調整式燃圧レギュレターを取り付ける
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
※別にこの改造したからって速くなったりはしません。燃料ポンプ強化に必要だと思い交換することにしました(正解でした)
純正と比べると凄く大きいです。
どのみち取付方法が純正と違いますのでここには付きませんが。
パーツリストで調べたところJA11純正のリターンホースは2000円以上するっぽいので「お願いだから壊れないでね」と当面は頑張って貰う予定です。社外の耐圧ガソリンホースに交換しないのでリターンホースの届く範囲に社外レギュレターを固定する必要があります。
※この手のパーツの組み合わせを色々調べていましたが、中華通販とかで売ってるデリバリーパイプから取り出すアダプターは1/8の穴があいていてAN6という規格のフィッティングに対応するものがほとんどです。
PQY(ブランド名)とかでこの東名タイプより大型のレギュレターが販売されていますが、そっちは燃料ホースなんかもセットになってる事が多いですが、燃料ホースがAN10とジムニーには大き過ぎます。そもそもネジ穴が大きいのでAN6のコネクターとか入りそうにないです。
社外レギュレターを購入する際にはそういったフィッティングのサイズなどにも注意が必要です。
AN6とか1/8とかで選んでいくと、調整式燃圧レギュレターの種類はそう多くはありません。
2
じゃじゃーん
暫定的にステーを上下裏返してみました。
リターンホースの長さを考えるとここが無難かなと。穴を1つ追加してやればモアベターですね。
※たぶんチャコールキャニスターを移動させずにこの位置に固定する方が良いです。アナログ燃圧計はホース側に1/8のアダプター追加して移動させるか、本体を倒して固定すれば見えますし。
ちなみにフロント側の穴を使って正面に向けて固定することも出来そうですが、そこだとリターンホースが届くかは微妙です。ギリギリ届きそうですが。※純正位置よりもホースには余裕が生まれます
あと、30~40cm程度のガソリンホースを別途用意する必要があるのですが、付属の説明書が間違っていなければAN6というサイズのフィッティングもしくは内径8mmのホースを使用することになります。
インジェクター車ですし、燃料ポンプも強化するのですから、普通の耐圧ガソリンホースよりメッシュホースの方が安心ですよね。
フィッティングはデリバリーパイプの出口側は90°程度のエルボー、レギュレターへの接続は車体の後ろの穴に固定するならストレート、前の穴に固定するならエルボー。
それとレギュレターにリターンホースを接続する方法も考えなくてはなりません。
JA11純正のリターンホースはおそらく内径6mm。燃圧レギュレターに付属のパイプは8mm。
8mmから6mmへの変換アダプターを入れるよりは最初から6mmのジョイントをレギュレターにねじ込む方がシンプルですが、1/8規格のパーツにシールテープ巻いてガソリン漏れないかがちょっと心配。まぁ最悪はネジロックや液体ガスケットで接着してしまえば良いとは思いますが。どうせJA11にしか使わないし。
ただまぁ、今回入手した東名のパチモンじゃなくPQYとかの燃圧レギュレターはこれとは形状が違います(というかアメ車用のコピー品らしく燃料ホースが太い!)。
はい、じゃあとりあえずフィッティングやらメッシュホースやらをまた注文しましょう。
3
燃料ホースの素材は中華通販に出品されてるやつを調べた感じではPTFE(テフロン?)が最強(?)のようです。
ていうか純正部品の耐久性って凄いですよね。30年漏れ無しよ?
普通の耐圧ガソリンホースだと2年程度でガソリン漏れてきたりするそうです。車検整備で毎回ガソリンホース交換した方が良いですね💧
で、PTFE素材のホースの場合はブレーキホース組み立てる時みたいにオリーブを使用して固定するフィッティングが必要らしいです。普通のゴムホース用のフィッティングは使えませんか…
オリーブは使い捨てというか、取り出せないからなのか「再利用不可」らしいですね?念の為に予備もいくつか買っておいた方が良いでしょうかね。上手く取り出せて変形とか無ければ再利用する気満々ですが(笑)
ちなみに燃圧レギュレターに使うのはAN6という規格でブレーキホースはAN3です。ANはエアフォース・ネイビーの略らしいですが…英軍?米軍?
