純正ナビ→市販ナビへの交換に挑戦【①準備編】
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
ウィッシュを新車で買ってから、12年間使用してきたディーラーオプションナビ(NHZN-W60G)を、市販ナビに交換することにしました。ナビの取付は初挑戦。
アンペアとボルトの違いさえわからない程度の知識でしたが、数万円の工賃を節約したい一心で2週間ほどネットで猛勉強。交換手順だけでなく、理屈もしっかり理解したところで、カロッツェリア楽ナビAVIC-RW811-Dの新品未使用品を超格安で購入。アンテナやバックカメラなど、今ついているものは可能な限り流用するという基本方針をたてました。
よって、写真に写っている本体以外の同梱品で使用したのは、本体下にある電源コード、その下のカメラ端子変換コネクタのみ。他は、使用しませんでした。
2
車両との接続のために、ナビ以外にこれだけのものが必要になりました(追加購入)。
①車種別取付キット(カロッツェリア KK-Y45DⅡ):電源コードのギボシと車両側カプラーの間に接続
②地デジアンテナ変換ケーブル(MsFactory VR1→HF201):トヨタ純正TVアンテナのコネクター形状(VR1)を、カロッツェリアナビのTVアンテナ差込口形状(HF201)に変換するコード(4本必要)
③バックカメラ変換アダプター(データシステム社製RCA003T互換のノーブランド品zKO-01B):純正バックカメラを市販ナビでも使えるようにするアダプター
④トヨタ車純正GPSアンテナ変換コード(ENDY EVC-7001PI):トヨタ純正GPSアンテナのコネクター形状(HFC)を、カロッツェリアナビのGPSアンテナ差込口形状に変換するコード
⑤トヨタ純正ETC電源ケーブル(ストリート AH-21):トヨタ純正ETCは、カロッツェリアナビに接続できませんが、これを使用すれば、ナビからのETCユニットへの電源供給が可能になります。今までのようにナビ画面にETC情報などが表示されなくなりますが、ETCユニットは流用できるのでこれでいきます。
⑥音声入力用マイク(カロッツェリア CD-VM001):純正のマイクが流用できなさそうだったので、新しく買いました。ナビに内蔵マイクが付いているのでなくても大丈夫ですが、付けたほうが感度が良いようです。
○走行中にテレビが映るテレビキャンセラー(車購入時にDで取付)は流用できなさそうだったので、配線の工夫(パーキングブレーキ線(若草色の線)をアースする)で対応することにしました。
○ラジオアンテナは、そのまま接続可能(変換コード不要)。
すべてネットで揃えて約13,000円。
3
ナビ裏に拡張機能を追加できる差込口があったので、せっかくなので追加することにしました。トヨタ純正ナビにはつけていなかったので、各ケーブルを追加購入。ケーブルは、ナビ裏からグローブボックス内まで引き回す計画です。
①ピンジャックケーブル(パイオニア CD-V150M):AUX入力です。スマホや音楽プレーヤーを繋げれば、Bluetooth接続よりより良い音質で音楽を聴けます。
②USB接続ケーブル(カロッツェリア CD-U420):iPhoneを接続すれば、Bluetooth接続より良い音質で音楽を聴けます。
③HDMIケーブル Type D-Type A オス- オス(EITEC ETP-CD-HM220(カロッツェリア CD-HM220同等品)):対応するスマホを繋げば、ミラーリングができます。
すべてネットで揃えて約4,000円。
4
配線作業をするにあたっての道具やパーツなどを買いました。
①電工ペンチと各種端子のセット(エーモン ターミナルセット(中) 電工ペンチ付 4959):大活躍でした。必需品。
②SDカード SDHC 32GB(サンディスク):カーナビのバージョンアップや地図更新用です。
③クワ型端子 0.5スケア(エーモン 3317):走行中にテレビが映ったりナビ操作ができるよう、パーキングブレーキ線(若草色の線)の先をアースするために線の先に取り付けます。
④二股メス端子(エーモン ギボシ端子(ダブル・メス)3308):ETC電源供給ハーネス用を接続するために使いました。
⑤絶縁テープ(日東 アセテート粘着テープ NO.5):ギボシなどに巻きつけました。
⑥配線ガイド(エーモン 1161):パネルの裏に各種ケーブルを通すのに、大活躍しました。必需品。
すべてネットで揃えて約4,000円。
5
家にあったもので、用意したもの。
①ケーブルラベル:なんのケーブルかが分かるように目印用。
②お名前シール:ケーブルに貼ろうと思いましたが、使いませんでした。
③ファスナー結束バンド:使いませんでした。
④結束バンド:コードを束ねるために使用。足りなくなって作業途中に100均で買い足しました。
⑤内張りはがし:パネルを外すのに大活躍。必需品。
⑥エーモンクッションハーネステープ 4981:異音対策のためにハーネスに巻きました。
⑦エプトシーラー No.686 5x50x2000:異音対策のためにカプラーに巻きました。
6
ケーブルラベル。配線を絶対に間違えたくなかったので、純正ナビからケーブルを外しながら目印のために取り付けました。
配線の接続完了後は、邪魔になるので外しました。
7
トヨタ純正ナビNHZN-W60Gのナビ裏の配線図をはじめ、関連の情報はこれでもかというくらい集めて勉強し、不明点をなくしました。
