MICHELIN e・PRIMACY  

今まで　Aクラス、Cクラスとタイヤ交換は5~8万キロスパンでの交換でした。それがi3ではわずか2万キロちょいでリアタイヤのスリップサインが！！

８万キロはもつと思っていただけに驚きでした（自分的にはそういう運転だったのですが）

え！この走り方でわずか2万キロで交換？！

仮に2万キロで交換として一本2万のオロジックを交換すれば8万＋工賃1万で9万。
2万㎞で9万円
となると走行距離１㎞あたり4～５円とランニングコスト劇上がりなので、安く走れるEVのメリット消えるのでは？と何とも悩ましい現実が見えてきました。

ただでさえ価格の高い謎の専用タイヤの減りが早いとかどんな修行だろうと呆然となります。

そんな中、ミシュランから予想もしなかった助け舟が。EV専用設計のeプライマシーがi3のサイズもラインナップ。量産効果からか価格もかなりお手頃。（まさかミシュランの上位グレードが一番お手頃なんてことが起きるとは全く想像できませんでした。）

ミシュランは実売で1本あたり1万5千円からスタートと、2年前オロジックが2万円スタートだったことを考えると非常にお得。

ただ、時期なのか何なのか1月に注文して実際に届いたのが4月末。スリップサインが出ているのに3か月も待つのはただただ苦痛でした。

走った感想としてはリアが新品だった時のコンティネンタル　エココンタクト６　と比べて直進性は　エココンタクト6の勝ち
その他の静かさや、転がりのスムーズさはミシュランの勝ちって感じでした。

特に段差を超えた時の衝撃・音の吸収や荒れた路面の振動の吸収に良さを感じました。
また久しぶりに走り出しや滑走時にスーと走る感じを体験できました。
オロジックのエコタイヤに慣れ切った今の状態で、さらにエコを感じれるのはすごいと思います。ミシュランはタイヤの丸さのレベルがちょっと上だと感じます。

難点としては、直進性がコンチネンタルより微妙ということと、タイヤが柔らかく感じることでしょうか。

私自身は、このタイヤで微振動がずいぶん減って、音も静かになったと思うので推奨です。日本仕様の変に車高を下げた足回りのネガを消してくれるので前後ともミシュランかなと思い今回の〆といたします。

追記

その後、一か月ほど乗りました。やはりタイヤの柔らかさと静かさ。乗り心地の良さを感じます。
半面上り坂で全開加速をした際などに余裕のなさを感じました。（ランプの点滅が出て電制がちょこちょこかかります。）また雨の日のマンホールや道路の継ぎ目の鉄板に乗ったときのグリップのなくなり方が他のタイヤより大きいような気がします。その辺をちょっと気にして乗れば総じて良いタイヤだと思います。

i3用の特殊サイズのタイヤはここ数年ノキアン、コンティネンタルと2社が日本に輸入してくれましたが今は見かけなくなりました。ミシュランも他と同じく撤退しませんように( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

追伸その2

数か月走った感想ですが、やはりグリップが弱いと感じます。今までなら何ともなかったコーナーでスリップサインが点灯。
具体的には60－70キロぐらいで舵角10-30度前後の気持ちよく回っていく途中で、気が付くとDSCの黄色いランプがついてたりします。僕の車はREXで　後輪の19インチがe・PRIMACYです。REX無、もしくは20インチだと変わると思います。3部山のオロジック、2部山のコンティネンタルでは同じ走り方でDSCランプがつかなかったので一つの指標になればと思います。

コーナーや加速重視で走ることをメインに考える方はコンチネンタルかオロジック。乗り心地や静かさを求める人ならミシュランかなと思います。ただ、せっかくｉ３を買って加速やＲＲ　らしい走り味を楽しむとなると、オロジックかコンチネンタルだなーと思って締めとします。