ドライブベルトの点検
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
かがわちょうのマジェスティSは新車時には通常走行時のエンジンは6,000回転ほどでしたが、13,500キロほど走行している最近は6,500回転を指し、加速時は8,000回転にもなりますので、本日はVベルトを点検します。
2
プラスチックカバーを外していきます。
まず初めにプラスドライバー(一番大きいやつ)で赤い丸印のネジを外します。
3
次に、エアクリーナーボックスのゴムのふたの中のネジを外します。
いつものようにゴムのカバーを押し込むようにして取り外すと、その奥に10mmのボルトが見えるので外します。
4
エアクリーナーに向かって右側にもうひとつボルトがありますので、これも取り外します。
これでエアクリーナーボックスがユルユルになり、下側のケースカバーを取り外すことができるのです。
5
YAMAHAのマークの入っているプーリーフィルターカバーも取り外します。
8mmのネジ4本を取り外すとカバーを持ち上げられるようになります。
ここまでが、クランクケースを取り外す準備です。
6
それぞれのプラスチックカバーを取り外し、クランクケースを止めている14本のボルトを順次緩めていきます。
この作業ですが、全てのボルトは、ある程度きつめに締められていますので、ひとまず全てのボルトを軽く緩めてから順次取り外していくといいでしょう。
写真を撮り忘れましたが、クランクケースの中心部分に1本ボルトがありますので、そのボルトを最後に残しておくと、金属製のケースが脱落するのを防ぐことができると思います。
ケースのカバーと本体側の間にはゴムのパッキンがあり、ひっついていることもありますので、ゴムハンマーで振動を与えながら慎重に取り外していきます。
そして、パッキンの上部左側にパッキンを引っ掛けてある輪っか(写真参照)がありますので、善良な殿方は無理やり引っ張って外して、この輪っかになっているゴムを切らないように注意しましょう。
全てのゴムは破れやすいので取り扱いには十分注意を払いましょう。
7
クランクケースの中があらわになりました。
向かって左側の羽のある丸いヤツが、エンジンの動力を伝えるプーリーです。
これを外すとウエイトローラー等が交換できるのです。
そして、右側の丸いヤツが遠心クラッチで、エンジンの動力をタイヤに伝えるものです。
プリーをクラッチをつないでいるのが、本日のメインのVベルトです。
8
次回交換するドライブベルトはすでに購入してあります。
1DK-E7641-00純正部品です。
9
本日は交換しませんので、新品ベルトの幅を測定します。
あくまでも目安のため、ダイソーの簡易ノギスを使用します。
新品は大体26.2mm位ですね。
10
新車購入時から装着しているVベルトは25mmでした。
1ミリ強摩耗してますね。
たかが1ミリ。されど1ミリです。
この1ミリの摩耗がエンジンの回転数を変化させるのですね。
Vベルトの交換推奨は2万キロということですが(諸説あります)、Vベルトを交換するついでにウエイトローラーとスライドピースも交換しますので、本日は点検にとどめておきます。
11
点検後は取り外した逆の順番で取り付けていきます。
クランクケースのゴムパッキンは癒着していましたので、取り付けるまえにシリコンスプレーを軽く吹き付けておきます。
クランクケースをとめているボルトは特殊形状で、ゴムパッキンがついていますので、軽くシリコンスプレーをふりかけてスムーズに挿入できるようにしておきます。
殿方の心と体の安心安全のゴム製品もなぜヌルヌルなのか今一度見直していただければと存じます。
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