京都ディテール KYOPES MarkIIIコードレスポリッシャー だから、今日は、くよくよしないで、京の風に吹かれましょう。  

傷を追うために購入した自身では初めてとなる本格機です。
これまでの経験を通じて、研磨力は、3つの要素の積算で規定される印象を持っていました。「ポリッシャーの力」×「バフ」×「コンパウンド」という具合です。
今でも、この解釈に大きな変化はありませんが、本機を通じて、単純に3つの独立したパラメータではないことも感じるようになりました。ポリッシャーが優秀だと、バフとコンパウンドの潜在能力も引き出され、最大化されるのです。よくよく考えてみれば当たり前のことで、両者の開発は、ハイエンド機で検証され、上市後もそのユーザーをターゲットにしているものと推察できます。
先日、本機に業務用クオリティのバフであるFunCruise FC-140USを装着し、カルナバワックスを塗った際に、少し驚く挙動がありました。いきなりワックスが消えた、と思ってしまったほど、展延性が素晴らしかったのです。バフの表面に、成分がほとんど残らないところも印象的で、性能を引き出せている実感がありました。
入門機のポリッシャーとの違いは、回転の安定なのではないか、とみています。ビギナーですので、バフを車体に強く押し付ける操作はまずしないのですが、それでも保持のために軽く押して支える操作は、常に発生します。入門機では、ちょっとした加圧の加減で回転数が落ちたり、止まりかけたりすることがありますので、ここが本格機との違いになっているものと思われます。
カルナバワックスの施工くらいなら、どのポリッシャーでも仕上がりに大差は出ないでしょう。拭き取りの作業に関しては、より精密な塗り込みができる本格機が有利になるものとみています。
入門機を徹底的に使い込んで現在がありますので、そういう意味では、上述の積算に4項目として「経験値」を加えてもいいのかもしれません。くわえて、使用するポリッシャーの性能によって、経験値が上がったのと同質の波及効果も発現すると思います。

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