排気系、マフラー⑫ 車検非対応マフラーでパワーチェック、現状確認
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
パワーチェックの結果です。
【228ps 速度210km】
社外ハイカムの特殊条件ですが、
マフラー交換で「54ps」の馬力向上です。
目標のインテRの200psはあっさり超えました。
こちらのショップさんの計測方法では、
今回の気温と大気圧でも補正無しです。
物差しでグラフの寸法差分を測るだけ。
実際に走った感想ですが、
いやもう低速域から、すんっごいレスポンスとトルクです。
4000rpm超えたらローカムでも加速感が段違いに向上しました。
ハイカムに切り替わったら更に1段上がります。
レブ8400rpmで約245㎞なので、
1㎞あたり34rpm。100㎞で3400rpmです。
従って最高出力の回転数は「7140rpm」です
ちなみに100㎞‐3400rpmの馬力は、
前回:約75ps
今回:約95ps
と20ps、26%の向上です。
さて、グラフ見て、
皆さんもお気づきかと思われますが、
問題が2点ほど見つかりました。
2
問題1
なんで高回転域で伸びないの?
5400rpm、約160㎞でハイカムに切り替わり、グイーンと馬力がアップします。
ところが6000rpm、175㎞で急に勢いが止まり、なだらかに低下して行きます。
最近はやりの「フラットトルク」ではなく「フラット馬力」って何の冗談でしょうか。
マフラーに変わるボトルネックが、吸気系とか、触媒とか、何かにありそうです。
ボトルネックの第一候補は純正エアクリーナーですが、ダートラ走行でのフィルター交換頻度による費用問題から、外しがたい。
逆に言うと、「デルソル純正エアクリーナー&吸気パイプ」と「インテR純正スロットル口径」でも228ps出るのです。
部品メーカーやチューニングショップさんの広告では、キノコ型フィルター、インテークパイプ、スロットル口径の数㎜拡張が、ノーマルエンジンでも性能アップするように宣伝されていますが、私の経験では非常にコスパ悪いチューニングと思われます。
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問題2
駆動抵抗を測る下側の線の形状が謎。
駆動抵抗を測定する下側の折れ線が、215㎞あたりでドスンと落ちます。
ところが、馬力を物差しで測る際には、210㎞以下の線を鉛筆で延長して採用しています。
本来のアクセルOFF後の戻りである215㎞側の線を採用するなら、あと10psほど上乗せになるはずです。
問題1の原因が不明ですが、B20Bに社外ハイカムと社外ハイコンプピストン組めば、240psは十分いけると思います。
測定中の動画を見ると、途中でブレーキ踏んで速度を落としているのですが、それが原因ではないでしょうか。
測定した方に、この疑問をぶつけたところ、理由を言わずに「こっちでいいんです」で話が進展しませんでした。
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燃調のセッティングデータから考察してみましょう。
写真は、セッティング開始時の初期データです。
とりあえず、4速WOT(Wide Open Throttle)で、おおよその上限を確認して、マップを適当に割り振った状態です。
このあと、煮詰めていきます。
(最終データは非開示です)
インジェクタ補正マップを見れば一目瞭然。
中速域は燃料入りまくりです。
でも高回転側はイマイチな様子です。
純正ECUはもともと高回転域でメッチャ濃いのも事実ですが、燃料の入りが悪いです。
今回は、インテ96Rの純正インマニと純正ECUに、Eマネージを割り込ませています。
純正ECUはパワー空燃比として13近辺を狙っているそうです。
私は空燃比を12.5±1程度に合わせているため、純正より若干増量しているとはいえ、中速域はノーマルから30%以上の増量です。
いかにパワー&トルクが出ているか、数値で確認出来ます。
最高出力の7400rpm‐210㎞では、17%増量なので、単純にインテR‐200psの17%増しと考えれば、228psは妥当なところです。
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なお、別のログでインジェクタ噴射率を見ますと、高回転域では噴射率「88%」となり、ほぼ容量使い切っていました。
現在の高回転域のボトルネックを解消して、更に上を目指すには、インジェクタ等の燃料系の強化が必要そうです。
その時は、最新の12ホールとか、多孔タイプの霧化を改善したインジェクタを試したいです。
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さて、喜びも束の間、
次は現実の壁が待っています。
排気音量はどれだけ上がったのか?
車で10分も走ると、民家の無い広大な畑があったので、iphoneの無料アプリで近接騒音を簡易測定しました。
指定の角度、距離、回転数にて、
2回測定した平均値は、
アクセル一定:99dB
吹き返し :104dB
デルソルは平成 10 年規制の前なので、
規制値は「103dB」で、わずかにアウトです。
正しい騒音計で測ったらどうなのか分かりませんが、このままでは公道走行も、B車両での競技参加も出来ません。
インナーサイレンサーを付けて、エンジンが吹けない寂しい状態で帰宅しながら、次のマフラーを検討します。
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