調整式テンションロッドに交換
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
愛車は購入時から直進性に問題があり、左に流れる症状があった。
テンションロッドブッシュ、ロアアームブッシュを交換して、少し「まし」になったこと思ったが、根本的には改善されなかった。
オリジナル状態だとトーイン調整しかできないので、テンションロッドを調整式に交換し、キャスター調整で修正することにした。
まず、ジャッキアップしてリジットラックをかけ、ナックルとロアアームを固定するナット(11/16)を外す。
2
ボールジョイントセパレーターで勘合を外す。
ハンマーでショックを与えながら、セパレーターのネジをねじ込む。
セパレーターのネジ部分には、グリスを塗布しておかないとネジ山を傷めるので注意が必要である。これを知らない人が結構いるようだ。
このセパレーターは、miniを購入してからとても出番が多い。BMWのときは、ナットの締め付けトルクがminiの2倍以上なので、相当に締めこまないと外れないし、外れるときの「バン」という音も半端ではない。miniは簡単に外れてくれるので、とっても楽である。
3
まずは、調整式ロッドを純正ロッドとを並べてみる。太さがずいぶんと違い、調整式は頑丈そうである。ブッシュを差し込む部分のシャフトも数mm長いので、新品ブッシュを取り付けるときに、ナットをかけやすそうだ。
4
純正ロッドのブッシュ受け部分からロアアームへの固定ネジ穴までの長さを測ると、368mmだった。
まずは、調整式ロッドも全く同じ長さにセットする。
5
左右とも純正ロッドと同じ長さにして取り付ける。
ロアアームとの取り付けボルトナットは1/2で、締め付けトルクは26Nm。
ブッシュのあるサブフレーム側は30Nmだ。
6
純正ロッドと同じ長さで試走すると、当然ながらハンドリングに全く変化はなく、かなり左に流される。
調整式ロッドをどのくらい回したかが分かるよう、ペイントで何箇所かマークをしておく。私は上側に白、180度反対側にはグリーンのタッチアップペイントを目印につけておいた。
7
左に流れるので、左のロッドを短くしてキャスター角を大きくし、右を同じだけ長くしてキャスター角を減らすことにする。
まずは左を1回転ねじ込み、右を1回転分長くして試走すると、左流れはかなり少なくなり、症状は半分くらいになった。そこでもう1回転ずつ調整してみると、症状は全く出なくなり、直進するようになった。
8
最後にトーインを調整する。今回はタイヤ接地部の前と後ろのトレッド面に、地面から150mmの高さにチョークで印をつけ、長さをメジャーで計測してみる。結構なトーアウトになっていたので、タイロッドで調整した。実際にはジャッキアップ、調整、試走、計測を何度も繰り返すので、とても時間と手間がかかる。
結果、真っ直ぐに走るようになって満足である。
しかし、今日だけで何度ジャッキアップしただろう?明日の筋肉痛は確実である。
安城のカーランド・バーデンに、ドライブオンタイプのアライメントテスターB-DYNAがあり、時々9,800円キャンペーンをしているので、そのときにアライメント調整をしておこう。
[PR]Yahoo!ショッピング
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク