京都ディテールKYOPES mark IIIブラシレスコードレスポリッシャー さよなら、Sweet Pain、ほぼ付いていた用は機能で終わるよ。  

定価13,800円のアルミバッキングプレート「乱舞シャドームーン」が装着された魔改造モデルである点が大きな魅力です。ハイパワーでありながら、熱によるトラブルが起こりにくく、低床化によって操作性も向上した設計になっています。性能面に関しては、経緯と経過を記したほうがレビューしやすいため、時系列で記します。
2台続けて濃色車を選んだ兼ね合いで、小傷には割と敏感になっていました。発見には、失恋したときのようなショックを伴います。一度放置すると、止めどなくルーズになっていくため、随時、手磨きで対応していました。
こうしたなか、みん友や知人達からポリッシャーを勧められるようになりました。洗車を追及していくと、行きつく先は、磨きなのかもしれません。あくまで、洗車の品質を向上させるための補助的な位置づけです。磨きに端緒がある真逆のパターンも然りなのかもしれません。どちらを主眼に、あるいは、主戦場にするかの違いだけであろうと推察しています。洗いと磨きの両立なしには到達できないステージがあるように感じます。
最初は、ながら洗車「イージーポリッシュ」で、基本的な操作と感覚を習得し、本機を購入しました。
次は、一生ものの買い物になると意気込んでいたのですが、イタリア製RUPESは10万円から、台湾製で人気の高いShineMateでも5万円から、という現実に直面し、川の流れのように、ごく自然にAliExpressへ向かいました。さらに、その支流で、AliExpressでは割と高級路線のSPTA製のポリッシャーを、京都ディテールが魔改造モデルとして販売しているのを発見しました。
経済原理で、性能が値段に比例する傾向は、先入観として強くありました。実際には、まったく比例しておらず、感覚的には、営業車から社長車に乗り換えたくらいの驚きと感動がありました。
コンパウンドは、本機購入前から、京都ディテールと埼玉県のバレットから調達していました。攻め（初期研磨）のアイテムとして「贅沢コンパウンド」、守り（仕上げ研磨）で「FunCruise H5」が、それぞれのエース格です。この両者の良さは分かっているつもりでしたが、今思えば、潜在能力の一部を感じとっていたのに等しい状態でした。キョペスで使用してみると、これらのコンパウンドの威力に驚天動地の衝撃を受けたのです。細かくなったコンパウンドの粉が鼻息でも舞ってしまう微細粉になるレベルまで使い込めます。
仮に、長径3cmの浅い線キズがあった場合、以前の自分なら、局地戦を決め込み、ミニポリッシャーを使用したと思います。今は、投入できる部位であれば、迷わずキョペスにします。最後の仕上げの段階で、広範を平均的にならすのが重要であるのを学んだからです。
一番迷うのは、バフでしょう。研磨力が高いFunCruise FC-125EB（羊毛）を使って一発決着を狙い、必要に応じてウレタンバフで仕上げにいく手順が思い浮かびます。傷の具合を再確認し、そこまでインテンシブにしなくても、「ウレタンバフ×贅沢コンパウンド」で仕上げまで持っていけると判断するかもしれません。あるいは、最初から、「ウレタンバフ×H5」で十分と考え、トライする可能性もあります。2分の作業のために5分以上悩むのも、ときには楽しいものです。
上述RUPESをはじめ、上には上の世界があります。それでも、本機には、洗車主体のDIY研磨としてはハイエンドに近いと思える手応えがあります。――何故、そう感じるのか。それは、バフ及びコンパウンドともに、前出専門店の製品説明どおりの性能が発揮されるからです。
ピンチをチャンスに変え、憂うつな作業をハッピーな時間にしてくれるナイスアイテムです。

▼関連情報
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https://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/7762849/note.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/12905882/parts.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/12931851/parts.aspx
http://minkara.carview.co.jp/userid/3429014/car/3506512/12906987/parts.aspx