CR-Zのドアノブをたった"5円"で修理する方法
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CR-Zの定番「ドアノブ故障」。
私のCR-Zにも13年目にしてやってきました。
ドアノブ(ドアハンドル)のヒンジ部がガタガタになり、ひっかかりを感じなくなり開かなくなります。前兆は特になく、ある日突然バキッっと割れた感覚を伴って愛車に乗車拒否されます。
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というわけで、さっそく分解してみます(分解の解説は先人たちに託します)。
ドアハンドル単体にすると、故障個所がすぐに判明しました。ヒンジの支点を支えるステーの根本が浮いてしまい、ヒンジの支点がずれて回転することによりドアハンドルが引っかかって中途半端な開き具合になります。
私のCR-Zの場合は微妙にくっついた状態ですが、完全に剥がれるのは時間の問題です。
という訳で交換部品を探してみました。私のCR-Zは白なので、
72141-SZT-J01ZB *NH624P*..プレミアムホワイトパール
という部品が適合します。が、その金額は2万円……!これは高い。
工賃を入れると3~4万円はするかと思います。
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2万円を節約したいので、自分で修理する方法を考えます。
まずは壊れかけのヒンジ部品を撤去します。プラスチックなので簡単に外れます。(ヒンジの根本に謎の空洞があります。これは構造として弱いでしょ…)
撤去後はリューターで凸部を削り落として平らにしておきます。
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続いて3D CADでNEWヒンジをモデリングします。折れにくいように根元の強度UPを見込んだ形状にしました。
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3Dプリンタで出力します。
構造材は、耐熱性を考えてABSを使います。充填率は100%で行い、空洞なしです。
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出力したヒンジを接着します。使用した接着剤はボンドGクリヤーです。しっかり乾燥させるため、1日経過させます。
(写真のヒンジは上記部品より接着面を広くして再出力したものです。)
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ヒンジの接着剤固定だけでは心配なので、内側にもヒンジを設置します。
L字形状を作って金属部に引っ掛けることで、ヒンジ接着面がスライドしないようにします。この内側のヒンジは接着はせず、本当に引っかかっているだけです。軸の直角方向の移動を制限するだけですが、ドアハンドルにかかる負荷が一番大きい方向で威力を発揮します。
接着剤が完全に固まったら、ひたすら動作確認です。100回くらいは開け閉め動作をし、接着面や3Dプリントヒンジに変化がないことを確認します。組付けた後に不具合が起きると、手間ですからね。
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あとはドアに組み付けて完了です。しっかり動作します(満足)
かかった金額は3Dプリント代と接着剤の量で計算すると5円ほど。
気温35度の暑い夏に作業を完遂するために飲んだ水代の方が高いですね。
以上、CR-Zのドアハンドル修理を5円で済ませる方法でした。おそらくこれが一番安い(?)と思います。
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