
永た
「そんな…。」
父
「仮にお前の願いを叶えたとして、お前が私の期待を裏切ってたら、どう責任をとるのだ?」
2003年当時の話です。
その縛りの中で最も速いスポーツカーは…永たは考えのがFD3S型RX-7でした。
まあ、こんな話から始まるんですが本当にFD3Sが自分の人生を変化させてくれた気がします。
だから、今は胸を張って素直に言えます!
「初めてうちに来てくれてありがとう。」
「知らない街について来てくれてありがとう。」
「一緒に居てくれてありがとう。」
「勝手に諦めて、君から降りてごめんなさい。」
「君の身体を海外に送ってしまって…本当にすみませんでした!ごめんなさい!。」
「人生の大切な瞬間にずっと一緒に居てくれて、いつもありがとう。」
いつか同型機に一緒に乗り込んで、また一緒に駆けよう
Posted at 2021/09/23 19:20:24 | |
トラックバック(0)