オーバーヒート完治修理記録【その2】
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整備記録その一からの続きです。
面研されたシリンダーヘッドにバルブが入った図。
バルブもキレイになりバルブステムシールも16個交換してます。
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シリンダーブロックにピッカピカのヘッドが乗っかりました。
ちなみに、この写真の撮影データ見たら10月15日(土)23時52分。
土曜深夜残業。とにかく感謝です(T_T)
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週明け月曜日。カムを乗せてバルブクリアランス調整。
タペットとカムの隙間の誤差がほぼなくなるまでタペットを交換してバルブクリアランスを調整します。
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ヘッドカバーを被せたらエンジン内のオーバーホールは終了です。
プラグホールシール類は2年前に新品交換しましたが今回外したので再度新品交換。
全てピカピカに再生されました。
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タービンもリビルトなら安かったので交換しました。
私はあまりタービン回しませんがこの際リフレッシュです。
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カムポジションセンサーというパーツの存在は初めて知りましたがこれも交換。これでエンジンはほぼ完璧に復調です。
その他、各ホース類・サーモスタット・ATオイル・タイロッドエンドブーツ・ロアアームブッシュも新品交換してます。
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新品のエンジンマウントが付いたエンジンフレーム。
エンジンフレームまでキレイに洗浄して下さってたようです。
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2年前にオーバーヒートした原因である行方不明になったラジエーターキャップの弁が残っている可能性があったのでラジエーターを外して洗浄してもらいました。
すると予想通りラジエーターのアッパータンクから弁がコロッと出てきたそうです。
喉に刺さった魚の骨が取れた気分(゚∀゚)
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完全リフレッシュしたエンジンがマイコペンに載せられました。
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待ちに待った10月24日。前泊していた博多から特急ソニック号で大分の陸運コンサルタント(ファクトリードイ)さんへコペンの引き取りに。
修理内容を1時間ほど詳しく丁寧にご説明いただきました。
帰る前にコペンとN-WGNを並べて久々のツーショット。実はこのN-WGN、コペン購入時に下取りしてもらった元愛車の現車で、今は陸運コンサルタントさんの社用車として第二の道を走っておられます。
私もコペンもN-WGNも幸せ者です(T_T)
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ちなみに整備して下さった陸運コンサルタントさんのピットにはオーバーホールしているコペンがこの日も他に2台おりました。
これが日常風景なのでダイハツディーラーよりコペンに精通している訳です。
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しかし実を言うと最後の最後でトラブルもありました。
ショップを出て1時間、アクセルを踏み込んでもブーストが0.7までしか上がらない事に気付き急いでショップへUターン。
点検するとどうもタービンのアクチュエーターが0.7で開いてしまうのが原因ではないかとの事。
そこでVSVをバイパスさせショップ在庫の中古マジックタンクを付けてヤフオクECUの対応ブースト1.00になるよう調整して応急処置しました。
鹿児島に帰る予定時刻も大幅に過ぎたため原因特定に至れなかったのは少し気になるところです。
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陸運コンサルタントを夕方4時頃出発し阿蘇を通って夜遅く鹿児島到着までたっぷり320kmほどの試運転。
気持ち悪いくらいエンジンが滑らかに回るようになりました。まるで別車です。
アイドリング時からエンジン振動が少なくなり、アクセル踏むと回転が軽く上がり高速道路では100km/hからでも更にグイグイ加速してメーター読み推定150km/hまで普通に出せる車に生まれ変わっておりました。(ECU交換でリミッター解除済み)
水温も85℃~100℃弱。クーラントも異常なし!
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最後に、気になる今回のオーバーホール費用は税込み299,500円。
コペンを購入したショップだからでしょうが、この内容で30万円未満は破格。
そしてこの写真は摘出してもらったラジエーターキャップの弁。
この小さなゴムのせいで修理代30万円かかりましたが怪我の功名と言うか、非常に良いお金の使い方だったと思います。
なお、愛車の入院の後は明日11/15から私自身の手術入院スタートです。
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