デミオXD Turing 6AT試乗
投稿日 : 2014年11月12日
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ついにデミオのクリーンディーゼル「XD Turing」が試乗車で登場です。
まずは6ATモデルに!
「ジェットブラックマイカ」のボディーカラーは、メリハリの効いたボディーラインを鏡面で強調させ、想像以上の迫力と存在感があります。
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サイドビューでは、フロントノーズが下がりながら低く構えた姿勢が印象的です。
また、フロントウィンドウの傾斜の延長上にフロントタイヤの中心軸が位置する、FFとしては珍しいロングノーズのデザインがカッコイイです。
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キュートなお尻ともとれますが、注目はフェンダーライン!
前後のフェンダーの膨らみは、タイヤを足と見立てて、そこに着いた筋肉を彷彿させる存在感がうかがえ、総じてコンパクトカーらしからぬ存在感を醸し出しています。
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フロントの空間を広げたため、リアの空間は先代と変わらない広さらしいです。
しかし、ウレタンを使ったシートのクッション性がかなり良く、座った印象はクラスを超えたものとなっています。
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話題のフロントでは、上級車に匹敵する足下の広さと、オルガン式のアクセルペダルを実現させ、ウレタンを使ったシートも手伝って、コンパクトカーであることを感じさせないものになっています。
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そして国産車ではクラス初の採用となった6AT!
先日、試乗したガソリンモデルではダイレクトかつ気持ちいい加速を演出してくれました。
助手席の妻との間隔もコンパクトカーらしくないものです。
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このXD Turingでは、手に触れるところに本革が使われており、ダッシュボードパネルも同じ質感の合成皮革で高級感と統一感が演出されています。
そして、BMWの「iDrive」やAudiの「MMI」と同じようなインターフェイス「マツダコネクト」も、国産ではクラス初採用です。
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さて、いよいよ試乗。
スターターボタンを押してエンジン始動…予想より静か…かなり遮音性が効いており、ディーゼルのカラカラ音が聞き取り辛いほどです。
公道に出て、アクセルを軽く踏みます。
静かに周囲の流れに沿うことができます。ここでは低すぎるエンジン回転と低速域だったためか、トルク感も少なく、ディーゼルであることを意識させません。
次に農道に出て、アクセルを強く踏みます。
「おぉ~!」
25.5kgm(250Nm)/1500-2500rpmのトルクは間違いありません。
これならストレスなく、いや思った以上に速く駆け抜けることができます。
以前、乗っていたBMW320i(E90)のトルクは
20.4kgm(199.9Nm)/3600rpm…FRらしい後ろから蹴りあげるようなダイレクト感が気持ちよかったのですが、デミオはFFなので前から強く引っ張られる加速感といった感じでしょうか。
ただ、軽い車重と大きなトルクは、さらに遮音性も良いことから、運転がかなり楽になることでしょう。
巡航時の音は、エンジン音よりもロードノイズの方が気になるほどでした。
そして皆さんが気になるであろう加速時のフィーリングですが、アテンザXDの2.2Lディーゼルと同じような野太いサウンドはディーゼルスポーツを感じさせる演出であり、さらに回転フィールは想像以上にスムーズです。
ガソリンエンジンが「ブォーン♪」なら、このディーゼルエンジンは「ギュィーン♪」といった感じかな?!
今回、直線的な農道と市街地走行のみの試乗だったため、雑誌などで指摘されているノーズの重さは感じる機会がありませんでした。
ただ、私のような平坦地の多い長距離通勤にはピッタリのクルマだと感じました。
同乗していた妻も、「これなら、オプションのホワイトレザーシートを選んでもお洒落度は損なわれないんじゃない!」と太鼓判を押してました。
皆さん、試乗する価値のあるクルマですよ!
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