プリウスのボルト簡易焼付塗装　1/2

強度区分4.8など
一般的なボルトは
メッキで防錆及び化粧されている

私が車の下回りによく使うのは
強度区分12.9の
一般的に買える最高強度のもの

表面は黒染め処理

必要に応じて使う
航空機用超高強度ボルト
（強度区分なし　1本1000円！）
表面は黒染め処理

概して強度の高いボルトは
黒染めが多くサビてしまうという欠点があるが
水素脆化を避けるため
メッキはできないので
（脱水素処理ができればメッキ可能）
塗装で防錆している

しかし
普通に塗装しても弱くて剥がれやすい
という問題がある

その対策として下回りに使うものは
可能な限り簡易焼付塗装を施している

前置きが長くなったが
簡易焼付塗装実施

今回は
プリウスのボディ腹下補強バー取付に使用する強化ボルト
（強度区分12.9）

塗装架台製作

ボルト取付
黒染め除去
ボルト脱脂

下地がシルバーグレーに輝いてくるが
あっという間に錆びるので
ここからはスピード勝負

ヒートガンで概ね120℃まで加熱

私が主に使う塗料は
高濃度亜鉛のラッカー

亜鉛は犠牲電極となるため
防錆塗料としてよく使っている

必要に応じて耐熱塗料も使うが
加熱温度など条件が変わってくる