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seki5552000の愛車 [スバル レガシィB4]

整備手帳

作業日:2013年2月10日

シフトジョイントコンプリート交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

中級

作業時間 3時間以内
1
 しばらく前からニュートラルの位置で、シフトノブが左右にグラグラしていました。ギアが入っていても同様に節操のない感触。まるでリリーススプリングがなくなったような感じです。

 下へ潜り込んで、排気管のすき間からよく見てみると、シフトジョイントの横方向ブッシュが砕けて粉々になっているのが確認できました。

 このブッシュは縦方向のブッシュと同じものですが、コンプリートになっており、シフトジョイント自体を交換することになります。(縦方向のブッシュならボルトナットを弛めてはずせば、ブッシュのみの交換でOK。)

 某ディーラーで注文しようとしたのですが、パーツ図を見て説明してもラチがあかず、シフトジョイントの付いているシフトアッセンブリーの中古部品を探して手に入れました。(送料込みでも新品部品より安かった。)
2
入手したシフトジョイントはフォレスターのものでしたが、形状は全く同じであり、ブッシュもしっかりしていました。もしブッシュが傷んでいても、はずした縦方向のブッシュを再利用するつもりでしたので、強制解体する必要はありませんでした。

 シフトジョイント自体、中古パーツで出回ることは少ないですね。シフトレバー側はボルトナットでの接続なので、解体しやすいですが、ミッション側は、スプリングピンと平行ピンが二重に打ち込まれた接続なので、ミッションとセットになりやすいからかも知れません。
 今回は奇跡的にシフトレバー側に接続された形で入手することに成功しました。当然、シフトレバーは全く使用する気がない(そのままではBEには使えない)ので、取り外して、ジョイントのみの使用です。
3
まずシフトジョイントまでアクセスできるように、邪魔になるものを取り外します。

 1.ミッションメンバーの最後部
   (これをはずすと手が入りやすい。)
 2.可能ならフロントパイプ
   (ボルトが折れそうなのでそのままにして
   作業したら、とんでもなく難しかった。)
4
手が入るようになった所で、シフトリンク(シフトジョイント下側にある丸いブッシュの付いたもの)のナットをはずし、プレートとリンクを横にずらして引抜きます。これでシフトジョイント周囲の作業が見えるようになります。

 なおこのBEの場合、リリーススプリングは元から装着されていないので、はずす必要はありませんでした。形式によっては、付いているかも知れません。
5
続いてシフトレバーとジョイントのボルトナット(○印部分)をはずします。

 この後が二重に打ち込まれたスプリングピンの撤去です。通常ならピンポンチを当てて、内側の平行ピンから抜くのでしょうが、サイズの合ったピンポンチを持ち合わせていなかったのと、作業スペースの狭さから、スペシャルツールを自作しました。
 30年も使用して先端の摩耗した細めのマイナスドライバー。惜しげもなくサンダーで先端部分を切断し、即席ピンポンチを作成しました。

 これを当てて小さなハンマーで軽く叩いてやると、少しづつですが平行ピンを打ち抜くことに成功しました。

 今度は一回り大きいスプリングピンの番です。こちらは6ミリのT字型グリップ付六角レンチを利用しました。しかし排気管が邪魔をしてまともに叩ける状態にならないので、レンチの軸を20度くらい曲げて逃げをつくり、排気管を避けて叩くようにしました。平行ピンが抜けているため、意外にあっさりと打ち抜くことができました。
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写真はスプリングピンが抜けた状態です。このままシフトジョイントを引き抜き、新しい(中古の)シフトジョイントに入れ替えます。リリーススプリングはないものの一応上下が元の状態と同じになるよう確認して差し込みます。差し込む際にミッション側の軸にシリコングリスを薄く塗布しました。

 ちなみに言い忘れましたが、ピンを抜き差しする際は5速にシフトを入れておくと少し叩きやすくなります。
7
ピンの抜き差し時は夢中になっていたので、写真は平行ピンを打ち込んでいる最後の段階です。

 この平行ピンの抜き差しが肝だとの情報でしたが、私の場合、排気管が邪魔になった以外は、そんなに苦になりませんでした。手が入りにくい・叩きにくいといった所は排気管をはずす、あるいは弛められればもっと簡単だと思います。
8
スプリングピン・平行ピンが適正に打ち込まれたら、シフトレバー側の接続を合わせボルトナットで締め付けます。

 シフトリンクをはずしたついでに、このあとシフトリンクブッシュの交換を行います。

 もちろんシフトのグラグラ感は全くなくなり、節度のある固さとカッチリしたシフト感は、中古品でありながら新車の感覚です。これが傷んでる車両には絶対オススメです。

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