H4Fog　配光分布/比較テスト(PIAA200mm　H4バルブタイプ)

・PIAA フォグ/ドライビング レンズ径200mm
・PIAA H4バルブ 高効率80w/75w相当イオンバルブ(Lowは黄色Hiは白のイオンコート有り)
※しかし、高効率と言っても所詮ノーマルバルブの明るさ。
現在は55wHID/H4(中華)をヘッド、補助灯ともに使用中。
細い山道や雪ではたいへん重宝してます。
レビューは光軸とレンズカットのラインのみ参考にしてください。
●Fog/Low(フォグ)
テスト時、ノーマルヘッドライトと同等のバルブを補助灯に使用。当然広角なフォグは、この時点で単独使用には暗いです。
しかし、範囲は広くやはり霧でのコーナーリングランプとして効果を発揮するでしょう。
カットはまあ、きれいで一般道路での使用も可でした。

現在、FETの100w/140wを使用、実使用に耐える明るさです。
ヘッドライトLowとフォグLowの光軸(カット)は揃えてあり、同時点灯で他車と遜色ないレベルになりました。

●Hed/Low

純正ヘッドライトの方がカットが綺麗ではっきりしています。路肩側(左の持ち上がり配光)が綺麗に出ています。

将来、このレンズでHIDを入れてみたいですが、未だ値段と品質のバランスが難しいところです。

●Fog/Hi(ドライビング)

ヘッドハイより範囲も広く、センター付近が多少明るく感じます。
奥側の明るい部分が更に奥の暗い部分に光軸調整を出来ると本来の機能を発揮出来るのだと思います。
しかし、Low側幻惑防止の関係で到達距離を変える事は無理です。
競技専用に配光した場合は、Low/霧灯・Hi/ドライビングとして機能するでしょう。

イオンバルブの為、ローの黄色かぶりが有りますが明るいです。

●４灯/Hi

さすがに明るいですが、これは山での話。
このような道ではハイスピードでも遠く迄見渡せて、視認性は抜群でした。
Fogのローで光軸調整をするとハイ側が幾分低いように感じました。(漏れを心配して少し低めにし、純正ヘッドを合せています)
センターの遠方を照らす部分があまり無いようなので、今後取りつけ予定のスポットで補うと完璧なのではないでしょうか。

一般道(市街地走行)では、Hi/140wでまあ明るい程度。
Low/100w+Low/Hedで普通位でした。
(HIDには完全負けてます。)

Fog/Low

やはり、こう言う場所では横まで良く見えて、霧のタイトコーナーでは良いのではないのでしょうか。

Fog/Hi

配光はフォグの範囲を少し狭くして、上方も照らす感じです。
厳密にはドライビングランプより範囲が広く、近距離が対象になりそうな感じ。

●４灯/Low

他車のいない山間部では充分効果を発揮しています。
ただし、対向車や街路灯などが邪魔をするので光量アップは必須でしょう。

現在バルブを大きくして二灯でLowを使っていますが、一般道では他車と遜色ない程度に明るくなりました。

●４灯/Hi

光量、配光共に満足なレベルでした。
この場所では細く曲がりくねったコースでスピードが出ないので使い勝手は発揮出来てないです。

結果として、光量的に単独で山間部を走る場合充分ですが、対向車や市街地での使用は光量アップが望まれます。