986/996 前期Tip-Sステアリングにパドル追加
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
986/996前期のTip-Sステアリングに、パドルシフトを追加しました。
元々のシフトSWも生きたまま、パドルも使えるようになっています。
(自分の車用ではなく、ショップに余ってたステアリングに加工させてもらいました)
2
パドルユニットはメルセデスW204の中古ステアリングから取り外したもの。ビス2本でステアリングに固定するしくみです。
3
位置決めをします。
ステアリングはアルミのフレームに軟質樹脂をインサート成形してあります。前期型の4本スポークステアリングなら、アルミフレームを避けて、樹脂の部分に穴を開ければ済むので作業が楽です。(996/986後期型や997/987前期型の3本スポークだと、フレームへの穴あけ作業が必要になるんじゃないかな?)
軟質樹脂なので、写真のように何か尖ったものをブッ刺せば簡単に穴が開きます。
4
位置決めしたら、型紙を貼ります。写真では2ヶ所めのビス穴の位置にも穴を開けていますが、これはまだしない方が良いです。どうせピッタリは合わないので。
5
樹脂を掘り込んでいきます。私はまずカッターで外周の形を切った後、その内側をニッパーでざくざくやったので、汚いですね(汗)
何度も書きますが軟質樹脂なので、やりすぎると簡単に裂けてしまいます。
掘り込んだ部分の形も、型紙とは程遠くなっちゃってますが、これは結局固定面のカーブ形状が合わないので、最後は現物合わせになってしまうからです。なので、2ヶ所目の穴は現物合わせが済んだ後に開けた方が良いでしょう。3ヶ所目の穴は配線を通すところ。
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パドルユニットを固定します。さきほど「固定面のカーブ形状が合わない」と書いた通り、浮いてますよね。
でもこれ以上削ると(先ほどの「掘り込み」を深くすると)、軟質樹脂が薄くなりすぎるので、やめといた方が良いです。隙間が気になる場合は、シール剤を充填すれば良いだけです(私は信越化学のKE45を愛用)。
7
固定したところを内側から。黄色い矢印が、固定ビスです。このすぐ上は分厚いアルミフレームになっています。なので、本当はパドルをあとほんのちょっとだけ上に付けたいんですがこれ以上は無理です。
ビスはW204から外したものを流用していますが、ビスを締め付けていくと、ビスの頭が軟質樹脂を潰して潜り込んでいってしまうので、ワッシャを噛ませています。
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最後、パドルからの配線を、UP/DOWNを間違えないように割り込ませて半田付けして、絶縁と見栄え(見えなくなるのにね)のために熱収縮チューブを被せて完成です!
最初に書いた通り、自車用ではないので、車に取り付けての機能確認はできていませんが、きちんと信号が出ていることはテスターで確認済みです。
一応フェイルセーフ的な対処として、追加パドルの配線は、元のシフトSWのうち片側の配線に集中して割り込ませました。こうしておけば、仮に元のシフトSWの線を巻き込んで断線しても、もう片側は手付かずなので生き残るはず(ショートしたら全部ダメですけどね)。
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後日、やっぱりスキマが気になってきたので、結局シール剤(KE45)で埋めちゃいました。
多少デコボコした仕上がりですが、まあご愛嬌。
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