普通のフィッティングはホースの端っこが変形したりしたら少し切断してまた締め込んだり出来て便利そうです。簡単に説明すると水撒きに使うようなホースリールとかに使われてるパーツと同じ。
さてさて、街乗りで「ウッカリ燃えちゃった☆テヘペロ」は避けたいですからホースの素材はPTFEでいこうと思います(つい先日インジェクターからガソリン漏れて悲惨な目に遭ったし…)。
もしくは金属のパイプで作るか?勿論フィッティングは専用。
4
やっぱりチャコールキャニスターが邪魔なので、この際妥協せずに移動させることにしました(当初は緑で囲った場所にレギュレターを固定するアイデアでした)
詳しい作業は別で投稿しますが、とりあえずスポット溶接剥がしてA地点からB地点へお引っ越しです。
ジャッキホルダーを既に撤去してあるのでエンジンルーム内はわりとスッキリしています。
5
燃圧レギュ固定はステーの穴はM6なんですが、そこまで強度が必要とも思えませんし軽量化を考えてM5に(謎のこだわり)
コーナンプロで厳選しナットはステーの裏側で作業する時に工具から落としにくだろうとフランジ付に。ワッシャーは在庫してるM6のクロメートがあるから買いませんでした。
ステンレスのキャップボルトとワッシャーは素麺茹でるついでにガスコンロで焼きました。綺麗な青にするのはなかなか難しいですね。
色の変化って大ざっぱに紫→青→茶色でしたっけ??🤔
とりあえず赤く焼けたなってくらいで火から外して見てみると紫にはなってきます。オレンジっぽく焼けちゃうと焼き過ぎです。
まぁ焼いて色を変える必要は無いです(キッパリ)
本当はチタン使いたいんですけどね~
※陰になってほとんど見えないし、見えても茶色に見えるので炙らない方が良かったと思います。
6
時は流れて…
チャコールキャニスターにちょっとズレてもらった所へ穴をあけて燃圧レギュレターをボルトで固定。
チャコールキャニスターを移設したお陰で燃圧メーターも難なく見れます。ちなみにセッティング出たら外せと説明書(東名の説明書のコピーだと思う)には書いてありました。
あと、メーターを手でねじ込んでからちょっと緩めようとしたらメーター本体から中空ボルトが外れ掛けてオイルが漏れてきました💧
たぶん振動防止のオイルでかなりドロッとしています。危ないところでした。
7
昼間画像を撮り直すべきか…💧
燃料ホース(PTFE)を繋ぐとこんな感じ。
テストしてみたら、燃料ホースのAN6には問題無さそうでしたが、1/8のアダプター側の締め込みが甘くてガソリンが滲んでいたのでシールテープ巻いたり増し締めしたり。
使う工具が14mmでアルミなので強く締めるのが怖いんですよね😅
予備も無いし(純正には全然戻せるけど)
ちなみにシールテープは耐ガソリン性のある「テフロンを使え」とネットに書いてますが、普通のシールテープはテフロン製みたいです。逆にテフロン製じゃないシールテープって珍しいのでは?まぁ、シールテープなんて数十円からあるような安いものですしね(値上がりしたかな?)
燃料ホースは20cm強になるかなと思っていましたが、フィッティングのパーツの長さもあるので実質は16cmくらいしか使ってないかも?
