BMW(純正)320d用リアアンダーカバー改造取付　前編

F30ガソリン車はリアアンダーカバーがなく、マフラー太鼓周りに巨大な空間が広がっています。
リアバンパーが絶大なパラシュート効果を発揮し、空力面で他に工夫しても台無しになるとさえ思われ、とても気になっていました。
一方でディーゼル車には純正アンダーカバーが装着されています。　これをそのまま流用したいところですが、ガソリン車は太鼓が大きく、ポン付けできません。　既にガソリン車で加工取付されている方々がいるので、自分も挑戦することにしました。

中古で購入したカバー

裏側

自車のArqrayの場合、残念ながら太鼓部分を大きくカットする必要がありました。
ガソリンエンジンはディーゼルより排気温度が高いために太鼓も大きくなるのでしょうか？ディーゼルは燃費がよい＝熱エネルギーの多くを運動エネルギーに変換できる、その結果排気温度が低くなるのでしょうか？
カット後はマフラー出口横が非常に細くなり、強度的に保たないので、切断して手持ちの3mm厚、30mm幅のアルミ平板を曲げ加工したもので繋ぎ直しました。　ここまでの作業はそこまで大変ではなく、これで取り付け可能な状態になりました。

太鼓部分を切除しただけでは、その必要がないディーゼル車に空力面で及ばないため、追加の加工をすることにしました。
まず、マフラー出口周りの開口部が大きいのでそれを狭くするために1mm厚のアルミ板でカバーを自作しました。　排気管の出っ張りに対する逃げを叩き出しました。

念のためマフラー出口に隣接するPP製部材(バンパー左側面裏でバンパーとホイールハウスに結合されている)にアルミ製遮熱板を貼りました。　元々アンダーカバーの太鼓に当たる部分に貼られていたもののリサイクルです。

表側完成図
太鼓へ入っていく排気管の左右にもアルミ板を叩き出したエクステンションを装着し、オリジナルより走行風の流入を減らしました。
見よう見まねでの叩き出しと現物合わせには想像以上に手間と時間がかかりました。
ねじれや反りとの格闘、位置確認、サイズ合わせ等修正の繰り返し。

裏側完成図
アンダーカバー下での空気の剥離、ドラッグを減らすためにアルミテープを貼り巡らしました。　
全て電気的に繋がっており、前出の排気管左右のアルミ板にも導通しています。　切り口が鋭いアルミ板なので、ディスチャージャーまでは不要と考えました。　走行後の静電圧をその内確認してみようと思います。
後編へ続く
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/3380561/car/3147788/7540325/note.aspx