失敗して、車を壊したくなかったので。
8
これから取り付けるカロッツェリア楽ナビ AVIC-RW811-Dの取付説明書を熟読して、しっかりと理解します。特に、注意書きにとても重要なことが書かれていることがあるので、隅々まで目を通すことが重要です。
失敗して車を壊したくないので。
9
いよいよ接続作業です。
写真上3つのハーネスが、車種別取付キット(カロッツェリア KK-Y45DⅡ)。
下が、ナビに同梱されていた電源コード。
これらのギボシ同士を繋ぎます。
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左が電源ケーブル。右が車種別取付けキットのハーネス。
同じ色同士をしっかりと確実に繋ぎます。中には、色が同じでも黒い線がケーブルに入っているものがあったりするので、間違えないようによく見て一本一本着実に。
真ん中の若草色のパーキングブレーキ線は、繋ぎません。走行中でもTVが映るようにしたり、ナビ操作ができるようにする目的で、アース接続できるように、ギボシをクワ型端子に付け替えます。
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全て繋ぎました。
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バックカメラ変換アダプターを繋ぎます。写真下に写っているのが当該アダプター。
写真上の左に写っている1本のハーネスは、ナビに同梱されていたカメラ端子変換コネクタ。
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バックカメラ変換アダプターとカメラ端子変換コネクタの黄色いRCA端子同士を繋ぎました。
バックカメラ変換アダプターの赤い電源ケーブルは、紫色のリバース線に繋ぎました。エレクトロタップが赤い電源ケーブルに付いていたのでパチッと挟むだけ。これで、バックギアに入れたときだけバックカメラに電源が供給されます。
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トヨタ純正ETC電源ケーブルを繋ぎます。写真下にあるのが当該ケーブルです。
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赤いケーブル、黄色いケーブルそれぞれ3本ずつ繋ぐことになるので、このギボシでは3つを繋ぐことができません。
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ギボシのメスを、二股メス端子に付け替えます。
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無事に、接続完了。
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接続部分が太くなり、元々のギボシに付属のビニールのカバーでは覆いきれなくなったので、絶縁テープで接続部分を巻きました。
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これは、トヨタ純正ETC電源ケーブルのカーナビ裏に接続するカプラーですが、カロッツェリアナビにはトヨタのETCユニットは使えないので、接続しません。
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よって、絶縁テープでカプラーを巻きました。
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全て接続しました。こんな感じ。紫、緑、ピンクのケーブルは長くて余っています。ナビ裏のスペースは限られているので、スペースを確保するために、この長い3本はこのあとカットして短くしました(最初に短くしておけば良かったです)。
車種にもよると思いますが、ウィッシュのナビ裏のスペースに余裕がなく、このあと、ナビ取り付け時にケーブルでいっぱいいっぱいになって取付に苦労したので、短くしておいて正解でした。
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RCAケーブル同士は緩くて走行中に外れる恐れがあるとネットに書いてあったので、接続部を絶縁テープで巻いて補強しました。
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長く余っていたケーブルは短く切り揃え、異音対策のため、各ケーブルをクッションハーネステープで巻いてまとめました。
また、走行中にTVが映るようにしたりナビ操作ができるようにするために、パーキングブレーキ線(若草色の線)をアース線に繋げるために、クワ型端子に付け替えました。
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パーキングブレーキ線(若草色の線)の先をクワ型端子に付け替えてアース線に繋げることにしたために、本来この線と繋ぐべき車種別取付けキット側のパーキングブレーキ線は繋ぐ相手がなくなったので、ギボシを絶縁テープで巻きました。
これで、【①準備編】は完了。【②取り外し編】に続きます。
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