986ボクスターに4点シートベルトを取付け
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
アイドラーズ主催のポルシェデイ2021にてスポーツ走行枠に参加予定です。
そのため、986ボクスターに4点シートベルトを取付け。ただし、FIA/JAF準拠の方法で取付けたわけではありません。つまり、あくまで走行会仕様です。この点はご理解ください。
車両側の準備で、まず必要なのは、腰ベルトを留めるアンカーです。シュロス(SCHROTH)のB23を使用しました。
このB23、買う前にネットで正確なサイズを調べたんですがよくわからず、買って良いのかちょっと悩んだ経緯があったので、同じ悩みを持つかもしれない方のために、実測値を貼っておきますね。
ただこれも製造誤差や測定誤差が含まれますので、あくまで参考値です。(製図法もJISを守っていませんし、寸法抜けも多数)
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これをこんな形に曲げて、シートレールの固定ボルト(後ろ側)と共締めしました。
曲げ加工ですが、普通のサイズのペンチなどがあれば曲げられます。
もし曲げRを小さくしたいなら、万力で挟んで金槌などで叩いて曲げますが、万力のような道具がないなら、カインズなどのレンタル工房を利用すれば良いと思います。
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今回はシートレールの上側に置いて共締めしています。理由は、シートレールの下、ボディ(フロア)との間に挟んで横から出すこともできますが、この車はシートレールとセンタートンネルの間の(横の)スペースが狭かったため。
共締め後の状態。ちなみにシートレール固定ネジはトルクスのE12です。
今回の取り付け方法の場合の注意点は2つ。ひとつは、シートレールボルトの近くに凸があるので、それを避けるように曲げる必要があること。
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もうひとつは、シートの調整シロについてで、シートの前後と上下の動きを極力制限しないようにすること。
結果的には、シート座面を少し上げさえすれば、シートはめいっぱい後ろまで動かせました。これは、その状態の写真です。
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言い換えると、シート座面を思い切り下げたときは、ほんの少し干渉するので、めいっぱい後ろまでは動かせません。これは、その状態の写真です。
ですが、身長180cm程度の人(=私)のポジションであれば、余裕を持って調整できるレベルでした。
ここまでで、車両側の準備は完了です。
6
用意した4点シートベルトは「スパルコ(SPARCO) 04604 BM1」。
用途は走行会なので、2インチ幅のお手軽仕様です。
肩ベルトは、車に元々ついているロールバーに巻き付けて装着しますが、2インチ幅のものを選んだのは、この装着方法にも理由があります。
ロールバーには、ウインドディフレクター(穴がたくさん空いているプラ部品)が嵌め込まれていますが、986の場合、これの取り付け爪を避けてシートベルトを巻きつけるには、2インチ幅が好都合なのです。
ただ、3インチ幅のものを装着する場合は、肩ベルトをクロスさせて巻き付ければ、巻き付け部が真ん中に寄ることになるので大丈夫じゃないかなと思いますが。
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以上で、4点シートベルトの装着は無事完了です。
うーむ、ノーマルシートに4点ハーネスは、やっぱりいまひとつ格好悪いですね(笑)
最後にもう一度繰り返しますが、決して競技に使うことを想定した取付け方法ではありませんので、もし何かあっても責任は取りません。。。
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