スロットルボディとISCVの清掃

　本来のアイドリング回転数は750rpm/mなのだが、1,200rpm/mから下がらないことが時々あるので、スロットルボディとISCV（アイドル・スピード・コントロール・バルブ）の清掃を行った。

　インテークホースを外し、スロットルボディに接続されているハーネスとホース、スロットルケーブルを外す。スロットルボディを固定している10mmのボルト2個とナット2個を外すと、スロットルボディが外れる。

　下部に接続されている2本のホースは、冷却水のホースで、これも外すとスロットルボディを取り出すことができる。

取り外したスロットルボディをサージタンク側から見たところ。スロットルバタフライの周囲には、若干のカーボン付着があるが、比較的きれいであった。

取り外したスロットルボディをインテークパイプ側から見たところ。こちらも汚れは少ないようである。

スロットルボディから、ISCV（アイドル・スピード・コントロール・バルブ）を取り外す。4本のプラスビスで固定されているが、非常に固く締まっている。ミラジーノでの経験を元に、ネジ山をなめないよう、ドライバーを強く押さえながら緩める。

ISCVを分離したところ。カーボンの付着は少ないようだ。

スロットルバタフライ付近をきれいにしたところ。シャフトの近くに、簡単には落ちないカーボンの塊が堆積していた。ブラシとクリーナーできれいにした。

ISCVのカーボン付着の様子。ロータリーバルブに、カーボンの堆積が認められる。この動きが阻害されてアイドリングが下がらない可能性がある。

汚れを落とて、ロータリーバルブの動きに引っ掛かりがないかを確認し、CRC-556をひと吹きして元通りに組み立てる。分解の逆の手順で組み立てる。今回は、ガスケットの交換はしなかった。エンジンを掛け、正常に動作することを確認して作業は完了である。

　その後、アイドリングは750rpm/mに安定するようになり、問題が解決された。