1mで千円強で買えたので、このレイアウトならば5回くらいは使えるのでは?タダみたいなもんですね。
PTFEのホースはわりと固めで「届かなかったら困る」とビビってやや長めに作ってしまったホースをS字にクランクさせてグイッとはめるのには少し力が要りました。
取り出しアダプターや燃圧レギュレター側に多少ストレスが掛かっている気がするので次回何かしら作業する際には6mmくらい短くするか別のホースと交換した方が良いかも知れません(そんなこともあろうかと、黒いフィッティングを2個買ってある)
デリバリーパイプからの取り出しアダプターはパーツレビューを参照してください。真横に向くようにしています。
付属のOリングだとキツくて入らないので、純正のレギュレターからOリングを移植しました💧
個人的なこだわりポイントとして、リターンホースのホースバンドを純正から青アルマイトのフィッティング風のバンドに交換してあります
8
エンジンを掛けてみると一発始動。
いや、以前に初めてインジェクター交換した時はエア噛んで不動車になりましたからね💧
とりあえずバキュームホースを刺してない状態で調整ボルトをクルクル回しますと、ちゃんとメーターが動きます😊✨
ホースを差し込むとメーターがグッと0.5kgくらい下がります。
よしよし、数値の正確さはともかくとして、メーターが反応することと「おそらく」燃圧レギュレターが機能していることと、調節機構が働いていることがわかりました。
JA11の純正が2.2キロ、JB23やエスクードが2.5キロ(?)、カルタス(?)が3kgということらしいですが、3種類テストした結果、純正以外は調子が悪かったので、今回は付属のメーターで「2kg」に設定しました。バキュームホースを接続するとスコッと1.5付近まで下がります(説明書通り)
軽くテスト走行をしてみましたが、フィーリングは悪くないです。おおむね成功です☆
予定ではこの後更に何度か燃圧を下げてフィーリングを確かめるつもりです。
そして、いよいよ社外の燃料ポンプのテストへ…
そうです、燃圧なんて純正の燃圧レギュレターで全然良いんです。JB23用やエスクード用にしたらフィーリングおかしくなるだけなのですから。
比較的安価な社外の燃料ポンプに交換して、少し増えた吐出量の効果を確かめたりする為に、流量が増えても燃圧を純正に会わせられる燃圧レギュレターが必要だったのです。
とりあえず少し容量増やした燃ポンはとっくに届いているので、それと交換してフィーリングを確かめて、そのポンプを他の人にお勧めするのか、それとも純正に近いポンプを探すのか決めたいと思います。
【その後】
エンジンルームがちょっとガソリン臭い。手で触ると燃圧レギュレターから少し滲んでました。インとアウトの1/8のコネクターを増し締め。アルミなので舐めるのが怖くて弱かったようです。
1日置いてからボンネットを開けた状態でキーON。燃料ポンプが動くと燃圧レギュレター付近から「クォーン」という音が。空気が漏れているようです。空気が漏れると言うことはガソリンも漏れる可能性が。
でもこれ以上増し締めするとアルミの燃圧レギュレターを傷めそうだなーとか思ってたらアナログの燃圧計の付け根にシミが。12mmのレンチで回してみるとかなり回りました💧
エンジンルーム内でオープンレンチ(スパナ)での作業なんて普段はほぼ無いですが、板ラチェットやソケットレンチが使えないし、持っているコンビネーションレンチが長くて取り回しが大変ですね(書きながらTONEのクイックスパナ持ってるの思い出しましたが長さはどうだろう?)
とりあえず漏れについては大丈夫なはずですが、油断せずこまめにチェックしながら乗っていこうと思います。
これからは燃圧を下げたりテストしてみます。
【更に追記】
ガソリン漏れは無いものの、燃料ポンプONで「プーン」という音がする事が多いです。空気とガソリンの抜けやすさの違いがあるとは言え良くないので、次に外す時にはネジロックか液体ガスケットも試そうと思います。アナログ燃圧計外して圧力センサー取り付ける時にでも。
先日試しに1.8くらいまで燃圧下げましたが、全然普通に走っていました。
ただし、回転数によっては不具合を起こす可能性があるので、今後は排気温計や空燃比計などを見れる状態でテストしようと思います。
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